ネチケット(Netiquette)とは、インターネット内におけるエチケットのこと。
インターネット特有のエチケットと一般的なエチケットを併せた内容を示す造語。
2001~2004年頃に特によく使われており、「ネットマナー」「インターネットリテラシー」と同義である。
現在はネチケットより昔から使われていた単語「ネットマナー」の方が一般的であるため、概要はネットマナー(ネチケット)として説明する。
概要
インターネットにおける礼儀的なもの。各マナー解説サイトの内容に関しては大体似ている傾向である。
インターネットは日々進化し様々なコンテンツが生まれる世界であり、コンテンツごとに違うマナーの概念が生まれる可能性もある。
そのため、古いマナー解説サイトは必ずしも各コンテンツ形態と合致しない場合がある。
だがインターネットを利用する多くのユーザーは、ネットマナーに対しある程度の共通した考え方を持っていると思われる。
「自分が快適に過ごし、そして他人に迷惑をかけない姿勢」が基本である。
ニコニコ界隈でのネットマナー
この記事では、主にニコニコ大百科・ニコニコ動画・ニコニコミュニティ内でのネットマナー(ネチケット)を扱う。
「ニコニコ大百科を楽しく過ごすために」の記事も参照。
そちらの記事にも、「楽しくて迷惑をかけないならOK」という基本方針の記載がある。
ニコニコ界隈のコメントはユーザーが荒らしを削除申請できる制度もあり、利用規約もあるので誹謗中傷コメントを歓迎はされていない。
インターネットは不特定多数が見る場であり、ニコニコもゆる~く楽しみたい場ではあっても「暴言だろうが何だろうが自分が書きたいことは、自由な口調で何でも書いて良い場」では無いのはネットに書き込む際のマナーとしてぜひ知っていて頂きたい。
ネットでは、どんなに悪事を働いた相手・事柄・存在だろうと誹謗中傷をしたら、批判を書いた自分こそ悪事を働いたものと周りから見えてしまうケースが多い。
批判が必ずしも悪いということではなく、口調は出来るだけ穏やかに「ほんわかレス推奨」なのである。
友人・知人でもない顔が見えない相手に対してレスをする時ほど口調は暴言を使わず相手に意思が伝わるよう、ついカッとなって書き込まず一呼吸おいて落ち着きましょう。
大百科やコミュニティ以外の、動画のコメントにおいても荒らし行為にあたる暴言はご法度であり「ほんわかレス推奨」。
動画のうp主の多くは、誹謗中傷コメントや荒らしに書き込んで欲しくて動画をアップしておらず、見に行く人も動画をニコニコ楽しみたいのです。
全インターネットで一般的に言われているネットマナーに関しては後述項目のリンク先を参照。
動画を閲覧の際
- 動画説明文を読む
動画投稿者の書いた動画説明文(投稿者コメント)を、動画を視聴する前に必ず読むこと。
その動画を見る上での動画投稿者からのお願いや重要な連絡事項などが書かれていることがある。
逆に動画説明文を読んでないと思われるコメントは非難されることが多い。 - 良い動画・記事・コメントは褒める
動画であればコメントの投稿・マイリスト登録・宣伝などで。
ニコニコ大百科の記事なら該当記事の掲示板に書き込み、またはほめるボタンで。
その動画・記事が”良い”ことを、投稿者にアピールする。
投稿者にとって大きな励みになるし、それが新たな動画・記事作成の原動力にもなる。 - 批判・意見は具体的に
動画・記事に悪いところがあれば、黙っているよりは指摘した方が良い。
記事であれば自分で手直しするのも手、ただし改悪にはならないように。
指摘する際も、何がどう悪いのか、どうすれば良い動画・記事になるのかを具体的に書くと尚良い。
単に「クソ動画」とコメントするだけでは荒らしと捉えられかねないので注意。 - せかさない
シリーズ物の動画や新作・続編が待ち望まれる動画など、しばらく経っても次回作・新作が投稿されない時もある。
そんな時、「早くしろ」「新作まだか」等投稿者を急かすようなコメント・タグの投稿及び登録は控える。
