※※注意※※ この記事は、ネタバレについてネタバレしています。 核心を突いている部分があったら、白字で隠すなど細工してください。 この記事は第247回今週のオススメ記事に選ばれました! |
「ネタバレとは、娯楽作品の真相・核心(ネタ)が明らかになってしまう(バレてしまう)ことである。 」←注意
「ネタバレはネタばらしとも呼ばれる」←注意
「ネタバレは英語ではスポイラー(Spoiler)と呼ばれている」←注意
「この記事の最後に心臓にわるい画像が貼ってあります」←注意!
概要
基本的に「その作品の概要を知っている、もしくは既に一度見ている」者が、知らない者にその概要を明かしてしまう行為。故意か否かは問わない。
昔は会話や記述で行われていたネタバレも、ネットの普及した現代では、迅速さと詳細さを増したものが(時にデマなどと混ざって)容易に発散出来る・閲覧させられるようになっている。
一般サイトやブログでは管理者が未見の読者に配慮してネタバレに対する注意喚起をすることも出来るが、掲示板やTwitter、niconico内各サービスのように、人の出入りが激しく自由に書き込みが出来る場所ではネタバレに出くわすことが非常に多い。
ニコニコ動画におけるネタバレ
まず非常に多いのが、動画視聴者がその内容や、扱われている作品のネタバレを書き込んでしまうケース。特に視聴直後(再生0秒)の段階でピンポイントにコメントを残し、これから動画を観る視聴者に対して、作品の真相や肝となる内容を先にバラしてしまう行為が存在する。
また、MAD作品等には、題材となっている作品の結末やクライマックスシーン等が含まれることもある為、投稿者があらかじめ投稿者コメントやタグで注意を呼びかけている場合がある。
「ネタバレ注意」「コメント非表示推奨」等のタグやコメントが付けられている動画では、初見の際に注意しよう。特に後者のように投稿者コメントで注意が呼びかけられていた場合、読まずに視聴して逆ギレ→荒らし、という非常に見苦しいケースも散見される。
「ネタ」としてのネタバレ
その一方で、あくまでもネタとして「ネタバレ」が扱われる場合も数多い。代表例は以下の通り。
- 今では誰もが知っている、わかりきっていること。 例:「犯人はヤス」「シャアはクワトロ」。
- 視聴者は知っているが作中では秘密になっていること。 例:「江戸川コナン=工藤新一」。
- スポーツの試合で同名の選手同士が対戦する場合。 例:鈴木vs鈴木戦での「鈴木が勝つ」。
- 共通する特徴を持つ選手同士が対戦する場合。 例:スキンヘッドの選手同士の対決で「ハゲが勝つ」。
- 対戦ゲームにおける同キャラ対決。 例:「リュウが勝つ」。
- もはやその作品においてファンの共通認識と化していること。 例:「ネタバレ:イカ娘かわいい」
他にも、サムネイル画像でその動画の内容や結果がおおよそわかってしまう「サムネタバレ」等があるが、これはいわゆる出落ち的な演出として扱われることが多い。
ネタバレ対策
如何に対策を講じていても、思いがけない場所からネタバレは飛び込んでくる。ましてや何の対策もせずにぼんやりとネットを眺めているだけでは、ネタバレを目にしたところで何の文句も言えない。
最強策は「誰よりも早く視聴すること」これに尽きる(ネタバレする側にまわってしまわないよう注意)。それでもごく稀にではあるが、店舗在庫からのフライング入手や試写会や海外などで先行公開されているところなどから違法な手段で入手した情報(書籍などは予約すると違法なことをしなくても発売日前日に届く人もいる)でネタバレされるリスクが残っているので(あるいは学校・仕事などで発売日や公開初日に視聴できない場合や、大作RPGなど1日で終わらないものなどについて)、万全を期すなら(公開日より少し前からの)「該当作品を見終わるまでのネット断ち」(ただし直前に公開される期間限定情報を逃してしまうジレンマも)。帰りの電車や学校・職場で立ち話が聞こえてくるという可能性も残っているが、最速視聴していればまず起きない。
それでもネットは見たい! でもネタバレは嫌! と言うワガママな人の為に、ここに次善の策を記しておく。もちろん完璧ではないので、自己責任でどうぞ。
- ネタバレがありそうなウェブサイトは見ない。最近ではブラウザが履歴からオススメしてくるリストの見出しにも警戒。
- 2ちゃんねるやTwitter等、該当作品のネタバレが多そうな場所に行かない。
- ニコニコ動画なら、あらかじめコメントを非表示にしておく。
- ネタバレになりそうな言葉をあらかじめNG機能で対策しておく。 例:死、犯人、勝、負、神展開など。
- 嘘バレと信じ込み、ワクワク感を維持する。「自分の目で見て確かめるまでは確定しない」。
- ネタバレされても動じないような精神を身につける。
- 「作品の面白さは演出・技術・動き・効果によるものでネタバレされたからといってなんとも無いよ」と強がる。
- 公式がネタバレのときはどうしたらいいんだろう。
コラム : どこまでが「ネタバレ」なのか?
