ネギガナイトとは、ポケットモンスターに登場するNo.0865のポケモンである。初登場はポケットモンスターソード・シールド。
基礎データ | |||
---|---|---|---|
名前 | ネギガナイト | タイプ | かくとう |
英語名 | Sirfetch'd | 高さ | 0.8m |
分類 | かるがも | 重さ | 117.0kg |
性別比率 | ♂:50.0% | 特性 | ふくつのこころ |
♀:50.0% | ― | ||
グループ | 飛行/陸上 | 隠れ特性 | きもったま |
孵化歩数 | 5120歩 | 捕捉率 | 45 |
世代 | 第8世代 | 努力値 | 攻撃+2 |
進化 | カモネギ(RF)→ネギガナイト(戦闘中3回以上攻撃を急所にあてる) | ||
図鑑データ | |||
全国図鑑 | #0865 | 図鑑の色 | 白 |
ガラル | #219 | ヒスイ | #― |
パルデア | #― |
図鑑説明
- ポケットモンスターソード
- れきせんを いきぬいた ものが このすがたに しんかする。 ネギが かれるとき せんじょうを さる。
- ポケットモンスターシールド
- かたいネギの はで こうげきを いなし するどい クキで はんげき。 ネギは ぶぐで あり しょくざい。
概要
- 2019年9月13日にロトムの悪戯という触れ込みのもとモザイクがかかった状態で謎のポケモンとして発表された。18日に判明したその正体は、カモネギが苦節23年9か月を経て獲得した念願の進化形なのだが…?
- 発売後、SWSHで登場したリージョンフォーム限定の進化という更なる事実が判明した。「ガラル地方の」カモネギが戦いの果てに進化したポケモンという設定や格闘単色というカモネギとは全く別のタイプ、先に発表されていたタチフサグマの件からこの可能性を予測していたユーザーもいた模様。
- そしてその進化方法は、「一回の戦闘で急所を三回以上発生させる」という驚きの内容であることがプレイヤーの検証の結果明らかになった。ながねぎを装備させればつじぎりなどの急所ランク補正持ちの技が確定急所になるので、それを活かすのが手っ取り早いだろう。
- 専用技は葱を正面に構えて突撃する「スターアサルト」。かくとうタイプ版のギガインパクトといった技で使用後は1ターン行動不能になるため、対人戦では扱いにくい。
- 隠れ特性はゴーストタイプにノーマル・かくとうタイプの攻撃を当てることができるきもったま。通常特性のふくつのこころが使いにくいので対戦ではこちらを使用したい…のだが、現状唯一の隠れ特性供給元であるマックスレイドバトルでネギガナイトは非常に出にくく設定されている。ソード限定ポケモンであることも相まって非常に入手しづらい。
対戦でのネギガナイト
概要
- ドリュウズと同値の攻撃種族値135を誇る格闘単タイプのアタッカー。防御・特防もやや高めだが、その他は低め。特殊技はほぼ覚えないため、物理アタッカーとして運用することになる。性格はいじっぱりがもっともメジャー。後述のタスキカウンター狙いならさみしがり、最速個体にするならようきも候補となる。
- ながねぎの説明文には書かれていないが、カモネギと同様に専用持ち物のながねぎが効果を発揮する。その「急所ランク補正+2」という効果は同種の効果を持つピントレンズやするどいツメの完全な強化版である。すべての攻撃が1/2の確率で急所に当たるようになり、急所に当たりやすい効果を持つリーフブレードやつじぎりは必ず急所に当たるようになる、と非常に強力。
- 通常特性は「ふくつのこころ」だが、活用できる機会が乏しい。隠れ特性の「きもったま」が非常に優秀なので対戦で使われるのは専らきもったまである。
- 専用技スターアサルトがあるものの、基本的に技スペースがカツカツなので対戦で使用されることは稀。メインウェポンとしてはインファイトとブレイブバードが好まれる。
長所
- 高い攻撃から放たれるタイプ一致のインファイトの破壊力が魅力。ながねぎを持たせれば高確率で急所を突くので、運次第だが耐久型のポケモンを強引に突破することも可能。
