ナポレオンフィッシュとは、スズキ目ベラ科に属する魚類である。
概要
メガネモチノウオ | |
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目 | スズキ目 |
科 | ベラ科 |
学名 | Cheilinus undulatus |
英名 | Napoleon fish Humphead wrasse |
正式な和名は「メガネモチノウオ(眼鏡持之魚)」だが、主にマスメディアの影響によりナポレオンフィッシュという別名のほうが広く知られている。いかつい顔と分厚いたらこ唇が特徴の魚。ベラ科最大の魚で、オスの成魚の体長は最大で2mを超えることもある。
メガネモチノウオという和名は、目を通る黒い帯がまるでメガネをかけているように見えることから名付けられた。また、ナポレオンフィッシュという別名は、頭部がナポレオンのかぶっている帽子に似ていることに由来する。英名は「Napoleon fish」の他「頭が膨らんだベラ」の意である「Humphead wrasse」等。沖縄では「ヒロサー」「ヒロシー」等と呼ばれている。
ベラの仲間なので性転換する魚でもあり、メスとして成熟した後に群れの中の大きな個体がオスになる。幼魚は成魚とは異なりとても地味な色をしているが、メガネのような模様は共通している。
独特な風貌から日本でも多くの水族館で飼育されており、高い人気を誇るが、近年は乱獲やサンゴ礁の破壊などで個体数が著しく減少しており、絶滅が危惧されている。
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