ネティクス(RX-78NT-X / MRX-003)とは、ゲーム『Gジェネレーション』および漫画『機動戦士ガンダム カタナ』に登場するモビルスーツである。初出はGジェネ魂。
概要
宇宙世紀0080年代、連邦軍のサイコミュ研究が本格化した頃に開発されたニュータイプ対応MS。
元々オーガスタ研が開発していた「RX-78NT-X(名称不明)」をムラサメ研に引き渡し、完成させた機体。有線式のサイコミュ兵器(有線式ビット)を背部に装備しているが、当時はビット兵器の小型化が進んでいないため、通常サイズの本体だとオーバーサイズなのは否めない。
このほか、近距離用にビーム・サーベルと頭部バルカン砲、中距離用にマシンガンと連装ビームランチャー、長距離用に有線式ビットとビーム・ライフルを装備し、全距離全方位に対応できる究極のMSとして仕上がった。
ネティクスの有線式ビットに不満を抱いたムラサメ研はジオングの仕様(有線アーム)を採用、一方のオーガスタ研は教育型コンピュータの補助を第一としたインコムを開発したといわれる。
ベース機(NT-X)との違いは不明だが背部の有線式ビットはMRX-002(後述)にも見られる。しかしガンダムMk-Ⅳがオーガスタで開発された事を踏まえるとNT-Xの時点で装備されたものとも考えられる。
MRX-002が設計段階で終わった事もあり、ネティクスが連邦軍初のニュータイプ専用MSとなった。これまで稚拙なサイコミュ兵器(実際はボールをビーム砲にしたもどき=ジム・ジャグラー)しか持たなかった連邦のサイコミュ関連技術はここで飛躍的な進歩を遂げたと言える。
もっとも結局はAE社の躍進・政治的取引もあり、自前のNT専用機の占める幅は減ってしまっている。
Gジェネレーションでは
いずれの作品でもガンダムNT-1を開発して手にすることが出来る。
『SPIRITS』で初登場。νガンダムからも開発できるが、SPIRITSでは一方通行の開発であるため大幅な戦力低下な罠。(ネティクスを開発するとガンダムMk-Ⅱになる)また、バルカンの消費ENが16と非常に高い上、射程1への攻撃可能武器はバルカンしか存在しない。
『WORLD』に登場した際に、ビームサーベルを入手した。開発先も変更になり、ガンダムMk-Ⅳや量産型νガンダム等、連邦のインコム装備機体へ進化していく。オリジナルパイロットであるシェルド・フォーリーを搭乗させてビームサーベルを使用すると、同じくオリジナルパイロットのマリア・オーエンスと掛け合いが発生する(量産型νガンダムのインコム使用)。
『OVER WORLD』では、ついに有線式ビットが覚醒武器に。ニュータイプパイロットを載せると高い火力が出せるようになった。
本家宇宙世紀では
『機動戦士ガンダム カタナ』に登場する。U.C.0084年にジオン系技術を転用してグラナダで作られた有線ビットをNT-1が装備。
ネティクスはフルアーマー・ストライカー・カスタムやブルーディスティニー・オメガと共にシン・フェデラル軍との決戦に投入された。パイロットは引き続き、強化人間のコテヅが務める。
NT専用プロトタイプガンダム
ボンボン最後のUC系MSV企画「MSV90」に登場。型式番号:MRX-002
ムラサメ研で開発された地球連邦軍のNT専用機。ジオン系のサイコミュ兵器を採り入れた意欲的な機体で、両腕・両脚・バックパックに有線式ビットを計10基搭載し、加重対策に各部にバーニアを装備している。
ペーパープランで終わったといわれる。
後発のネティクス(MRX-003)との強い関連性が伺える機体だが、全高30m級と割と肥大化してしまった事が決定的に異なる点として挙げられる。こうした大型兵器の思想はモビルフォートレス(サイコガンダム)に受け継がれた。
関連動画
関連商品
関連項目
- Gジェネレーション
- シェルド・フォーリー
- ガンダムNT-1
- サイコガンダム
- ガンダムMk-Ⅳ
- ガンダムMk-Ⅴ
- ガンダムデルタカイ
- シルヴァ・バレト
- ストライカー・カスタム
- ガンダムシリーズのMS・MAの一覧
- 0
- 0pt