概要
世界三大瀑布の1つ。残りはビクトリアの滝とイグアスの滝。エンジェルフォールは落差最大だが入れないことが多いとされる。
五大湖のうち東側のエリー湖からオンタリオ湖を結ぶ「ナイアガラ川」にある滝。「ゴート島」によってカナダ側とアメリカ側の2つに川が分かれており、それぞれ崖を下る地点にある滝が「カナダ滝」「アメリカ滝」と呼ばれている。圧倒的に長い横幅で知られており、カナダ滝は675m、アメリカ滝は330mある。ただしこれでも三大瀑布では最短であり、残り2つは1700m(ビクトリア)、2700m(イグアス)。
これ以外にも「ブライダルベール滝」と呼ばれる小さな滝がある。「小さな」とは言ってもカナダ滝やアメリカ滝と比べての話であり、横幅は15mほどと、その辺の滝と比べたら大きい部類なのだが…。
周辺には街が広がっている。特に大自然の中にあるというわけではなく、世界遺産にも登録されていないが、美しい景観であることからアメリカで最初に州立公園に指定された。夜中には色鮮やかにライトアップされる。
滝の左右両側には都市があり、どちらも同じ名前の「ナイアガラ・フォールズ市」となっている。カナダ側(オンタリオ州、約8万2千人)は観光都市としての発展がめざましく、カジノやホテルが多く「カナダのラスベガス」と呼ばれる。新婚旅行で訪れる人も多く「ハネムーンシティ」と呼ばれるほど。
アメリカ側(ニューヨーク州、約5万人)はどちらかというと水力発電を利用した工業都市としての性格が強かったが、近年では工場の移出の影響もあり、カナダ側と同様に観光開発に力を入れつつある。
ちなみに花火では川などに導火線・焔管をかけ、点火して焔管から火の粉を一斉に落とす種類のものがあり、その様子がナイアガラの滝と似ていることから「ナイアガラ」と呼ばれている。
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関連項目
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