ナランチャ・ギルガとは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の登場人物である。
2+2は5だッ! 3×3は8だッ!わかる?オレの概要、君ならわかるよな?
ジョジョの奇妙な冒険・第5部「黄金の風」の登場人物。
ギャング組織「パッショーネ」の構成員で、ブチャラティチームに所属する。
CV:瀧本富士子(黄金の旋風)、三瓶由布子(オールスターバトル)、山下大輝(TVアニメ)
- 生年月日:1983年5月20日生まれ(第5部時点で17歳)
- 身長:164cm
- 好きな本:本は読まない。
- 好きな映画:映画は見ない。
- 好きなテレビ:アニメ「北斗の拳」
- 好きな音楽:「トゥーパック」「スヌープ・ドギー・ドッグ」
- 好きな食べ物:ピッツァ(マルガリータとキノコをトッピングしたもの)、オレンジジュース
- 嫌いなもの:辛い食べ物、液体関係の音(ピチャピチャ、ズルズルッ、など)
- ヒーロー:ブローノ・ブチャラティ
ブチャラティの部下の1人。チームの中では無邪気で子供っぽい部分が目立つ性格をしており、ダンスや音楽を愛好している。その一方で、後述する経緯より学校教育を満足に受けていない事を気にしているため、これについてバカにされたり他人の話題にのぼるとキレてしまいナイフを振り回す(護身用に、肌身離さずナイフを携帯している)。こういった事情のためか、フーゴやジョルノにはしばしば「自分の方が年上である」事を主張する事もあった。
後述する過去の傷からか基本的には他人に心を許さないが、自分が信頼を置いた相手には絶対の忠誠を示す仲間意識の強い一面もある。
幼くして母親を目の病気で失い、父親には愛情を受けず、信じていた親友にも裏切られ強盗の罪を被せられた事で少年院に入れられる。やがて少年院を出る辺りから眼病を患い、「母親と同じように、自分も目の病気で死ぬんだ」と思い込んだナランチャはわずか15歳にして人生に絶望し、出所後も浮浪者となった。
やがてゴミを漁っていたところをフーゴに拾われた後にブチャラティ達に看護を受ける。このお陰で眼の病気も完治し、恩義を感じたナランチャはブチャラティに「自分を仲間に入れてくれ」と懇願するがこれに対してブチャラティは態度を一変して激怒する。しかしこの一件で「ギャングの道に安易に進もうとした(何の関係も無い筈の)自分を、親以上に真剣な態度で叱ってくれた」と感じたナランチャは、ブチャラティ達への恩に報いたい一心でブチャラティに秘密で「試験」を受け合格、晴れて組織へ入団することに。
やがて組織へ加入後はフーゴに教育を受けながらギャングとして生きていくが、ブチャラティが組織(ボス)を裏切ると父親に見捨てられたトリッシュに自らを重ね合わせた事で、自分もブチャラティ達に付いて行く事を決意する。
(この時、恐怖を湛えた表情で「オレに『付いて来い』と命令してくれよ」とブチャラティに告げたが、すぐ後に「それはできない。自分の『歩く道』は自分で決めろ」と返されている)
その後もチーム内ではスタンド能力を利用して周辺の敵を索敵・探知するレーダー役を務めるが、最後はディアボロとの最終決戦でキング・クリムゾンによって全身を鉄格子に串刺しにされ殺害されてしまった。
ラッシュ時の決め台詞は、「ボラボラボラ・・・ ボラーレ・ヴィーア(飛んでいきな)」。
頭脳戦は苦手なので敵との戦闘も力押しで切り抜ける展開も多いが、ホルマジオが尾行しているのに気が付かないうちから「何か嫌な予感がする」と感じ取ったり、トリッシュ自身も自覚していないブチャラティに対するトリッシュの思いに感づくなど、動物的な勘が鋭い。
小説版ストーリー「恥知らずのパープルヘイズ」でもフーゴの回想の中でナランチャが登場するほか、ディアボロとの決戦後にジョルノ達によって約束通り故郷ネアポリスの教会にてナランチャの葬儀が行われ、同時にその教会には「ナランチャ・ギルガ」の名前で組織から多額の寄付が行われたという。
ニコニコ動画でもアバッキオやミスタと同様に、「ナランチャ」と名前のみタグ登録されているケースが多い。
また、関連動画の項で後述するようにナランチャの名前を使った語呂合わせタグも少なからず存在する。
→「ナランチャ」でタグ検索
→「ナランチャ」を含むタグを検索
この…スタンド…! ただメチャクチャ撃ちまくるだけの能力じゃねえッ!
オレを認識しているッ!何らかの方法でオレを見つけて確実に追跡しているッ!
