ニコニコ超会議2018 超歌舞伎とは、ニコニコ超会議2018のブースのひとつである。
概要
中村獅童と初音ミク、伝統芸能と最新技術がコラボレーションして上演される歌舞伎のステージ。ニコニコ超会議2016から毎年、幕張メッセのイベントホール開催されて今回で3回目。ブース協賛はNTT。
今年の演目名は「積思花顔競 ～祝春超歌舞伎賑～」と書き、「つもるおもいはなのかおみせ ～またくるはるちょうかぶきのにぎわい～」と読む。今回の超歌舞伎のために作られた新作の演目である。また、今回の演目に使用されるテーマソングは「天樂」である。このため、鏡音リンも出演予定。
歌舞伎ファンにはおなじみにの顔見世舞踊『積恋雪関扉（つもるこいゆきのせきのと）』に着想を得た演目で、主演の2人は共に一人二役に挑戦する。中村獅童は超歌舞伎で初の悪人役の惟喬親王（これたかしんのう）と、これに敵対する良岑安貞（よしみねやすさだ）の2人を演じ分ける。初音ミクは安貞の許嫁である小野初音（おののはつね）と白鷺の精霊の2役を演じ分ける。
また今回の超歌舞伎では、冒頭に『お祭り』をもとにした超所作事（ちょうしょさごと）『祝春超歌舞伎賑』も上映され、超歌舞伎3年目の春と昨年の超歌舞伎のあとに病気休養をした中村獅童がこのステージに帰ってくることを祝い寿（ことほ）ぐ予定。
相関図
あらすじ（公式サイトより引用）
発端：洛北桟敷ヶ獄惟喬親王御陵の場
皇位継承の争いに敗れて世を去った惟喬親王。だがその乳母の磐萩の局(いわはぎのつぼね)と家臣の秦大膳(はたのだいぜん)たちが惟喬の大望(たいもう)を成就させようと、魔王に千日祈願した末に、ついに惟喬親王がありし日の姿で甦る。だがあくまでも実体のない惟喬は、三種の神器である八咫の鏡(やたのかがみ)にその姿を映すと、もとの白骨に戻るということを磐萩の局が告げる。
第一場：洛中良岑安貞館の場
幼い頃から許嫁の仲である良岑安貞と小野初音姫。ところが安貞の前に惟喬の家臣である秦大膳が現れ、婚約を破談にし、初音姫を惟喬親王の后として差し出すように命じる。否応なく初音姫を差し出すことを決意する安貞は口惜しげな面持ちで、大膳を見送るのであった。
第二場：洛南羅生門の場
都の外れ羅生門に潜む惟喬親王が、京の都を一望しているところへ、小野初音姫が現れる。そしてお互いの姿をみとめたふたりはその場で対峙する。
第三場：大内裏塀外の場
一度は惟喬親王の命に従うと見せた安貞であったが、闇にまぎれて初音姫を救おうと大内裏(だいだいり)へと向かう。この動きを察知した秦大膳は、安貞の計略の裏をかいて、これを討ち取ろうとする。
第四場：大内裏後宮の場
自らの計略どおり、安貞に瀕死の重傷を負わせた秦大膳は、安貞に八咫の鏡を盗み出したことを語り、その目の前で鏡を破壊してみせる。無念の体の安貞は最後の力をふり絞り、大膳を討ち果たすものの、ついに息絶えてしまう。ここへ後宮に囚われていた初音姫が駆けつけ、安貞の思いを受け継ぎ、惟喬の陰謀を防ごうとする。だが磐萩の局の放った矢で初音姫は射殺されてしまう。こうして邪魔者が居なくなるところ、天から白鷺が飛来し、磐萩の局に襲いかかる。実はこの白鷺はかつて安貞がその命を救った神の使いの白鷺であり、その恩返しのために、安貞と初音姫の危機を救おうとやって来たのであった。しかしその時に間に合わず、白鷺の精霊は涙にくれる。だが白鷺は気を取り直し、八咫の鏡の破片を持って、惟喬親王を退治しようと、そのもとへ向かっていく。
大詰：大内裏奥庭の場
やがて白鷺の精霊は、小野初音姫に姿を変えて大内裏の奥庭に現れる。そこへ奥庭の庭守に姿を変えている惟喬親王が姿を見せる。初音姫の姿の白鷺の精霊は、庭守に恋をしたと偽って、惟喬に近づこうとする。これを察した惟喬親王は、初音姫が偽者であることを見破り、その正体をあかせと迫る。そして互いに正体をあらわした惟喬親王と白鷺の精霊は闘い始め……。
見どころ
超歌舞伎の見どころは何と言っても「伝統芸能」と「最新技術」の融合。今回の超歌舞伎もNTT協力のもと様々な新技術が導入されている。
入場券
超歌舞伎はニコニコ超会議2018の入場券をお持ちの方ならどなたでも観覧することができますが、より近くで楽しみたい方や確実に席を確保したい方向けに超歌舞伎 指定座席付入場券を販売しています。
なお、現在は予定枚数を終了したため完売となっています。超歌舞伎を見たい方は、一般入場券をお買い求めください。
超歌舞伎 指定座席付入場券
| 日にち | 時間 | 価格 | 販売場所 | |
|---|---|---|---|---|
| 4月28日（土） | 1部 13:00～ | 4,000円 | イープラス |
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| 2部 16:00～ | ||||
| 4月29日（日） | 1部 13:00～ | |||
| 2部 16:00～ |
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関連項目
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