ニンテンドー3DSとは、任天堂より発売されている家庭用ゲーム機である。
概要
商品名 | ニンテンドー3DS |
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発売日 | 2011年2月26日 |
価格(税別) | 15,000円[1] |
種別と世代 | 携帯型:第7世代 |
カラーバリエーション[2] |
ニンテンドーDSの後継機種で、任天堂が発売する第6世代の携帯ゲーム機である。視差バリア式の液晶を備え裸眼で3D立体視映像のゲームを楽しめるのが最大の特徴である。
見た目こそ従来のDSシリーズから大きくは変化していないが、単に3D機能をつけただけではなく、あらゆる性能が大幅に強化された従来のニンテンドーDSの次世代機である。3Dのためにフルポリゴン2画面分(下画面も合わせて3画面)を処理できる強力な処理能力と、それが映えるだけの解像度の画面を持ち、ジャイロセンサーなど3D以外にも様々な機能が詰め込まれている。尚、従来のDSシリーズに対して後方互換を有しており3DS本体でDSソフトを遊ぶことも可能。
任天堂の家庭用3D立体視ゲーム機としては、1995年発売の横井軍平発案のバーチャルボーイ(VIRTUAL BOY)以来16年振りの第二世代機とも言える。
2012年7月28日にニンテンドー3DSの新たなモデルバリエーションとなる「ニンテンドー3DSLL」を発売。→ニンテンドー3DSLL
2013年10月12日、北米・ヨーロッパで3D立体視機能と折りたたみ機能を廃止した「ニンテンドー2DS」を発売した。日本でもバーチャルコンソールとの抱き合わせで2016年2月27日に発売されたほか、2016年9月15日に単体でも発売した。 →ニンテンドー2DS
2020年9月、3DSシリーズ全ての製造を終了したことが発表された。
強化、変更部分
裸眼立体視
ニンテンドー3DS最大の特徴で、上画面は裸眼による立体視が可能となっている。立体映像の強弱・深度は本体に搭載された3Dボリュームをスライドさせる事により調整が可能で、オブジェクトをより飛び出させたり、奥行き感を強調したりできる。立体視は実際にニンテンドー3DSを触る事でしか体験できず、ニコニコ動画などにアップロードされた動画では確認する事ができないため、ここでは体験した感触・イメージを以下に記す。
- 本当に立体的に見える
- 実機を見たほとんどの人は「本当に立体的に見える」と言う。最適な位置で見ればクロストーク(二重像)もほとんど出ず、ちゃんとした3D映像に見える。たいしたこと無いだろうと思っていた人も、良い意味で予想を裏切られたという。なお、左右の視力が大きく違う場合(いわゆるガチャ目)や斜視、乱視などを持つような場合でも、普通に見るだけである程度立体的に見え、自身の最適位置が分かれば強力な立体感が発生する(個人差があります。店頭で体験できる場合は必ず体験しておきましょう)。
- 奥行き感・箱庭感
- 3Dというと飛び出すものばかり想像しがちであり、実際に3DSも飛び出す表現があるソフトもあるが、より凄いのは奥行き感である。いわく「画面の裏に箱がくっついていてその中を見ている感じ」「まるで小さな窓から、先の世界を見ている雰囲気」「マリオの小さなフィギュアがそこ(画面の中)にあるような感じ」「画面の奥にジオラマが広がってる感じ」等々。3Dボリュームを2Dから3Dにスライドさせていくと、ぐぐぐっと奥行きが深くなっていくのをはっきり感じる。
- 距離感がつかみやすい
- 従来の2D表示のゲームでは「上下左右」の2次元方向の距離感は表現できるものの、「手前・奥」の3次元方向の距離感については表現不可能だった。これはポリゴンを使用した擬似3Dゲームについても同様で、プレイヤーは2Dで表示された空間を見て、脳内で3次元方向の距離感を補正してやる必要があった。今回の3DSでは立体視による「上下左右・手前・奥」の表現が可能となり、脳内補正せずとも自然に3次元空間の把握が可能となった。任天堂もこの事を強くアピールしており、宮本茂氏も「(従来の3Dマリオでは叩きにくかった)空中にあるハテナブロックが簡単に叩けるようになる」と語った。
- 最適視聴位置がちょっと狭い
