基本データ | |
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正式名称 | ニウエ Niue |
国旗 | ※クリックで原寸大表示 |
国歌 | Ko e Iki he Lagi |
公用語 | 英語、ニウエ語 |
首都 | アロフィ |
面積 | 260km2 |
人口 | 1229人 |
通貨 | ニュージーランド・ドル(NZD) |
ニウエ (Niue) は、南緯19度、西経169度、ニュージーランドの北北東2300kmの南太平洋上に浮かぶ島国である。西にはトンガ、北西にはサモアがある。
概要
世界最大の珊瑚礁の島であるニウエ島を領土とする単島国家。島の面積は260km2で、日本の奄美群島にある徳之島よりやや大きい。高い断崖に縁取られた台地状の地形で、山や湖は無い。
1974年に憲法を制定し独立したが、ニュージーランドと自由連合という関係にあり、外交と防衛を委任している。ニウエの国民は同時にニュージーランドの市民権を持つ。国際連合の正式加盟国では無いものの、国連からは独立国として見做されている。
日本政府は国際社会において日本の立場を支持するミクロネシア、メラネシア、ポリネシアの国々からなる太平洋島嶼国との関係を重視しており、3年に一度日本で開催される太平洋・島サミット(PALM)にはニウエの首脳も招かれる。2012年には当時の野田佳彦内閣総理大臣と第6回サミットの為来日中のニウエのトケ・トゥフキア・タランギ首相との間で二国間会談が行われた。
2015年には日本も国家承認する事を閣議決定し、外交関係を樹立した。
主な産業としては農業があるが、農地も水も足りない上にサイクロン(台風)の通り道である為に経済発展を支えるには至っていない。
"国民消滅"の危機?
ニウエの国土は海抜が低い環礁ではなく隆起珊瑚礁(陸地の隆起により海面に現れた珊瑚礁)であるため海面からは数十メートルほどの高さがあり、ツバルやキリバスといった国々のように海面上昇による国土消滅の危機には晒されていない。しかし、1974年のニュージーランドとの自由連合締結によって国民がニュージーランドの市民権を得たため、これといった産業のないニウエからは人口の流出が顕著になり、1960年代には5000人を超えていた人口が2013年現在1500人を割るほどに激減している。
関連動画
関連項目
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