ネオライダーとは、仮面ライダーシリーズ(および仮面ライダーそのもの)の分類の一つである。あくまでファンからの呼称であり、公式の分類ではない。
概要
1990年代に発表された、TVシリーズ放映以外の形態をとったオリジナル仮面ライダー作品とそのヒーローの総称である。
以下の三作品を指す。
いずれも年号が平成に移ってから製作された作品であるが、公式では平成ライダーシリーズに含まれていない(平成ライダーは『仮面ライダークウガ』以降のTV放映作品とされる)。
これらの作品は公式では「昭和ライダー」に分類されるが、前述通り年号が昭和ではないことや、明確に昭和ライダーと共通の世界観であることが示されている『仮面ライダーBLACK RX』以前の作品とは異なり、作中で世界観のつながりが示唆されないことなどから「昭和ライダーには含まれない」とする意見も多い(ゲーム『仮面ライダー 正義の系譜』の攻略本では平成ライダーの『仮面ライダーアギト』まで同一世界とされているが、他の作品などで公式に明言されたことはない)。
そのため、「昭和ライダー」でも「平成ライダー」でもない、ある意味橋渡し役(悪く言えば宙に浮いた存在)であるこれら三作を区別するために一部ファンからは「ネオライダー」と呼ばれている。
※なお、この時期に発売されたビデオ作品『ウルトラマンvs仮面ライダー』は、新撮部分を含め出演するのが過去作品のライダーであるため含まれない。海外作品『マスクド・ライダー』は『RX』のリメイクであるため除外。また、劇場映画『仮面ライダー THE FIRST』『THE NEXT』および特番企画『仮面ライダーG』は平成ライダー開始後の作品なので含まれない。
共通する事項としては、三作品とも主役ライダーはバッタ型改造人間であり、いずれも『仮面ライダーBLACK』と同様マフラーをつけておらず、外骨格的・生物的な外観をしている。また、真・仮面ライダー(仮面ライダーシン)と仮面ライダーZOは変身ベルトが無い(ZOについては『J』が『ZO』の続編として企画されていた際に、監督の雨宮慶太が強化案としてベルトを追加し手袋・ブーツ・マフラーを装着したデザインを考えている)。
Jの上映から4年後の1998年に、仮面ライダーの原作者である石ノ森章太郎は逝去した。したがって石ノ森が関与した最後の仮面ライダーシリーズ作品でもある(TVシリーズは『RX』が最後)。しかし作風は三作品でまるっきり異なっており、『真・仮面ライダー』は「石ノ森が実現したかった仮面ライダー」として怪奇色・グロ・エロ描写などが強化される一方、『J』では『ウルトラマンvs仮面ライダー』のノウハウを生かした「仮面ライダーの巨大化」というコンセプトに最後まで反対していたとされる。なお、石ノ森は『真・仮面ライダー』で名無しのキャラクターで登場しており、わずかながらセリフもある。同作では小野寺丈も出演しており、親子共演となっている。
関連動画
真・仮面ライダー序章
仮面ライダーZO
仮面ライダーJ
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関連コミュニティ
関連項目
- 仮面ライダーシリーズ
- 昭和ライダー
- 平成ライダー
- 特撮/特撮ヒーロー
- 東映
- 昭和ライダーの登場人物一覧(公式の分類は昭和扱いのため、シリーズの登場人物はこちらに記載されている)
- 平成に展開されたが平成ライダーの枠組みとされない事がある仮面ライダー作品一覧
- スーパーヒーロー大戦
- スーパーヒーロー大戦Z
- ネット版 仮面ライダースピンオフムービー
- 仮面ライダーディケイド(客演)
- 仮面ライダーオーズ(客演)
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