- ほぼ真正面からなら完全な3D映像に見えるが、左右にずらしたり離れたり近づきすぎたりするとクロストークが発生し、3D効果が無くなりやすい傾向にある(携帯機に先に3Dが実装された理由はここにあるようである)。近視などで無意識に画面を近づける癖がある人は注意、近くで見る場合は3Dレベルを落とすと良い。上下方向の視角については少し余裕があるようで、多少上下にずらしても3D効果は維持されているようだ。
- 2Dよりも疲れる
- 裸眼3Dディスプレイの中では比較的疲れないデバイスであるが、やはり「2Dよりも疲れる」という意見もある。また、慣れないうちは3D液晶から一度視点を外し、再び3D液晶を見ると立体視するためのピント合わせに多少時間がかかる場合がある。上下の画面を行ったり来たりして見るゲームはやや不向きかもしれない。尚、ガチャ目の場合「常人と同様の正しい見方」を強制されるため疲れやすいが、徐々に軽減される。
- 「慣れ」が存在する
- 3D映像を見た際、初めは多少違和感があったり疲れやすかったりする場合も、プレイしていくと徐々に違和感が減り疲れにくくなっていく傾向にある。(恐らく、脳が視差だけがあるという異常な状況に適応し、またその視差を利用して奥行きを補正するという作業に慣れるせいだろうと思われる)無理は禁物だが、初め立体視に多少困惑した場合も3Dの深度を少しづつ上げて馴らしてやると、徐々に3D映像を違和感無く見られるようになる可能性が高い。
- 作品によって効果に差がある
- 立体視は単純に視差をつければいいというものでもないらしく、その効果は作品による差異もかなり大きい。立体視の深度のつけ方自体が作品によって異なる他、立体視の深度自体は浅くても迫力と臨場感を飛躍的にアップしているものもあれば、深度自体は深いのにそうでもないものもある。これについては任天堂、サード共に立体視をさらに活かす手法に苦心しまた模索しているとのことで、今後の見せ方の研究によってさらに立体視の恩恵が大きくなる可能性を秘めている。
グラフィック性能のアップ
従来のDSシリーズに比べて大きくグラフィック性能がアップしている。3DSは液晶サイズあたりのピクセル数が多くなり、ドットピッチが小さくなったため非常に高繊細に表示されている。尚、これまでのDSソフトを表示する場合解像度の関係で拡大かdotbydotのどちらかを選択することになり、前者は若干ぼやけ、後者は画面が小さくなる。もともと、3D映像を処理する際には同じ解像度の2D映像を「右目用」「左目用」の2枚同時で表示する必要があり、従来の倍の処理能力が求められる都合上、処理能力の大幅上昇は必然であったと言える。今回は最低でもPSPより若干荒い程度~ソフトによってはGC・PS2ぐらいのグラフィックに見えるという意見がある(あくまで個人差であるので、直接実機を見て確認して欲しい)。弱点として他機種のゲーム機に比べてムービーやスクリーンショットの画質が悪く感じやすいこと。実機でしか見れない立体視や3DSの画面の構造上、どうしても他の媒体に移すと劣化してしまう。そのため「ムービーやスクリーンショットはイマイチだったのに、実際に遊ぶと凄く綺麗に見える」という意見が非常に多い。
カメラ
外側に2つ搭載されたカメラを使用して3D写真を撮ることができる。3Dカメラがここまで多数世の中にばら撒かれるのは世界初であるとのこと。DSiのものに比べて顔認識機能の性能がアップしており、例えば『nintendogs+cats』の場合だとプレイヤーの顔を傾けると犬も一緒に顔を傾けたり、プレイヤー(飼い主)以外の人が画面に近づくと逃げたり吠えたりする。これならば『ラブプラス』も…→実装されました。
新しい入力・操作方法
「スライドパッド」と呼ばれるアナログスティックを従来の十字キーの位置に搭載している。十字キーはスライドパッドの下部に配置変更された。また、モーションセンサーとジャイロセンサーを新たに搭載した事で本体の動き・傾きなどを感知できるようになった。例えば、『STEEL DIVER』では3DS本体を潜望鏡に見立てて横方向に回転させる事で自機の周囲360°を見渡せたり、『スーパーモンキーボール』では3DSを傾けてキャラクターを転がす操作が可能(これらのセンサーを利用した歩数計機能も搭載)。地味ではあるが、ハード機能としてはゲームボーイカラー以来となる赤外線通信機能も装備されている。
すれちがい通信・いつの間に通信
ニンテンドー3DSではDSで好評を博した「すれちがい通信」が本体の機能として組み込まれた。
- 今まで…
