ネフティスとは、古代エジプトの女神の一柱である。もしかして→ネフティスの鳳凰神
正確には古エジプト語では「ネベト・フゥト」と書く(ネフティスはギリシャ語読み)。
名前の意味は「城の女王(女主人)」。
概要
数ある古代エジプト神話の内、ヘリオポリス神話に登場する女神。
死者を守護する女神であり、戦いと嵐の神・セトの妻。そして冥界の神・オシリスの妹である(なおオシリスとセトは兄弟、すなわちセトとネフティスも兄妹である。神話あるある近親婚)。
古代エジプトの神々としては比較的珍しく人間そのままの姿で描かれている。ただし、場合によっては羽が生えていることもあり、死者の守護神としての役割を担う際は猛禽の姿である。なお、ピラミッドなど王家の墓に収められていた内蔵を入れた壺「カノプス」の守護も司っている一柱でもある。
ブラコン女神
――しかしこの女神、極度のブラコンである。え?そもそも近親婚だからどうしてもそうなる?こまけぇこたぁいいんだよ!
兄であるオシリスの子を身ごもろうと画策。あの手この手を尽くした末にとうとう妊娠、そして死の神・アヌビスを出産した。
しかしアヌビスはなんとセトの怒りを恐れたネフティスにより捨てられてしまった(後にオシリスの妻・イシスが救いだし養子に迎えている。なんという複雑すぎる関係)。
その後夫・セトの手によりオシリスが殺害された際は、イシス(実は彼女もネフティスの姉妹である)と協力してその死体をかき集め、繋ぎ合わせて復活させることに尽力している。
このエピソードから彼女は死者を守護する女神として名を馳せることとなった。
関連項目
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