- ながねぎによる高い急所率ゆえに火力期待値が高いだけでなく、積み技で防御が極端に上がっている場合やリフレクターやオーロラベールが設置されている場合でも(運次第だが)一撃で打開できる可能性がある。
- 特性きもったまにより、格闘タイプが苦手とするゴーストタイプポケモンの受け出しを許さない。また、カウンターときもったまを両立できる数少ないポケモンである(他は鎧の孤島で復活参戦したガルーラのみ)。持ち物としてはながねぎがメジャーだが、このコンボをねらってきあいのタスキを持たせた型も存在する。同様にいのちがけをゴーストタイプに当てることも可能。
- はたきおとすやリーフブレードといった高威力のサブウェポン、つるぎのまいやのろいなどの強力な積み技、であいがしらやフェイントといった優秀な先制技など、カモネギ由来の豊富な技の選択肢を持つ。特に威力140のダイジェットとしてダイマックス時の主力となるブレイブバードを習得できるのは大きなメリット。
短所
- 格闘単タイプとしてはローブシンやカイリキーと比べHP種族値がかなり低く脆い。幸い防御・特防の値はそこそこ高いためHPに努力値を振ることである程度カバー可能。しかし、第8世代の対戦環境はいつ誰からダイジェットが飛んできてもおかしくないほど飛行タイプの技がメジャーなので、タイプも加味して考えると耐久力には常に不安が付きまとう。
- 素早さが種族値65と中途半端。極端に遅いわけでもないため、トリックルームなどの搦め手の利用も難しい。素早さに努力値を振ることで抜ける相手も多いが、そうすると前述の耐久面の問題に再びぶつかることになる。ある程度はダイジェットでカバーすることもできるが、素早さ無振りの場合ダイジェット1~2回程度では高速アタッカーには容易に上を取られてしまうため、どのポケモンを仮想敵にするか考えた調整が必要となる。とはいえカビゴンやバンギラスといったメジャーな役割対象はネギガナイトよりも鈍足なので、いっそ素早さは一切振らないというのも十分ありうる運用である。
- 物理一刀型で持ち物も特性もほぼ固定の運用となるため、火傷に滅法弱い。素早さが低いため、おにびを上からまかれるだけで容易に火力をそぎ落とされてしまう。こうなったときに起点にされないようにカウンターやいのちがけといった攻撃の値に依存しないダメージソースや退場手段を用意しておくのも一つの戦法である。からげんきも特性のおかげで一貫性のあるサブウェポンとなる。
余談
- 正々堂々な戦いを信条とした冷静沈着なポケモンで、シュバルゴとの決闘を描いた絵画はガラル地方で広く知られているらしい。元ネタは中世の写本でよく見られる騎士とカタツムリが戦っているイラストと思われる。
- 既にカモネギ時代から原種よりも大きな葱を愛用しているが、こちらも進化の果てに槍の様に長く鋭利になっており、更に分厚い葱の葉を盾代わりに装備している。その名の通り葱が無いと戦えないという事なのか、葱が枯れると戦場を去り潔く戦いから引退するという。
- 槍と盾に使われている葱は形状から欧州産の「リーキ」が元ネタであると考えられる。ドイツ語の名称「Lauchzelot」もLauch(独語でリーキという意味)とランスロットを掛け合わせたものになっている。
- ちなみに1997年の任天堂スペースワールドで試遊できたポケモン金銀のベータ版には、「マダーム」というカモネギの進化後らしき没ポケモンが存在していた。こちらはネギを携えた買い物帰りの婦人(マダム)がモチーフと思われる。ネギガナイトは、マダームが長き時を超えて生まれ変わった存在なのかもしれない。
- また、カモネギはその低種族値ゆえ長年進化が望まれていたポケモンであり、「マサムネギ」というカモネギの進化形という設定のガセポケの存在も有名である。これの影響もあって「もし進化が実現するならば侍風のデザインになるのでは?」との予想が有力視されていた。そのため西洋騎士路線のネギガナイトのデザインには驚きの声も多数上がった模様。
レベルアップで覚える技
|
|
※第8世代準拠。
関連動画
商品検索
関連項目
- 25
- 0pt