- すれちがい通信をしたいソフトを起動して、すれちがい通信モードにして蓋を閉じて外出する。そのため、すれ違うにはソフトを起動状態にしておかねばならず、同時間にすれちがい通信を行えるのは1本体につき1本のソフトのみである。
- 3DSでは…
- すれちがい通信に関する情報を3DS本体のフラッシュメモリに登録する。3DS本体に登録するので、すれちがい通信をやりたい時もそのソフトを本体に入れたり起動したりする必要はなく、別のソフトで遊んでいたとしても通信が行われる。ソフトを入れず3DSの電源を入れておくだけでOK。3DSには最大12本のすれちがい通信の情報を登録でき、登録した全てのソフトのすれちがい通信を同時に行うことが可能となっている。ただし、この機能が使えるのは3DS専用のゲームソフトのみであり、従来のDSソフトはこれに含まれない。また、従来のDSソフトを3DS本体ですれ違い通信させる場合、本体が自動的にDSモードとなり、その間は3DS関連の通信が機能しない。
また、「いつの間に通信」と呼ばれる機能が追加され、ユーザーが能動的に何かしなくても3DSが自動的に無線LANのアクセスポイントと接続し、様々なデータを受信してくれるようになった。これは「夜中に様々なデータを自動受信して、朝起きて3DSの蓋を開けたらすぐに確認できる」といったことを実現する。ゲームの追加データ・ランキング・ゴーストデータの他に、無料のゲームや日替わりの3Dショートムービーが配信されている。そのほか、ニンテンドーeショップでダウンロードしたソフトを「あとから受信」にすることで、ダウンロード中の画面で待つことなく、ほかのことをしている間にいつの間にかソフトを受け取ることができる。余談だが、今作では海外のプレイヤーともすれちがい通信ができるようになっており、これに伴いDSシリーズでは(法律上)国内だけでしかできなかった無線通信が、3DSでは(法律上)海外でも特別な手続き無く無線通信が使えるようになっている。使用可能な国については公式HPを参照のこと。
SDメモリーカードとデータのやりとり
3DSでも書き換え可能なフラッシュメモリを搭載するが、WiiやDSiと異なりダウンロードソフトの保存には使用されず、すれちがい通信関連のデータや本体システム関連の保存領域として使用される。3DSではダウンロードソフトは全て「SDメモリーカード」に保存され、そこから直接起動する方式となっている(標準で2GBのSDメモリーカード1枚付属。32GBのSDHCメモリーカードまで対応)。また、このSDカードを経由してPCなどの外部機器とデータのやりとりを行う事が可能。例えば、『Miiスタジオ』でのMii画像や『nintendogs+cats』などで撮影した画面写真をPCに保存したり、逆にPCや他社3D製品上で作成した立体画像ファイル(MPOファイル)を3DSにて閲覧できたりと、秘めた可能性は高い。
HOMEメニューとマルチタスク
3DSを起動すると、遊びたいソフトを選ぶメニュー画面が表示される(HOMEメニューと呼ばれる)。本体に刺さっているソフトや内蔵ソフトが横方向にずらっと並ぶ表示はDSiシリーズと同じだが、3DSでは最大6列表示となっている。2012年4月25日の本体更新によって、内蔵ソフトやDLソフトをフォルダに格納して整理する機能が搭載された。HOMEメニューからは、以下の機能が起動可能。
- 本体設定
- すれちがい通信の履歴やWi-Fiで受信した任天堂からのメッセージを閲覧する「おしらせリスト」
- ゲーム画面を見ながら手書きメモを取ることが出来る「ゲームメモ」
- 本体に登録しているフレンドのオンライン状態・プレイ中のソフトなどが表示される「フレンドリスト」
- Webサイトの閲覧が可能な「インターネットブラウザー」(2011年6月7日実装。後述の「本体内蔵ソフト」参照)
- Miiを通じて世界中のユーザーとソフトの話題で交流できる「Miiverse」(2013年12月10日実装。)
- 画面の明るさ調整
…など。
HOMEメニューは電源を入れたときの他、3DS本体の「HOMEボタン」を押しても表示可能。また今までと異なりマルチタスク仕様となっており、ゲームをポーズ状態にしたまま上記の「インターネットブラウザー」「おしらせリスト」「ゲームメモ」「フレンドリスト」「Miiverse」の5つの機能を使用出来るようになっている。
本体内蔵ソフト
