ネズミ(鼠)とは、哺乳類の一種。哺乳類ネズミ目(齧歯目、齧歯類)に属する。
概要
世界中に生息する小型のほ乳類。野生のネズミ種は世界中のありとあらゆる自然に適応しており、砂漠にはスナネズミ、川にはカワネズミ、アマゾンにはカピバラがそれぞれ生息している。極めて繁殖力が高く、また生まれてから死ぬまでのサイクルも迅速で、その歯で何でも齧り、特に家ネズミと言われるネズミは人家に住み着いて食物を漁るため、一部のネズミは害獣として扱われている。
自然界では種を運び、植物相の拡大に関わる重要な媒介者である。あらゆる果樹がたわわに実をつけるのはネズミ(や他の生物)が実を食べることによる淘汰と進化の結果と言ってよい。
また、両の頬に種を蓄え、あちこちに種をこぼすその様は種植えに似るため、また多産であるため、日本では五穀豊穣や子宝を司る大黒天の使いとして信仰する地域もある。
余談だが、ハリネズミやモグラ(世界最小のほ乳類として知られる)トガリネズミは真にネズミではない。
ハリネズミは単独でハリネズミ目を、モグラ・トガリネズミはトガリネズミ目を形成し、ネズミ目には含まれない。
仮想世界では
見た目が可愛らしいとして、または穀物をくすねとる様からして、よく物語の題材にされやすい。前者はみッキーマウすやぴカチュう、ぐりとぐらや14ひきシリーズが、後者は『トムとジェリー』のジェリーマウス、ゲゲゲの鬼太郎のねずみ男やツェねずみなどが挙げられる。
この傾向は欧州に強く、同じネズミの可愛らしさを見てとるか不潔(特にペスト菌)の媒介者と見るかで全く世界が違うことが多い。特にこの傾向は食糧庫などへの鼠害に悩まされていた中世以前と、その鼠害対策が確立したルネサンス以降でかなり違ってくる(前者「不潔な対象」と見ていた例として「ハーメルンの笛吹き男」が挙げられる)。
飼育
飼育は易くも難しくもなく、飼う分にはハムスター同様大きな問題は起こらない。しかし、「ちょっと血が出ただけで死んじゃう」と某教授も評した通り、環境変化や怪我などに弱く、また大食漢でもあるため、水と餌は十分に置いておかなければならない。またつがいで飼うと「ネズミ算」の言葉通り爆発的に増殖するため、注意が必要である。
また、エサさえ与えておけば大量に増えるため、ヘビやオオトカゲ、猛禽類などの餌用として飼育される場合もある。
愛玩用ネズミとしてはスナネズミ、パンダマウス、モルモット、ハムスター、カピバラ等が挙げられる。
また哺乳類の生物実験用途として変種のハツカネズミ(マウス)が飼育されている。ネズミは繁殖が容易なので生物実験に向いており、最初にゲノムが解読された哺乳類もマウスである。
ニコニコ動画では
ニコニコ動画においてはキーワード検索とタグ検索で性格が大きく異なる。
キーワード検索ではAV(アニマルビデオ)の他、上述の仮想世界のネズミが大きく取り上げられている。
一方でタグ検索ではネズミが捕食される動画(グロ注意)が多く、次いでNo.6にまつわるものが多い。
また、比喩表現として「ネズミ」がタグに使われることもある。例えばFantasyEarthZeroでは、職能の1つ「スカウト」の透明化能力によって敵陣の奥深くに入り込み、兵站活動を妨害したり銀行係を暗殺する曲者のことを「ネズミ」と呼んでいる。
害獣として
小型で繁殖力が高く、世界中に生息しており種類も多い。そして何でもかじってしまう。愛玩用としてハムスターが飼われていたりするように目が小さくて可愛い。が、油断してはいけない。
ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミなどの「家ネズミ」と呼ばれるようなネズミは、雑食かつ温暖な場所を求めて家屋の隙間や床下などに住み着き、細菌を運んだり食物を食い荒らしたりLANケーブルをかじったり戸棚の裏で一家団欒を形成したり、あの黒くて平たくてベタベタしてて案外大きい台所とかにいるアイツと競えるくらいの活動力がある。特に生ごみの出やすい繁華街などではGと勢力を二分しており、そういった場所では野良ネコが多い。
次の項目に、それらの対処法を取り扱う。
対処方法
- 穴を塞ぐ
- 基本にして究極の応急措置。換気扇の排気口を針金で覆う、排水口を金網などで覆うなど。ネズミばかりでなくゴキブリやゲジなどの侵入も防げるので、できるかぎり侵入口は塞いでおきたい。
- トラップ
- ネバネバ系と籠系がある。いずれも捕獲後の処分などに問題が残る。
- 毒(殺鼠剤)
- 見えない所で死んでくれる分、トラップよりは良いのかもしれないが、益獣が食べて巻き添えで死んでしまう恐れがある。また、最近のネズミは毒への耐性を身に着けたため、場合によってはエサを提供しているだけに終わる可能性もある。
- 犬猫
- 文字通り綺麗にしてくれる。だが最近の犬猫はしつけないとネズミを捕食対象とみなさない場合もあり、食べ物と思わずにそのまま放置したり、おもちゃだと思って主人に献上したりする場合がある。
- ヘビ
- こちらも綺麗に食べてくれる。ただし蛇もまた害獣として他の者に駆逐される恐れがあり、またネズミがいなくなると飼育が大変面倒になってしまう。
- 専門業者(ネズミ駆除業者)
- 確実にして究極の手段。日本には繁華街や飲食街向けに鼠害対策専門のネズミ駆除業者がおり、ドキュメンタリー番組などで駆除業者を目にすることもあるかもしれない。詳細はお近くの役所に相談するかググろう。
以上がネズミの対処方法である。
あくまでもネズミは害獣なので、ハムスターやカピパラなんかと同列には考えないように。
関連商品
関連項目
- アレ
- 動物 / 動物の一覧
- 哺乳類
- ネズミ講
- 鼠の王
- ハムスター
- マウス
- カピバラ
- ハーメルンの笛吹き男
- アルジャーノンに花束を
- ぐりとぐら
- 実在の人物
- 松田佑貴 - 旧芸名が「ネズミ」
- ねずみ(生放送主)-ニコニコ生放送の放送主
- ウォルト・ディズニー / ウォルト・ディズニー・カンパニー
- レミーのおいしいレストラン
- ウルトラマンネクサス
- ゲゲゲの鬼太郎
- ポケットモンスター - ネズミをモチーフにしたポケモンが多数登場
- 東方Project
- ネコ:ネズミの捕食者
- ネズミーマウス
- 二階堂発狂動画
- 6
- 0pt