ニッサ・レヴェインとは、トレーディングカードゲーム『Magic: The Gathering』の登場人物だゾ☆
概要だゾ☆
ニッサ・レヴェインは自分の緑の魔法を、自らの民を集めてその力を強化するために使っています。しかし、彼女は最近になってひそかに黒マナを操り始めています。彼女はそれがエルフたちを多々し居場所へ導くのに必要だと感じているのです。
厳格で美しいニッサ・レヴェインは、誇り高く無慈悲な自然魔道士です。彼女は自らの民であるエルフが、多元宇宙のたくさんある次元を仕切るべき真の継承者であることを証明しようとしています。しかし、ニッサは言葉よりも行動を好み、彼女がエルフの仲間を召喚する術の使い手であることで、その刃と矢は言葉の代わりをしてくれるのです。
ニッサはゼンディカーの生まれで、彼女の種族はどんどん獰猛になっていく生態系との生き残りの戦いを続けています。ゼンディカーのエルフは多くの大陸に広がっていて、その中でニッサはジョラーガと呼ばれる大規模な一族を率いています。この凶暴な次元では、誰も弱みを持ったままでいることはできません。そしてニッサも、他人の弱みを軽蔑しています。
彼女は他の次元を渡る旅の中で、エルフが繁栄し、あるいは陽の光まぶしいローウィンのように支配者である世界を見てきました。そこで彼女が出会ったエルフは、生命の魔法とその影の両方を用い、自然界の頂点としての役割を存分に担っていたのです。この出会いで、ニッサは秘密裏に黒マナを使う術を手に入れ、それを自らのエルフへの教示への補完に使ってきました。
そして、ニッサは自分たちのエルフを守るために、あらゆる魔法を使う必要に駆られています。ゼンディカーはどんどん奇妙な姿となり、そこの住人に向ける敵意も激しいものになっています。エルフを次元の支配者とするニッサの使命は、ゼンディカーの凶暴な地勢の中でどんどん厳しくなるエルフの生き残りをかけた戦いのために、一時脇に追いやられている状態です。
(旧WotC公式サイトより)
ニッサ・レヴェインは強力なエレメンタルを召喚し、自然の世界とそこに住まうクリーチャーを守るために生命と土地を供給する緑の魔法を操ります。
ニッサ・レヴェインはゼンディカーで生まれました。好戦的なジョラーガのエルフだったころ、ニッサ・レヴェインは精霊術士とドルイドとしての根源に戻るべく、彼女の部族の古いやり方を離れました。
彼女は、自身の力が生命を安全に繁栄させるものであるならば、多元宇宙がそれを求めていることを知ります。エルドラージの巨人たちのような次元を揺るがす大災害が、彼女にこの新たな理解をもたらしました。<そして今、強力なプレインズウォーカーとして、彼女は自身の魔法を彼女が愛するものへと警告し、保護し、守るために使わなければなりません。
(Wotc公式サイトより)
ストーリーでの活躍だゾ☆
ゼンディカーブロック以前
ニッサはゼンディカーという秘密と危険がいっぱいの次元に生まれたんだゾ☆
ロリロリだった頃にプレインズウォーカーとして目覚めたんだけどそれによって生まれた好奇心を部族の皆に嫉妬されてジャングルの中に置き去りにされてしまったんだゾ…
その後色々な次元を回ってローウィンのエルフから黒マナの使い方を学んだんだゾ☆でも自然の少ないラヴニカやミラディンにはいい思い出はないんだゾ。
この頃のお話は2015年7月からの「マジック・オリジン」で詳しく語られる可能性が高いんだゾ。みんな要チェックだゾ☆
ゼンディカーブロック
ゼンディカーに戻ってエルフの集落に身を落ち着けていた所になんかキモいバケモノが襲ってきたんだゾ。
殺されそうになったんだけどそこに謎のイケメンが現れて助けてくれたんだゾ。やっぱり美女のところには美男も寄ってくるんだゾ☆
その後ソリンっていう名前だったイケメンとアノワンっていう吸血鬼の学者さんと「ウギンの目」という所に行くことになったんだゾ。どうやらあのキモいのはこの次元に封印されているエルドラージっていうのの落とし子でこのままだと封印が解けエルドラージ本体が解放されて大変なことになるらしいんだゾ。