ニンテンドーDSi同様本体にいくつかのソフトが本体に内蔵されている。カメラやMii等本体機能として標準装備されたもののほかにも、いくつか入っている。DSのローンチソフトはDSの機能を説明するかのようなゲーム(例:さわるメイドインワリオ)が多かったが、3DSのローンチソフトはそのようなゲームが無く、これらの内蔵ゲームがその機能を果たしている。
- ニンテンドー3DSカメラ
- 外側の2つのカメラで立体写真が撮影出来る。その他、内側カメラと外側カメラで同時に撮影した2人を合体(モンタージュ)させる「合体カメラ」など特殊な撮影も可能。2011年12月7日に行われた本体更新によって、静止画の撮影に加え、3D動画の撮影が可能となった。3D動画は「コマ撮り」や「インターバル撮影(=微速度撮影)」などの特殊な撮影方法を選ぶことも可能となっている。
- ニンテンドー3DSサウンド
- ニンテンドーDSiサウンドのようにマイクで録音したり、SDカード内の音楽を再生できる音楽プレイヤー。取り込んだ音楽を弄って遊ぶ事も可能。DSiサウンドとの違いは、MP3に対応・すれ違った人達の間で流行っている曲のランキングなどがわかる「すれちがいヒットチャート」機能の搭載・録音可能件数が18件から180件に増加など。取扱説明書では記載されてない(正確には使えないとある)が、実は選曲・再生は市販のスマートフォン等に対応するマイク付きイヤフォン(四極ミニプラグ)を接続するとイヤフォン側のボタン操作でも可能。マイクもきちんと認識するが、本体側のマイクは接続時は機能停止する。
- Miiスタジオ
- いわば3DS版の似顔絵チャンネルで、Miiの登録・管理を行う。Miiは似顔絵チャンネルよりパーツ数が増えており、カメラで撮影した顔を取り込む事でお手軽に作成ができるほか、Wiiの似顔絵チャンネル・DSソフト『トモダチコレクション』などからコピーしての登録も可能。また、Miiを画像(顔か全身像かどちらかを選択)やQRコードとしてSDカードに書き出す機能も搭載されている。インタビューより、Miiを世界標準化するという野望があるらしい。
- すれちがいMii広場
- 「すれちがい通信で受け取ったMiiが集まる広場」という趣旨のソフト。ここで受け取ったMiiたちを管理する。管理される情報は名前や国・地域、最後に遊んだソフトなど。また、受け取ったMiiからパズルのピースを集めて絵を完成させ、出来上がった絵を立体映像として観覧できる『ピースあつめの旅』や、囚われた王様(自分のMii)を助けるために受け取ったMiiがモンスター達と戦い、道中でMiiに使用できる小物が手に入る『すれちがい伝説』といった2種類のミニゲームが収録されている。2011年12月7日の本体更新によって、すれちがったMiiの都道府県が地図として表示されたり、新たなパズルのピース・帽子の増加、また『すれちがい伝説』を最後までクリアした人は、さらに遊べる要素の増した『すれちがい伝説Ⅱ』がプレイ出来るようになるなど、大幅に強化された。
- ARゲームズ
- 「?」マークが印刷された同梱のカードを用いる拡張現実ゲーム。テーブルなどに置いた「?」カードを3DSの外側カメラを通して見てみると、本来はそこにいないはずの様々なオブジェクト(射的の的・ドラゴン・マリオなど)がカードの上に立っている。それらを狙って射撃したり、つついたり釣り上げたりして遊ぶ事ができる(自分でオブジェクトを描画する事も可能)。尚、カード側は特殊な仕様にはなっておらず、コピーしたものでも使用できる他(任天堂HPに印刷用のPDFがある)、手描きで認識させたツワモノも存在する。予備は本体部品扱いで500円で売っている。
- 顔シューティング
- 自身や家族・友達の顔をカメラで撮影すると、その撮影した顔が敵キャラとして襲いかかってくるという一風変わった3Dシューティングゲーム。3DSカメラに今映っている現実世界の映像がそのまま背景となり、そこにオブジェクトが書き込まれて映るため、これも拡張現実感の一つである。
- 思い出きろく帳
- 3DS本体を持ち歩いた歩数・今まで遊んだゲームの一覧・遊んだ回数・時間などの記録を確認する事が出来るソフト。また歩数に応じて、対応するゲームで使えるポイント「ゲームコイン」が貯まっていく(『ピースあつめの旅』でパズルのピースを購入したり『ARゲームズ』の隠し要素を購入したり、など)。でもどうせお前ら歩かずにたまごっちやポケピカみたいに本体振りまくるんだろ?→実際はジャイロセンサーにより振ってもろくに歩数は増えない仕組みになっていた。残念!
