ナルト走りとは、漫画・アニメ『NARUTO』の忍者たちに見られる走り方である。
別名「荒木走り」「エイリア走り」等々。
概要
公式でこれが「ナルト走り」と呼ばれているわけではなく、特に作中で名前が付けられて呼ばれているわけでもないが、NARUTOに登場する忍者は移動の際にほとんどこのような走り方をしている。言葉で書くなら、「前のめりになり、左右の腕を後ろに伸ばして振ることなく、顔を進行方向に向けて走る」というものになる。気を抜くと腕を振ってしまうので注意。
なぜNARUTOの忍者たちがこの走り方を多用しているかは不明。実際の忍者の走り方も類似したものであったと言われているが、忍者の走り方に関する当時の史料は確認されていない。実際の忍者の走り方については詳しくは記事「忍者走り」を参照。
一説には、アニメを作る際に腕を振る動きを最小限に留めることで作画の負担を減らす、という噂もあるが真相は闇の中である。
現実において
『NARUTO』は海外においても人気があり、それに比例してナルト走りもファンに知れ渡っている。
2017年ごろからアメリカを中心に大勢でナルト走りをするイベントが行われるようになった。特に有名になったのはNARUTO18周年を祝ってトランプタワー周辺で行われた以下のもの。
2019年7月には、ナルト走りでエリア51に突入するイベントなるものが企画された。このイベントはジョークであったのだが、140万人以上が参加を表明し、大いに話題となった。
【7月17日 AFP】米ネバダ州にある米空軍の極秘基地「エリア51(Area 51)」に集団で突入し、宇宙人の存在を確かめようというイベントがフェイスブック(Facebook)上で企画され、16日時点で130万人以上が参加の意思を示している。
(略)
バーンズさんはフェイスブックのページに「こんにちは米政府、これはジョークだ、実際にこの計画を行うつもりはない」「面白いだろうと思っただけなんだけど、ネット上でちょっとした厄介ごとにも見舞われている」と投稿している。
AFPBB News「ナルト走りでエリア51に突入し宇宙人の存在確認、FBイベントに130万人参加表明」(2019/07/17)
だが、現実でナルト走りをやろうとすると不自然な動きで身体が逆に疲れるだけでなく、転んだ時に受け身が間に合わず顔面から地面に激突する危険もあるため、くれぐれも注意するべし。
他作品での使用
この走法はNARUTOに限らず、他作品でも異なる通称で使用されている。
また、以下のほかに、則巻アラレ(Dr.スランプ)や竈門禰豆子(鬼滅の刃)など、ナルト走りほど前のめりではないが、両手を広げた走り方をするキャラクターもいる。
荒木走り
日本アニメ界の立役者の一人である荒木伸吾は、車田正美の作品『聖闘士星矢』のアニメを手掛ける際にこの走法を取り入れ多用していたため、ファンの間では「荒木走り」の呼び名が浸透している。いわば、荒木走りがナルト走りの源流とも言える。
エイリア走り
メディアミックス作品『イナズマイレブン』に登場する敵勢力「エイリア学園」の宇宙人(実際は特殊な力で強化された人間)たちは全員ナルト走りと同じ走法をしているため、ファンの間では「エイリア走り」と呼ばれることが多い。作中ではエイリア学園が顕著であるが、それ以外の選手たちも同様の走法を使用することがある。
関連動画
関連静画
関連項目
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