でも旅の途中でニッサは「エルドラージを開放しなきゃ」って思ったんだゾ。だってエルドラージが封印されてるせいでゼンディカーは自然が荒ぶる危険な次元になっちゃってるんだゾ。大丈夫、開放したらエルドラージはきっと他の次元に行ってくれてゼンディカーは平和になるんだゾ☆
という訳でニッサの手で最後の封印を壊したんだけどなんとエルドラージはゼンディカーに居座っちゃったんだゾ!?プレインズウォーカーだったイケメンもどっかに去ってしまったんだゾ…
こんな筈じゃなかったんだゾ…
Uncharted Realms:世界を目覚めさせるもの、ニッサ
結局伝説のエルドラージの一体、ウラモグはゼンディカーに居座って奴の眷属のエルドラージ達が大暴れしているんだゾ。ニッサは故郷に戻って応戦したんだけど力足らず故郷は壊滅しちゃったんだゾ…
ニッサもまた死にかけたんだけど人間に助けられたんだゾ。その人間もエルドラージ、いや、ニッサのせいで故郷を滅ぼされたんだゾ。ゴメンだぞ…
その後他の種族の人達と行動するにつれて種族を超えて協力することの大切さを学んだニッサは大地の力を借りてエルドラージの一体をブチのめして皆を助けることができたんだゾ☆
過去の過ちへの罪の意識はまだ残ってるゾ。でもニッサは皆と力を合わせてエルドラージと戦うんだゾ!
カードとしてのニッサ・レヴェインだゾ☆
ニッサ・レヴェインとしてデザインされているカードは、2015年3月現在で2枚存在するゾ。
パーマネント・タイプは当然プレインズウォーカーだゾ☆
Nissa Revane / ニッサ・レヴェイン (2)(緑)(緑)
プレインズウォーカー — ニッサ(Nissa)
[+1]:あなたのライブラリーから《ニッサに選ばれし者/Nissa's Chosen》という名前のカードを1枚探し、それを戦場に出す。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
[+1]:あなたは、あなたがコントロールするエルフ(Elf)1つにつき2点のライフを得る。
[-7]:あなたのライブラリーから望む数のエルフ・クリーチャー・カードを探し、それらを戦場に出す。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
2
MTG Wikiより引用
プラス能力を2つ持つプレインズウォーカーなんだゾ。こういうプレインズウォーカーは他に《遍歴の騎士、エルズペス》と《英雄の導師、アジャニ》がいるゾ。
1つ目のプラス能力はカードをサーチし、戦場に出す能力だゾ☆
《ニッサに選ばれし者》は(緑)(緑)で2/3、死亡時にライブラリーに帰る能力を持つエルフ・クリーチャーだゾ。トークンを出す系列の能力として考えると結構な大きさだゾっ!
ガラクは野生に帰ればいいゾ。
最大で4人までしか呼べないところと、自分のドローで《ニッサに選ばれし者》を引くと残念な気持ちになるところは気にしちゃダメだゾ☆
2つ目のプラス能力はライフ回復だゾ。エルフ1体につき2点…ってと思うかもしれないけど、エルフ主体のデッキは2,3ターンで大量のエルフが出るんだゾ☆8点、10点回復なんて当たり前だゾっ☆
この2つの能力で忠誠度を貯めて、大マイナス能力を使えば次のターン相手は死んでるゾ☆
《審判の日》?そんなもの出てこないゾ。
エルフとマナ加速、そして《エルドラージの碑》による強化、回避能力付与で相手を殴り殺す【ニッサフレア】というデッキに用いられた。
しかし、世は大ジャンド時代。忠誠度を1あげても3にしかならず、《稲妻》一発で消滅してしまう脆さに見合うだけの性能を持っていなかったこのカードは一瞬のうちに退場した。
(《エルドラージの碑》のほうは《遍歴の騎士、エルズペス》などと組んで一デッキタイプを築いていった。)
エルフ縛りのせいでエルフデッキにしないと何もできない点や《ニッサに選ばれし者》がパワーカードてんこもりのアラーラ―ゼンディカー期のスタンダードでは普通に引いてしまうと弱すぎたことなどから、《悪鬼の血脈、ティボルト》が登場するまで最弱プレインズウォーカーの座をチャンドラ(特に《燃え立つチャンドラ》)と争うことになってしまった。
Nissa, Worldwaker / 世界を目覚めさせる者、ニッサ (3)(緑)(緑)
プレインズウォーカー — ニッサ(Nissa)
[+1]:あなたがコントロールする土地1つを対象とする。それはトランプルを持つ4/4のエレメンタル(Elemental)・クリーチャーになる。それは土地でもある。
[+1]:森(Forest)を最大4つまで対象とし、それらをアンタップする。
[-7]:あなたのライブラリーから望む数の基本土地カードを探し、それらを戦場に出す。その後、あなたのライブラリーを切り直す。それらの土地はトランプルを持つ4/4のエレメンタル・クリーチャーになる。それらは土地でもある。3
基本セットMagic2015で登場した2枚目のニッサ。
「ゼンディカー」ブロックのストーリー終了後、自らが解放してしまったエルドラージに戦いを挑み続けるニッサを描いている。
1つ目のプラス能力は土地のクリーチャー化。4/4トランプルはプラス能力で登場するクリーチャーとしては極めて強力である。 これを出したからには4-5個は土地を出しているはずなので凄まじい継続戦闘力を発揮する。
2つ目のプラス能力は森のアンタップ。緑単デッキで使用した場合、実質1マナでこのカードを置ける可能性がある。
上のプラス能力でクリーチャー化した土地が森なら、攻撃後にこの能力を使用することで防御に回すこともできる。
大マイナス能力は基本土地の追加+クリーチャー化。単色ではこの能力でほぼすべての土地を出すことができる。ライブラリーから基本土地が消えるため、次ターン以降のドローでは欲しい呪文を引ける確率は大幅に向上する。
大マイナス能力の注意事項として、この能力で出た土地は「クリーチャーでもある」ため次のターンまでタップしてマナを出すことができない点があげられる。(俗にいう「召喚酔い」の影響下であるため)。それからこの能力で出していない土地はクリーチャーではないので、対戦相手ターンで全体クリーチャー破壊を使われても無事である。
クリーチャー化した土地は、普通の土地と分けてあげるのが親切だろう。
強力な能力を持つカードであり、事前レビューの時点での評価も非常に高かった。特に「大型クリーチャーを継続的に出せるクリーチャー・カードではない緑のカード」であり、《生命散らしのゾンビ》[1]に対抗できる点が注目された。発売後も逆風だった緑絡みのデッキをトーナメント環境レベルに復活させるなど大活躍している。
だゾ☆ってなんだよ…
当然だが、MTGの本編ストーリーではこんな口調でしゃべっていない。(そもそも英語だし)
これは公式サイトに掲載された「浅原晃のデッキ構築劇場・プレインズウォーカー人材派遣会社」という一連の記事におけるニッサ(アイドル)の 語尾である。
これが一部MTGプレイヤーに流行して、ニッサ=だゾ☆キャラ扱いをされている。
初登場時の第2回ではそんなにだゾだゾ言ってない。お茶汲みだったからか。
関連項目
以下、外部リンク
- 浅原晃のデッキ構築劇場・プレインズウォーカー人材派遣会社2-追悼デッキビルド
- 浅原晃のデッキ構築劇場・PW人材派遣会社3-リリアナのプロデュース大作戦!
- 浅原晃のデッキ構築劇場・PW人材派遣会社5-イニストラード総選挙!
脚注
- *(1)(黒)(黒)で3/1威嚇を持つゾンビクリーチャー。戦場に出たとき対戦相手の手札を見て緑か白のクリーチャーカードを追放する。
威嚇によって、「黒orアーティファクト・クリーチャー」以外にはブロックされないため、緑(と白)デッキに対しては手札を確認され、切り札を消された上にこいつからの攻撃を止められないという鬼畜性能を発揮する。
普通、この手のカードは特定の色以外のデッキ相手では役立たずなのでサイドボード(3本勝負の2本目以降で使う交換用カードの束)に使われるのだが、「手札を確認できる3/1クリーチャー」というだけで十分及第点だったために、トーナメント環境の主力デッキがこのカードをメインデッキに採用しているという悲惨な事態になっている。
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