- ニンテンドーゾーンビューア
- 街のさまざまな場所にある「ニンテンドーゾーン」を利用するためのビューア。ニンテンドーゾーンを利用できる場所ではHOMEメニューのニンテンドーゾーンビューアアイコンが光ることで知らせてくれる。
- インターネットブラウザー
- 2011年6月7日実施の本体更新で実装された。NetFrontベースの物を実装(DSi LLまではOperaベース)。3DSにてWebサイトの閲覧が可能。3DSに対応したサイトでは画像を3Dで見ることが出来る。
- ニンテンドーeショップ(2023年3月28日サービス終了)
- 2011年6月7日実施の本体更新で実装された。Wiiでいう『みんなのニンテンドーチャンネル』『Wiiショッピングチャンネル』が統合されたような形のシステムで、過去にDL出来たのは以下の通り。2011年12月7日の本体更新によって、購入したソフトを後でスリープ状態の時にまとめてダウンロードできるシステムが実装された。
- バーチャルコンソール(後述)
- 3Dクラシックス(後述)
- ニンテンドー3DSダウンロードソフトゲームPVやCMなどの動画配信。3D動画では3Dの強弱を変更することが出来ない(ON/OFFは可能)
- DSiウェア。DSiウェアはSDカードに保存できず本体メモリに保存される
- ニンテンドー3DSソフトの体験版(2011年12月7日に配信開始)
- ニンテンドー3DSソフトの更新データ(2012年5月15日に配信開始)
- ニンテンドー3DSの一部パッケージソフトのダウンロード版(2012年7月28日に配信開始)
- Miiverse(2017年11月8日サービス終了)
- 2013年12月10日実施の本体更新で実装された。Wii Uで提供されていたネットワークサービスが3DS向けにもオープン。ソフトごとに開設されたコミュニティ(全てのソフトのコミュニティが開設されている訳ではない)でソフトについて文章や手書きで投稿したり、また投稿を見て交流して楽しめた。
ソフトウェア
パッケージソフト
特徴としてサードパーティ製のソフトの数が多く、従来のDSではあまり出なかったようなコアゲームも多数発表されている。サードパーティのクリエイターインタビューなどでは「高いスペック」「待ち望んでいた」という言葉も飛び出しており、稲船敬二など、タッチパネルという斬新なデバイスに興味を持ちながらもその低い性能ゆえDSを敬遠していたクリエーターから歓迎されている模様。実際、モンスターハンターシリーズなど性能的にDSでは実現不可能だった作品も登場し、そのような作品でもDSのタッチパネルや2画面というデバイスは生かされている。2012年夏からはパッケージソフトのダウンロード版も配信された。
バーチャルコンソール・3Dクラシックス
今までWii向けのサービスであった「バーチャルコンソール」の3DS版も登場。ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ファミコン、スーパーファミコン(New3DSのみ)、ゲームギア、PCエンジンのソフトが配信されていた。
また、バーチャルコンソールとは別にクラシックゲームを3D化した「3Dクラシックス」なる種類のソフトも配信されている。ニンテンドーeショップ開始と同時に発売されたのは「エキサイトバイク」と「ゼビウス」の2種類。このうち、「エキサイトバイク」については、発売から2011年7月31日までは無料配信されていた。
現在はニンテンドーeショップの終了に伴い、上述のコンテンツは新規購入できない。
ゲーム以外の3Dコンテンツ
E3で、米国の映画配給会社3社(ディズニー、ワーナー・ブラザーズ、ドリームワークス)から3D映画コンテンツが3DSに供給されることが発表された。供給方法や配信コンテンツなどの詳細は発表されなかったが、E3の会場では『ヒックとドラゴン』『Legend of Guardian』『Tangled』の3作品の3D予告編を3DS上で見ることができた。日本では2011年9月現在、3DSのゲームPVの他に、文字通り3Dになった『ゲームセンターCX 有野の挑戦3D』が配信されている。
