ネイランド・コラムの記録(The Statement of Nayland Colum)とは、1951年にオーガスト・ダーレスによって書かれた『永劫の探求』シリーズの四作目である。『ウィアード・テイルズ』。
概要
『ネイランド・コラムの記録』とはオーガスト・ダーレスによって書かれた小説である。
H.P.ラヴクラフトの小説『無名都市(The Nameless City,1921)』に登場する都市〈無名都市〉を舞台にダーレスの創作したラバン・シュリュズベリイ博士が探検するという物語である。
あいかわらず博士によって巻き込まれる青年が主人公となり、手記を書く形式である。
この物語中ではアンドルー・フェラン時に見られたバイアクヘーによる移動手段を用いず、船やラクダで移動する点や、黄金の蜂蜜酒の味の変質などに関しても注目すべき作品である。
また、シュリュズベリイ博士は無名都市においてアルハザードの幽霊を召喚する。
登場人物
- ネイランド・コラム ……『異世界の監視者』の著者、ある日来訪者がやってきて
- ラバン・シュリュズベリイ ……アグレッシブお爺ちゃん。戸口を探して探求を続ける
- アンドルー・フェラン ……アーカムで博士の探求の手助けをした
- エイベル・キーン ……インスマスで博士の探求の手助けをした
- クレイボーン・ボイド ……ペルー奥地で博士の探求の手助けをした
- アブドゥル・アルハザード ……『アル・アジフ』とも呼ばれる『ネクロノミコン』の著者
- オラウス・ウォルミウス ……『ネクロノミコン』のラテン語訳を作成した
- イブン・カリカン ……12世紀の作家、アルハザードの末路を記した
- ヘンリー・ピルゴア ……コラムの旧友
- ロバーストン船長 ……サナ号の船長
- H.P.ラヴクラフト ……御大
物語の概要
『異世界の監視者』の著者であるネイランド・コラムの自宅にある日、来訪者が現われる。
その来訪者はラバン・シュリュズベリイと名乗り、コラムにクトゥルフ神話の話をした。
興味を持ったコラムはシュリュズベリイ博士とともにアラビアの〈無名都市〉を探して旅に出るのだった。
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関連項目
- クトゥルフ神話
- オーガスト・ダーレス
- 永劫の探求
- ネイランド・コラム
- ラバン・シュリュズベリイ博士
- アンドルー・フェラン
- エイベル・キーン
- クレイボーン・ボイド
- アブドゥル・アルハザード
- オラウス・ウォルミウス
- イブン・カリカン
- H.P.ラヴクラフト
- 『ネクロノミコン』=『アル・アジフ』
- 旧支配者
- 旧神
- 深きものども
- バイアクヘー
- イタカ
- アラビア
- 無名都市
- 円柱都市アイレム
- 『無名都市』
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