ネチズン【netizen】とは、「network citizen」(ネットワーク市民)を短縮した造語である。
概要
日本(のネット上)では韓国起源の造語と勘違いされることもある(後述)が、実際はアメリカのコロンビア大学が起源らしい。 (IT用語辞典より)
インターネット上においては国境は無いに等しく(言葉の壁はあるが)、またハンドルネームも多種多様であるため、名前だけでどこの地域の人物なのかを判別しづらいため、ネチズンと言う言葉を肩書きに用いる場合、「○○のネチズンの~(○○には主に国名が入る)」と言った風に使われる。
韓国での造語だと思われる理由
日本国内では、実生活ではもちろんの事インターネット上でも滅多に「ネチズン」などと言う言葉は使わないし、聞かない。
造語や特定のものを指す短縮語にやたら関心を示すマスコミでさえも殆ど使わないのだから、如何に日本においてなじみの無い言葉であるかが分かる。実は2000年前後、各種メディアで流行らせようとした事もあったのだが、「ネチケット(ネット+エチケット)」と共に、あまりの語感の悪さから浸透しなかったというのが一般的見解である。
では一体どこで使われるのかと言うと、韓国の(ネット)メディアである。
韓国の一部メディアは事あるごとに日本を引き合いに出し、2ちゃんねる等のインターネット掲示板の情報などに飛びつく事で有名であるが、それを元に記事を書く際、しばしば「日本ネチズンは~」「韓国ネチズンの~」と言った表現を用いる。
そのため、「ネチズン」と言う言葉を目にした場合、それは高確率で韓国メディアのニュースであり、これが韓国での造語だと思われる主な原因になっている。
最近の韓国内での「ネチズン」の意味合い
韓国のごく一般のネットユーザーからは、毎年3月1日の三一節(三・一独立運動、日本統治時代に起きた朝鮮独立運動記念日。祝日)や、8月15日の光復節(韓国が日本の支配から解放されたとされる日。祝日。同名の祝日は台湾にもある)前後に日本へ向けての攻撃、他国とのいさかいを切っ掛けに騒ぎを起こしたり、自国民にも矛先を向ける「ネット上での手段を問わない、先鋭化した愛国者集団(ネット国粋主義者)」と認識されはじめている。2010年3月1日の2ちゃんねるへの「サイバーテロ」で米国FBIやFBIソウル支部が動くという事態(2ちゃんねるのサーバーは米国内にある)を引き起こし、「アイツらと一緒にしないでくれ、迷惑だ」という声も多いのである。
最近は、韓国語醇化運動(混じり気のない国語を目指して、外来語を排除し、自国固有の言語に置き換える運動)の観点から、韓国の国立国語院が考案したらしい「ヌリクン」(ヌリ(世界)+クムル(網)+クン(人)の略語、要するにネットユーザー)が徐々に広がっている。
ネチズンが上記のようなことが元で若干差別的意味合いを持ち始めていることから、既に自ら好んでヌリクンを名乗るユーザーもいるが、結局同じ意味を持つようになる気がしなくもない。
そしてネチズン同様異様に語感が悪い。
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