ナタリア・カミンスキーとは、『Fate/Zero』の登場人物である。
概要
組織に属さず、報奨金を目当てに『封印指定』の魔術師を狩るフリーランスの"狩人"。本人曰く「封印指定の執行者」。『何があろうと手段を選ばず生き残る』ことを信条としている。
アリマゴ島の惨劇の折、少年の切嗣をその地獄絵図から連れ出した命の恩人。状況の説明を行い、その後"やり遂げた" 切嗣を島から連れ出す。
続く数年の歳月、切嗣の決意に応じて魔術、追跡術、暗殺術、兵器の取り扱いとハンターに必要な様々な"手段"を叩き込み、切嗣にとっての師であり相棒として過ごす。厳しく接していたが当の切嗣には母親(兼父親)のように慕われていた。
ちなみに、切嗣の切り札として登場することになる『起源弾』は彼女が切嗣から摘出した第十二肋骨を砕いて作ったものである。
先祖にサキュバスを持ち、吸精によって魔力を貯蔵しブーストする能力を持つ。切嗣にもセクハラを行っていたが手は出していない。理由は異性として惹かれていたからだとか。まったく、よくモテる外道である。
『魔蜂使い』オッド・ボルザークを追って旅客機に乗り込んで暗殺するも、旅客機は『死徒蜂』によってナタリア以外の乗員全てが屍食鬼と化した空飛ぶ死都となる。ナタリアは諦めることなく旅客機の着陸を試みるが、彼女が生き残ることによって空港に屍食鬼が解き放たれ、災厄が拡大するという最悪の事態を阻止すべく、切嗣の放ったミサイルによって旅客機は撃墜。ナタリアは無線で"息子"と長閑な会話を交わした直後、海上でその命を散らした。
原作小説においては切嗣が自分を殺そうとしているとは夢にも思っておらず、その最後の描写も無かったが、TVアニメでは爆炎に包まれるコクピットで笑みを浮かべるカットがある。切嗣が彼女を理解していたように、ナタリアも"息子"のことを理解していたのだろうか・・・
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