値下げとアンバサダー・プログラム
発売から半年も経たずして、3DSは更なる普及のため1万円の大幅な価格改定が行われた。1回の価格改定で40%もの値下げはゲームハード史上でも空前絶後のことであり、無論、任天堂の歴史でも類を見ない事態である。そこで、値下げ前に3DSを購入していたユーザーへの救済として計画されたのがアンバサダー・プログラムである。内容は決められたファミコンのバーチャルコンソール用ソフト(先行配信版)及びゲームボーイアドバンスのバーチャルコンソール用ソフトをそれぞれ10タイトル、計20タイトルを無償で配信するというもの。
アンバサダー・プログラムに参加するには2011年8月10日(水)までにインターネットに接続し、ニンテンドーeショップにアクセスしていなければならない。無料配信ソフトはニンテンドーeショップの購入履歴に追加されており、そこから再ダウンロードという形で入手する事になる。
無償配信されるバーチャルコンソールソフト
上記のファミコンタイトルは年末までに配信予定のものを9月1日より先行配信しているもの。後に追加機能のある正式版が有償配信されたが、プログラム参加者は無償でアップデートすることができる(尚、アップデート等の情報を知らせてくれるソフトウェアもプログラム参加者を対象に無償配信されている)。
- スーパーマリオアドバンス3
- マリオカートアドバンス
- メトロイドフュージョン
- メイドインワリオ
- マリオvs.ドンキーコング
- F-ZERO FOR GAMEBOY ADVANCE
- ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし
- ファイアーエムブレム 聖魔の光石
- 星のカービィ 鏡の大迷宮
- ワリオランドアドバンス ヨーキのお宝
上記のGBAタイトルは12月16日からプログラム参加者のみへ配信を開始しており、一般販売されることはなかった。
新型
2014年8月29日のNintendo 3DS Directにて、新型機種となる「Newニンテンドー3DS」と「Newニンテンドー3DS LL」が発表された。2014年10月11日に国内先行発売予定。価格はNew3DSが16,000円、LLが18,800円。これまでの商品とは以下の違いがある(詳しくは当該ページ参照)。なお、どちらにもACアダプターは付属しない。
共通
- 拡張スライドパッドの機能を内蔵。右側のスライドパッドの代わりに、ABXYボタンの左上に新たに「Cスティック」を増設。また、ZL・ZRボタンも搭載された。
- START、SELECTボタンがDS Liteと同じ右下側に移動。HOMEボタンは小型化。
- 電源ボタン、3DSカードスロットならびにタッチペンの挿入箇所が本体下側に移動。
- 使用するSDカードが通常のものからmicroSDへと変更。挿入位置も本体外側の下カバー内となり、挿入のためにはカバーを開ける必要がある。また、PCとNew3DSをアクセスポイントを介して接続して、音楽データなどのやり取りが可能となる。
- 新たに「3Dブレ防止機能」が追加。3DS内側のカメラとジャイロセンサーを用いて顔の位置を割り出し、3D表示がブレないよう調整してくれる。
- amiiboの認識機能を内蔵。周辺機器を必要とせず読み込ませることができる。
- 若干だが、バッテリーの持続時間が向上している。
- インターネットブラウザーの仕様が変更され、動画再生が可能となった。
- ダウンロード速度が大幅に向上。パッケージソフトのダウンロード版もすばやくダウンロードできる。
- CPUが強化され、グラフィックなどが向上。これを利用したNew3DS専用ソフトも発売予定。
New ニンテンドー3DS
本体仕様
サイズ | 縦74mm×横134mm×厚さ21mm(折りたたみ時) ※DSLiteとほぼ同じ大きさ |
