ニンテンドーDSiとは、任天堂より販売されている携帯型ゲーム機である。
概要
ニンテンドーDS、ニンテンドーDS Liteにつぐ、ニンテンドーDSの新機種。発売日は2008年11月1日(土)、希望小売価格は18,900円(税込)
→2010年6月19日より15,000円(税込。税率5%)。
カラーバリエーションは現在、ホワイト・ブラック・ピンク・ライムグリーン・メタリックブルー・レッドの5種類。レッドは外装・内装共に「つるつる」しているが、それ以外のカラーは「さらさら」(個体によっては「ざらざら」)した艶消し仕様となっている(DSLiteの内側に近い感じ)。新色のTVCMにはオードリーが出演。
なお、登場後もDS Liteも引き続き販売されていた。
DSiでプレイできるソフトは、「ニンテンドーDS専用ソフト」「ニンテンドーDSi対応ソフト」「ニンテンドーDSi専用ソフト」「ニンテンドーDSiウェア」の4種類。
「ニンテンドーDSi専用ソフト」は文字通りDSiでしかプレイできないソフト。「ニンテンドーDSi対応ソフト」は、従来のDS・DSiどちらでもプレイできるが、一部機能はDSiでプレイしたときのみ使えるというソフト(例:カメラ、SDカードを使った機能)。
※ちなみにDSiウェア以外の「DSi専用ソフト」は国内では「モンスターファインダー」一作のみ(3DSでも動く)。海外でも数えるほどしか知られていない。
2009年11月21日にDSiの新型機である「ニンテンドーDSi LL」が発売。詳細はニンテンドーDSi LLを参照。
DSLite → DSi の変更点
Liteとの時とは違い、DSiは大幅に機能や仕様を変更したものとなっている。
- カメラを内側・外側の計2か所に搭載。写真を撮影して印刷することを目的に搭載したわけではなく、遊ぶ用途に広く使われる(ただし、SDカードに保存してPCで印刷することも可能)。本体内蔵の『ニンテンドーDSiカメラ』というソフトを利用して写真を撮影して遊ぶことができるが、カメラ対応のゲームソフトの発売も予定されている。技術的にはバーコードリーダーとしても使えそうなので、カードeリーダーのようにカードゲームに対応したゲームの登場も予想される。カメラの画素数は30万画素(640×480ピクセル)とかなり低く感じるが、これでもDSの液晶の画素数(256×192ピクセル)の2.5倍の画素数となるため、画面に表示する分には問題がないようだ。なお、カメラの画素数を低くしたことで、カメラユニットの大きさを小さくでき(なんと厚さは2~3ミリ)、データ量も少なくなるため画像処理の負荷も軽減できた。
- 音楽再生機能を搭載。これも、ただ聴くためのものではなく、様々な遊び機能が搭載されている。ピッチ変更を使えば「ピッチ変更で●●似シリーズ」もできる。音楽ファイルはAAC形式のみに対応。mp3は大人の事情があって使えないらしい。ちなみに、この大人の事情によってWiiの写真チャンネルも対応形式がmp3からAACに変更されたり、プレイやんが販売終了となったりした。
- CPUの性能アップ(約2倍に)、メインメモリのサイズアップ(4倍に)。ただし、従来のDS専用ソフトはDS並みの性能に落として動作。
- 画面が3インチから3.25インチに拡大され、見やすくなり、またタッチパネルの操作がしやすくなった。
- 輝度調整が4段階から5段階に変更。Liteの4段階に加えてさらに暗いモードが追加され、夜間でのプレイでも眩しくなくプレイ可能。
- スピーカー及びサウンドチップが高性能化され、音質が向上し、音量もDSLiteより大きくすることが可能。バンブラDXなど音楽系ソフトを利用してる人は要チェックである。
- GBAスロットが削除されたためGBAソフトはプレイすることができないが、そのおかげで本体の厚さが2.6mm薄くなった。また、若干の軽量化もされた。もちろんGBAとのデータ連動は不可能になり、GBAスロットを使用する一部のDSソフトも遊べなくなっている。
- SDメモリーカードスロットが新たについた。SDHCメモリーカードにも対応。
- 無線通信機能が改良されDSi専用に作られたソフトでは高速通信が可能になり、AESなど強固なセキュリティにも対応した。
- 本体アップデート機能を搭載。
- リセット機能を搭載。電源ボタンを短く押すことでDSiメニューに戻ることができる。また、DSiメニューの時は電源を入れたままソフトの入れ替えが可能に。
- システムフォントが変更。従来のカクカクしたフォントから滑らかなフォントに変更。ちなみに、Wiiやゲームキューブで採用されているのものと同じフォント。
- 音量調節はスライド式から+と-のボタン式に変更。輝度調整機能も併せ持ち、ゲーム中でも輝度調整が可能。
- 電源ボタンが内側に移動。カバンに入れてても「いつの間にか電源が入っていた」ということが防げる。
- 各種ボタンの仕様が若干変更され、初代DSのように「カチッ」と音がするクリック感のあるものに変更。
- 電源ランプの色が「緑/赤」から「青/赤」へ変更。これは、色覚異常を持つユーザーへの配慮(※赤緑型色覚異常の人は緑と赤がほぼ同じ色に見えてしまう)。
- スリープ時の電源ランプ点灯方法が変更された。従来は「点滅」、DSiは「ホワ~ン」という感じ。
- 無線通信ランプが追加された。電波を送出してない時は点灯、電波送出時は点滅する。
- 電池持続時間はバッテリー容量の減少と画面の大型化によって短くなった。
- 電池残量表示の細分化。従来は2段階だったが、DSiは電源ランプでは3段階、画面内での表示は5段階になり、電池の減り具合をより詳しく知ることが出来るようになった。
- タッチペンの長さが少し長くなった。
なお、ACアダプタはDS Liteから変更されたが、これは後に発売されたDSiLL、3DS、3DSLL、New3DS、New3DSLLと、後発のDS全て共通で使えるものとなっている。
ニンテンドーDSiウェア
そして最大の変更点と言えるのは、新たにフラッシュメモリを搭載したことである。「ニンテンドーDSiウェア」と呼ばれる、ブラウザやメモ帳などのツールやコンパクトな新作ゲームをダウンロードできる。
関連動画
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