- エアロスミス
【破壊力:B / スピード:B / 射程距離:=数10m / 持続力:C / 精密動作性:E / 成長性:C】 - ナランチャのスタンド。プロペラ戦闘機の形状をしており、発進時はナランチャの腕を滑走路代わりに飛び立つ。
- 空を飛び回り、機銃や爆弾で攻撃を行う。機銃攻撃の殺傷能力はかなりのもので、また射程距離も長い。
- また、周辺の二酸化炭素を検知する能力も持ち、ナランチャが目視できないような場所にスタンドやターゲットがいても機銃で攻撃が可能。気配すら感じさせずに尾行されていたり、姿を消していても、相手が呼吸さえ行っていれば即座に見つけ出す。
二酸化炭素レーダーの精度は任意で調整する事も可能で、カエルやネズミの呼吸まで判別できるほどに精度を上げたこともある。
弱点はレーダー上で標的を丸(●)や点でしか認識できないので狙いを付けにくく(それでもナランチャが直接目視確認している時なら、少し離れた場所の車のガソリンタンクを狙い撃てる程度には精密性が上がる)、周辺を多少なり巻き込んで滅茶苦茶に機銃を撃たないと命中させられない事、そして二酸化炭素が大量に発生する場所(火災現場、人混みの中など)だと特定のターゲットを探し出すのが難しい事である。
特に後者については、ホルマジオやティッツァーノにその弱点を突かれターゲットをロストする危機にも追い込まれた。 - ちなみに飛行機に乗っている搭乗者の名前は「スミス」という。
いつか形兆兄貴のバッド・カンパニーとの共演も見てみたいもんだ。 - スタンド名の由来はアメリカのロックバンド『Aerosmith』から。なおアルマゲドンで知られる同バンドの代表的楽曲「I Don't Want to Miss a Thing」はジャンプでジョジョ5部が連載されていた1998年にリリースされた曲という奇縁がある。
ついでの知識
- 名前の由来はイタリア語の「arancia」、もっと言うとその古形「narancia」からであると推測されている。意味は好物にもある「オレンジ」。ギルガは一般的な姓。
- 当記事の冒頭には「身長:164cm」と記載したが、これは単行本62巻(文庫版だと38巻)に記載されているプロフィールで、ホルマジオとの戦闘中は身長が170.5cmに戻ったと記載されている。どちらが正しいプロフィールなのかは不明だが、仮に双方とも正しいと考えるならば、パッショーネ入団時に身長を164cmと記録されて以降もなお成長中だったのかもしれない、という事か。
- ローマでの最終決戦にて呟いた台詞「オ…オレ…故郷に帰ったら学校行くよ…」という願いがかなう事無くディアボロに殺害されるというさまは、現代のアニメ・ゲーム等における所謂お約束の1つ「死亡フラグ」という概念を世に定着させるのに一役買ったことは間違いない。
- 単独で敵を撃退したホルマジオとの戦闘はともかく、ズッケェロ、プロシュート兄貴、スクアーロ&ティッツァーノ、チョコラータなどなど、ブチャラティチーム全員に襲いかかってくる敵が現れた場合はナランチャが真っ先に敵のスタンド攻撃の被害に遭っている事が多い。速く動く対象を自動攻撃するノトーリアスB・I・Gは仕方がないとして、組織の敵にも索敵能力を警戒されているのだろうか。そして最後はディアボロにも・・・
- チーム新入りのジョルノを除いて、基本的にファミリーネームで名を呼び合っているチーム内で何故かただ一人ナランチャだけがファーストネームで呼ばれている。こちらは愛称のようなものなのかもしれない。
- 単行本51巻の表紙に登場するナランチャのポージングが、「ジョジョ立ち」レベル8としてファンの間で認知されている。
詳細は下記のリンク先を参照して頂くとして、このポーズが何とポージングを維持する長さを競う競技にもなっていたりする。あなたは何分間、このポーズを維持できますか?
1.左手を軽く握ってほっぺに添える
2.右手をピンと伸ばして左腕にクロスさせる(スペシウム光線)
3.左モモを地面に直角に立てる
4.右足を左スネに乗せる(膝ではなくスネ。要注意)
5.両足のつま先は天に
6.口を尖がらせる
参考→「ジョジョ立ち教室」、「ジョジョの奇妙な大運動会」
オレ、故郷に帰ったら… ニコニコの会員になるよ…
「プレミアムじゃねぇのか」ってバカにされんのも、結構いいかもな…
そこのテメー オレの「イラスト」をクリップしたなッ!
おめーだよっ おめぇ~ 髪の長いオメーに言ってんだぜ オレはよォ~ッ
コミュニティィィィィィィィィ!入るよッ!オレも入るッ!入るんだよォーッ!!
ボラボラボラ… ボラーレ・ヴィーア!(関連項目へ飛んで行きな)
- ジョジョの奇妙な冒険
- 黄金の風
- ド低脳 / クサレ脳ミソ
- ド低能がァーーッ
- こいつにスパゲティを食わしてやりたいんですがかまいませんね!!
- 見ていない!オレは見てないぞ なあーんにも見てないッ!
- 水着はビキニなんだ!オレの下はスタンド!だ。
- ボラーレ・ヴィーア
- オ…オレ…故郷に帰ったら学校行くよ…
- あまりにも…あっけなさ……すぎる………
- ブチャラティチーム
- トリッシュ・ウナ
- ホルマジオ
- 死亡フラグ
- ギャングダンス
- ジョジョの奇妙な冒険 関連項目一覧
- さよナランチャ
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