ナノプシャン(Nanoputian)とは、人間のような形をしている芳香族化合物である。
概要
ナノプシャンは、子どもたちにナノテクノロジーの世界を知ってもらう化学教育プロジェクトの一環として、2003年に発表された分子種。アメリカ合衆国にあるライス大学のジェームス・ツアー(James M. Tour)教授の研究グループによって合成された。
構造式は右に示す通りで、人間のような形をしている。目にあたる部分は酸素原子である。「ナノプシャン」という名は、10億分の1を表す接頭辞「ナノ(nano-)」と、『ガリバー旅行記』に登場する小人の国(リリパット王国)の住人「リリプシャン(lilliputian)」に由来する。実際にナノプシャンの身長は約2nmほどであるため、まさしくナノメートルスケールの小人である。
構造式から分かるように、ひじ、ひざ、腰が三重結合でできている。人間のように腕や足を曲げることはできないが、単結合部分で自由に回転できる。
頭と体の構造を部分的に変えて、さまざまな小人たちに見立てることもなされている。たとえば、帽子付きの頭をつけてアスリートや学者にしたり、踊っているポーズにしてバレエダンサーにしたり。さらに、さまざまなナノプシャンたちの互いの手をつないでナノプシャンポリマーにすることもできる。
彼らは、我々の生活に直接役立つ物理学的・化学的性質をもつわけではないものの、ナノテクノロジーに興味をもってもらうきっかけの一つとなっている。
ナノプシャンの例
関連動画
関連リンク
関連項目
- 科学
- ウッーウッーウマウマ(゚∀゚)
- JOC - 原著論文を掲載した雑誌。
- ユニークな名称の化合物の一覧
- 化合物の一覧
- 6
- 0pt


