ノリス・パッカードとは、漢の中の漢である。
概要
ジオン公国軍大佐。有能な指揮官であり、グフ・カスタムを駆るエースパイロット。声は市川治[1]。
「アイナ様の想い人と出会う。面白い人生であった――――だが、負けん!」
「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」に登場するジオン軍のベテラン軍人で、階級は大佐。
東南アジア方面に展開するギニアス・サハリン少将指揮下の部隊に所属。ギニアスの副官だが、アプサラスの開発に没頭し組織運営に興味の無いギニアスの代わりに実務を取り仕切っている。
また、サハリン家に大恩があり、ジオン公国の名門貴族でありながら現在は没落しているサハリン家に絶対の忠誠を誓っている。その姿勢は部下として従うというより尽くしているという感覚に近い。特にギニアスの妹アイナには父性本能のような感情を抱いていたようだ。
自らを職業軍人と呼ぶように謹厳実直で任務に忠実である。また、ジオン軍の高級将校らしく武人気質であり、連邦軍の戦い方に苦言を呈する場面もあった。私人としては頼れる大人の風格があり、両親のいないアイナは親代わりと感じていた。そのことを告げられた時は、珍しく顔を緩めて照れていた。
小説版によると、ジオン共和国軍(公国軍の前身)時代から軍人として働いていたという。その屈強さが認められ、ボディーガードとして雇われた事がサハリン家との出会いであった。当時幼かったアイナは大男のノリスを見て泣き出してしまったとか。だが強面なのにおろおろするノリスを見て、すぐ笑い出した。
軍人としては高級将校でありながらMSパイロットとしての腕も一流で、専用の黒いノーマルスーツに身を包み自ら出撃することもしばしば。
劇中では陸戦型ザク(MS-06J)を駆り、スペックに圧倒的差のある陸戦型ガンダム(RX-79〔G〕)と互角の戦いを演じて見せる(第3話)、グフ・カスタムで単騎出撃した際にヒートワイヤーを駆使して空中を飛ぶジェット・コアブースターを撃墜する、1機で連邦軍の2個小隊を手玉に取るなどエースパイロットに相応しい活躍を見せた。特に第10話「震える山・前編」で第08小隊との交戦で見せた鬼神の如き戦いぶりは、ガンダムシリーズ屈指の名戦闘シーンとされ評価が高い。
グフの再評価
グフ乗りのエースパイロットとしては初代機動戦士ガンダムのランバ・ラル以来であり、ノリスとグフ・カスタムの「説得力のある強さ」はザクやドムと比べて今ひとつ出番のなかったグフを再評価するきっかけになった。
また、いぶし銀のベテラン軍人が駆る重厚で泥臭い機体というグフのイメージを強く印象付けたと言える。
これ以後、グフは地上戦でエースや熟練したパイロットの機体として扱われることが多くなった。
ゲーム「機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…」に登場する"荒野の迅雷"ヴィッシュ・ドナヒュー中尉はその一例である。
その他の作品での活躍
小説版「機動戦士ガンダム 第08小隊」では展開がやや異なり、ケルゲレン脱出のために部下2人を従えグフ・フライトタイプ3機で連邦軍の本陣である大型陸戦艇ビッグトレーを強襲する。ここでもアニメ同様に第08小隊と交戦し、同様の結末に至る。
if要素のあるゲームに登場する場合もアニメ同様に指揮能力とパイロット能力の高いキャラクターに設定され、ギニアスの計画していた大型MAアプサラスによるジャブロー強襲作戦で活躍したり、展開によってはアイナの説得で寝返ったりすることもある。
関連動画
関連項目
脚注
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- アスラン・ザラ
- アムロ・レイ
- イオク・クジャン
- アーノルド・ノイマン
- キシリア・ザビ
- シャア・アズナブル
- ギレン・ザビ
- クリム・ニック
- クロノクル・アシャー
- ケナンジ・アベリー
- 三馬鹿(機動戦士ガンダムSEED)
- シャリア・ブル
- シン・アスカ
- シン・マツナガ
- シーマ・ガラハウ
- ジョニー・ライデン
- ジーン(機動戦士ガンダム)
- ディアッカ・エルスマン
- ドズル・ザビ
- ビルギット・ピリヨ
- ブライト・ノア
- ヘンリー・ブーン
- マ・クベ
- マリュー・ラミアス
- メイリン・ホーク
- ラウ・ル・クルーゼ
- ラクス・クライン
- ルナマリア・ホーク
- レイ・ザ・バレル
- ワッケイン
▶もっと見る
- 8
- 0pt
- ページ番号: 847050
- リビジョン番号: 3298635
- 編集内容についての説明/コメント: