概要
新潮社『くらげバンチ』で2023年11月7日から配信されている過去と現在が交差するホラー漫画。
1999年の日本を舞台に、霊感を持つカメラマンと三流オカルトライターが様々な土地に赴いて怪異に巻き込まれてゆく様を回顧録として描く。
古今東西のオカルトを組み合わせてアレンジし、それらがオムニバス形式で展開される。
ストーリー構成と味のあるキャラクター、ゾワゾワするクオリティの高いホラー描写、キチンと設定された怪異の理屈などが高評価を得ており、「次にくるマンガ大賞2024」Webマンガ部門にノミネートされた。
「ありゃあ ニクバミホネギシミだ」
ノストラダムスの大予言に沸く1999年。
三流オカルト雑誌に記事を寄せる犬吠埼しおいは、霊感のあるカメラマン・浅間博鷹を引き連れ、各地で奇妙な事件の取材を行っていた。
時は流れ2023年。
浅間の元にしおいの甥を名乗る若潮総一郎が訪ねて来る。
人とは思えない顔をして亡くなったしおいの死の真相を知ろうとする若潮に対し、浅間はしおいとともに体験した、禁忌に触れる怪奇譚を語りだす。
主な登場人物
- 浅間博鷹
- 物心ついた頃から霊感があるカメラマン。顔色が悪く頬はこけているなど不健康そう。血筋ゆえか霊が視え知識も豊富だが特段強くはない。陰気だが老婆心が強いなど根はやさしい。1960年5月4日生まれで初登場時は38歳。身長179cm。2023年現在は除霊師をしている。妹がいたようだが……
- 犬吠埼しおい
- 好奇心が強い三流オカルト雑誌『月刊奇怪』のライター。ツリ目で短眉の巨乳。1973年7月13日生まれで初登場時は25歳。身長163cm。若くして惨たらしい死を遂げる。
- 若潮総一郎
- 『月刊奇怪NEO』でライターを務めるしおいの甥。叔母の死の真相を知るため、同じくオカルトライターとなり、その痕跡を辿る。しおいの葬式で親族が口にしていた「ニクバミホネギシミ」という言葉を覚えており、重要な手掛かりだと思っている。
- 火野青芳
- 除霊師としても活躍する火野人形館の館長。初登場時40歳。浅間とは遠縁の親戚で、彼から苦手意識を持たれている。
- 三駄つるぎ
- 火野人形館の従業員。初登場時20歳。2023年現在は火野人形館の館長となっている。
- 駒千隼
- 『月刊奇怪NEO』の編集長。かつて浅間としおいに助けられたことがある。母と姉を海で亡くしている。
関連静画
関連リンク
関連項目
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