ニンジャウォーリアーズとは、昭和62年(1987年)に稼働開始したタイトーのアーケード用アクションゲームである。
後にPCエンジンやメガCD、2017年 9月17日にはアーケードアーカイブスに移植された。
概要
革命派の軍人マルクによって作り出された殺人機械、NINJA(2P側)とKUNOICHI(1P側)を操作し、独裁者の大統領バングラーを暗殺することが目的のゲーム。2人同時プレイが可能。
二人共忍者装束を纏っているが、敵に見つかることを歯牙にもかけず、一切忍ばず真っ只中を突き進んでいく。
同社制作の『ダライアス』に続く3画面筐体で、横長のステージを苦無(使用回数なし・無制限)と手裏剣(使用回数あり)を駆使して敵を倒しながら進んでいく。ステージはスラム街、軍事基地、倉庫、ビル街、下水道、官邸の全6面。敵の攻撃を受けると体力が減り、ゼロになるとゲームオーバーになる。重火器や手裏剣による攻撃を受けると受けた箇所の表皮が剥がれて機械の姿が露出し、その箇所に再び攻撃を受けると受けるダメージが2倍になる。
一見ひたすら敵を苦無で殲滅していくゲームに見えるが、時間制限があり堅い敵も多いのでそれだけでは限界がある。状況によってはガードや無敵時間のある回転ジャンプで猛攻を凌いだり、厄介な相手はスルーしたりしながら進んでいく必要があるだろう。
1面と6面で使用された楽曲『DADDY MULK』は作曲者の小倉久佳(OGR)の代表作であり、ゲーム音楽史上屈指の名曲のひとつと讃えられている。また、当時のタイトーのゲームには多かった後味の悪いEDも語り草となっている。
後にSFCで登場した『ザ・ニンジャウォーリアーズ~アゲイン~』は、一見続編に見えるがストーリー的にはあまり変わらない一種のリメイクとなっている。(開発はナツメ)
こちらは音楽総替え(作曲もZUNTATAではない)、システム一新(手裏剣が無くなった)、操作キャラ追加(性能による差別化もあり)などかなりの手が加えられていてベルトスクロールアクションのようになっているが、ゲームとしての質は非常に高い。難易度は手頃でコンティニュー制限も無いため、近接戦中心になったものの投げからゲージ技まで出来ることが多くなったキャラで襲いかかる敵をなぎ倒す楽しさを味わいたい方にはこちらがオススメである。
後味がより悪くなったEDも必見である。
更に後、PS4 / Nintendo Switchで『ザ・ニンジャウォーリアーズ ワンスアゲイン』が発売された。
こちらは『アゲイン(SFC)』から追加されたカマイタチの他に、ライデンとヤシャがプレイヤーキャラとして新たに追加されている。
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