では、どこまでが「ネタバレ」として扱われるべきなのか?
ブロガーや掲示板利用者、さらにはニコニコ大百科編集者を悩ます問題のひとつでもあるだろう。果たしてどこまでの記述が許されるのか。ネタバレは「悪」か「善」か。ネタバレ糾弾を恐れるあまりに作品の魅力について触れられない、ネタ部分を払拭出来ないといったファンのジレンマは解決されるのか。
ネタバレに関する私的定義(甘くする定義)
作品のことを書く以上、すべてはネタバレにあたるといえばそうなのかもしれないが、少し厳密に定義しようとすると次のようになるのではないかと思う。
ある時点まで情報を伏せておくことによる演出効果(おもしろさ)が意図されている時に、その情報を望まない未視聴の人間に教えて視聴する楽しみを損なうことをネタバレという。
こういう定義に基づけば、たとえば結末に関する情報でも断片的でその情報からでは隠された部分を推測できない場合や、情報を伏せることによる演出効果が意図されていない場合などはネタバレにあたらないので、思い切って書くこともできるかもしれない。
たとえば「~子: 大統領の娘」と書いた場合でも、作品内で最初から「大統領の娘」として出てくる場合はネタバレではないが、普通の人として登場して、最後に正体が明かされることで謎が解明される、といった場合はネタバレになる。
ただ、すでに知っている人間と知らない人間とでは視点・感じ方にかなり温度差が出るので、意識して検討する必要はある。またどこまでが制作者の「意図」であるかも(そのことをおもしろいと思ったかどうかという主観に基づく)推定でしかなく、人によって解釈が分かれる可能性は十分にある。
人によって解釈が分かれるのを避けるために、情報すべてを一律にネタバレ禁止としたりする場合もある。
また、上記の定義によるのであれば、見る前からネタバレすることが明らかなもの(プレイ動画や一部の2次創作)や、視聴者が結末を知っていることが前提のものなどはネタバレにあたらないといえる。
フラグはネタバレか(辛くする定義)
フラグの本質が物語を成立させるための演出の型の断片であるということに理解があれば、死亡フラグなどはフラグの存在を明かしてしまうことだけで死亡を予測することができ、生死に言及しなくてもネタバレになりうる。
よくあるネタバレの一例
まとめ
ネタバレは他人の楽しみを奪うことになるので、極力避けた方がよい。
例えばあなたが楽しみにしていた物語を見る前に「この話、実は最後で××が××なんだよ!」と言われてしまったら、どう思うだろう?
安易かつピンポイントなネタバレによって、最後までその作品を見る、楽しむ気持ちが削がれてしまう人も多くいることにはまず配慮しなければならない。
しかしその一方、ネタバレを過剰に避けることで文章が読みづらくなったり、誤解やネタ扱いが生じたまま解消されないという事態が生じ、結果として作品から離れてしまう人がいるのもまた事実である。また、ネタバレを批判することで場が荒れることがあり、「荒らしに構うものも荒らし」に似たジレンマを生むこともある。
いずれにせよ、あなたにとっては許容できない・できるネタバレでも、仮にネタバレにはあたらなくても、人によってはそうは考えないということがあるということは念頭に置く必要がある。
関連動画
関連項目
- ネタバレ注意
- ネタバレ禁止
- ネタバレ推奨
- 公式ネタバレ
- サムネタバレ
- 画像は適当です
- 時間がネタバレ
- タグネタバレ
- ネタバレコメント
- ラスボス
- フラグ
- 嫌なら見るな
- ※予測コメ注意
- ネタバレ襲来
- ネタ潰し
- 初見
- スポイラー(ネタバレ、ネタバレする人を指す英語)
- 犯人はヤス
- 『シン』はジェクトだ
- まあ、黒幕はウェスカーなんですけどね、初見さん。
- ニコニコ大百科:ネタバレ部分の記載について
↑「心臓」に「わるい」と書いた画像
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