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質量 | 235g(バッテリーパック・タッチペン・SDメモリーカードを含む) |
上画面 | 裸眼立体視機能付きワイド液晶(約1677万色表示可能) |
下画面 | 抵抗膜方式タッチパネル液晶(約1677万色表示可能) |
無線通信 | IEEE802.11b/g(2.4GHz帯)対応 |
GPU | |
入力 | |
その他入力 | |
バッテリー | リチウムイオン充電池(容量1300mAh) |
互換性 | DS専用ソフト・DSi対応ソフト・DSi専用ソフト・DSiウェアをプレイ可能(立体視非対応) 無線通信機能(ダウンロードプレイ・Wi-Fi含む)対応(DS/DSiシリーズ本体とも通信可能) DSi対応/専用ソフト・DSiウェアの場合は、DSi機能(カメラなど)を利用可能 ※2011年6月7日付の本体更新で、従来機で購入したDSiウェアを3DSに移行する事が可能。 ※3DS専用ソフトを従来のDSシリーズ本体でプレイすることは出来ない。 |
関連動画
ニンテンドー3DSの3D映像(立体視機能)は実機でしかご覧いただけません。 |
本体の紹介PV・TVCM集
ソフト関連
ニンテンドー3DSカンファレンス2011(2011年末~2012年前半のソフト発表など)
過去の発表会動画・社長が訊くシリーズ
- E3 2010 ニンテンドープレゼンテーション(3DS初登場)
- 任天堂カンファレンス2010(3DSの詳細発表)
- 任天堂2011年3月期第3四半期決算説明会(3DS内蔵機能の詳細発表)
- E3 2010「社長が訊くニンテンドー3DS」(前編)
- E3 2010「社長が訊くニンテンドー3DS」(後編)
- 糸井重里に「社長が訊くニンテンドー3DS」
関連項目
- 任天堂 / 任天堂ハードの一覧 / 携帯型ゲーム機一覧
- ゲーム / テレビゲーム / 家庭用ゲーム / ゲーム機
- ニンテンドーDS / ニンテンドーDS Lite / ニンテンドーDSi / ニンテンドーDSi LL / ニンテンドー3DS LL / Newニンテンドー3DS / Newニンテンドー3DS LL / ニンテンドー2DS
- バーチャルボーイ
- amiibo / ニンテンドー3DS NFCリーダー/ライター
- ニンテンドーネットワーク / ニンテンドーeショップ / テーマショップ
- すれちがい通信 / すれちがいMii広場 / すれちがい伝説 / Mii / Miiverse / バーチャルコンソール
- 3Dシステム / 立体視 / 拡張現実感
- ニンテンドー3DSのソフト一覧
- ニンテンドー3DSダウンロードソフト
第1世代 | - |
---|---|
第2世代 | ゲーム&ウオッチ |
第3世代 | ゲームボーイ |
第4世代 | ゲームボーイブロス | ゲームボーイポケット | ゲームボーイライト | ゲームボーイカラー | ポケットシリーズ | ポケットピカチュウ | ポケットハローキティ |
第5世代 | ゲームボーイアドバンス | ゲームボーイアドバンスSP | ゲームボーイミクロ | ポケモンミニ | ポケットサクラ |
第6世代 | ニンテンドーDS | ニンテンドーDS Lite | ニンテンドーDSi | ニンテンドーDSi LL |
第7世代 | ニンテンドー3DS | ニンテンドー3DS LL | Newニンテンドー3DS | Newニンテンドー3DS LL | ニンテンドー2DS | Newニンテンドー2DS LL |
第8世代 | Nintendo Switch Lite |
その他 | 任天堂 | 任天堂ハードの一覧 | 携帯型ゲーム機一覧 |
ver.20220828 |
脚注
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- Wii
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