続きが見たいのは皆同じ、せかさずゆっくり待つこと。
いわゆる荒らし行為
荒らしそのものについてはWikipediaや該当記事を参照。
ここでは主にニコニコ動画の機能を悪用した荒らし行為について記述する。
- 一般的なマナーに反したコメント及び動画の投稿
暴言、煽り、セクハラ発言、意味不明な文字列・記号の投稿など。
目立ちやすいように、大文字色付きで大量に投稿されることが多い。 - コメ流し
適当な文字列や空白を大量に投稿し、他の視聴者が投稿したコメントを流す行為。 - タグ荒らし
視聴者及び動画投稿者が登録したタグを執拗に削除したり、関係の無いタグに変更する行為。 - 検索妨害
よく検索されるキーワード・タグが付いた動画を大量に投稿する行為。
また動画のサムネイルが精神的ブラクラになっている場合もある。
例:「ダイエット」で検索したら、サムネがグロ画像の動画が大量に出てきた。
法律で罰せられる犯罪行為
「冗談のつもりで」「ネタだと思って」「本気にされるとは思わなくて」「【自重したら負けだ】と煽られて」は、逮捕された人の常套句です。
捕まるつもりがなければ(捕まるつもりがあっても)、次のことは絶対にやってはいけません。
- 著作権侵害
- 創作物(映像、文章、音楽など)の製作者および関連会社には著作権および隣接権があります。
無断での創作物の利用は権利者団体から訴えられ、多額の損害賠償金を請求される可能性があります。
「著作権」の記事が詳しいです。 - 犯行予告・脅迫
例:「●●駅に放火してやる」「明日××株式会社の社長を殺す」「△△を包丁でサクリとやる」
冗談でも100%捕まります。警察が本気になれば一発で身元が割れます。
”殺す”の部分をぼかしたりタイプミスすれば捕まらないだろうと思って犯行予告し、捕まった例もあります。
実際、ニコニコ大百科から過去に逮捕者が出たことがあります。
「犯行予告」の記事が詳しいです。 - いたずら注文
主に仏壇や時計、宝石、クルーザーなどの高額商品をニコニコ市場で買う気がないのに注文すること。(2024年現在もうニコニコ市場はないけどね・・・Amazonとかでやる人が居そうなので)
ネタだろうがなんだろうが営業妨害で捕まります。
業者から多額の迷惑料を請求される・実際に買わされる可能性もないわけではありません。
「仏壇騒動」の記事が詳しいです。 - 個人情報の漏えい
頭にきたからといって知人の電話番号や名前、メールアドレス、住所を晒してはいけません。
いくら相手が嫌な奴だろうと捕まります。 - 誹謗・中傷行為
特に人物を特定できる場合、いじめと同じく犯罪になります。意味的には上記と若干被ると言えるでしょう。
ニコニコではなく逮捕されたわけでもありませんが、世間では長崎県佐世保市の
少女殺害事件の被害者がこの行為を行なっていたことで有名です。
2022年7月7日に誹謗中傷が厳罰化されて逮捕者も出ています。
参考リンク
ネチケット(ニコニコ動画以外の)については、以下のサイトを参考にするといいかもしれない。
小学生向け
◆ドラえもんのまんがでわかるルールとマナー集
かんたんでわかりやすい説明です。
◆あんぜん・あんしん・インターネット
ていねいでいろいろな場合にわけて説明されています。 (保護者向けページあり)
中学生向け
◆=よくわかるネチケット=
ネチケットの隅々までの解説。ノーマナー行為の対応策も書かれている。
◆毒吐きネットマナー
主にホームページ管理人の立場から見たノーマナー行為について書かれている。ある意味で特にオススメ。なお、元サイトは既に削除されているが、下記の「毒吐きネットマナーPlus」で内容を読むことができる。
◆毒吐きネットマナーPlus
上の「毒吐きネットマナー」の文章を転載した上で、内容についてコメントを加えたサイト。
その他、おすすめのホームページがあれば自由に追加してください。
関連項目
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- 0pt