ノートン先生とは、NortonLifeLock社(旧:シマンテック)が誇るセキュリティソフトウェア「ノートン」シリーズの愛称である。
概要
アメリカの企業NortonLifeLockが提供するセキュリティソフトウェアの一つ。メーカー製PCには体験版としてプリインストールされていることが多いため、おなじみといっても良い存在であり、日本国内ではウイルスバスターと並んで有名なソフトである。
かつてノートンアンチウィルスシリーズのパッケージ写真がドクター風の男性だったことから、ソフト自体を擬人化して主にネット上で「ノートン先生」と呼ばれるようになった。ネットユーザーにとってはgoogle先生と並んで頼りにされがちな先生と言えるだろう。(ちなみにパッケージの人物はピーター・ノートン氏といい、旧ノートンシリーズを開発していた技術者である)。
ウイルスと戦う為の装備を備えたのが『Norton AntiVirus』、ウイルス以外に、ファイアーウォールやその他総合的な機能を盛り込んだセキュリティスイートが『Norton Internet Security』、それらに加えてストレージ管理に関する術を備えているのが『Norton 360』である。
よくある用例
「インスコしようとしたらノートン先生に怒られたぞ」
「ノートン先生が何も言わないから大丈夫だと思ったのに……」
ノートン先生の商品と技術
ノートン先生の商品群
- ノートン アンチウイルス
- ノートン インターネットセキュリティ
- ノートン 360
- ノートン オンラインバックアップ
- ノートン ゴースト
- ノートン ユーティリティーズ
- ノートン モバイルセキュリティ
- Symantec PCanyware(PCエニイウェア)
ノートン先生の基本的な機能
- スパイウェア対策
- ウイルス対策
- スパム対策と保護者機能
- 双方向ファイアウォール
- 高度なフィッシング対策
- 侵入防止
- ルートキット検出
- 同一世帯のコンピュータ3台までを保護
- スパイウェア防止: スパイウェアを検出し削除
- ウイルスやインターネットワームを自動的に駆除
- ウイルス対策セキュリティ: 電子メールやインスタントメッセージをウイルスから保護
- ハッカーから保護
- フィッシングサイトによる個人情報の盗難を防止
- パフォーマンスの向上により、起動とスキャンがスピードアップ
- ワンクリックで専門的なサポートにアクセス可能
- ネットワークセキュリティ監視機能でワイヤレスネットワークを保護
- Norton Identity Safe で個人情報の盗難保護を強化
- バックグラウンドでサイレントに動作
- ウイルスに感染した電子メールの拡散を防止
- ルートキット検出は、特許を取得した技術を用いて、OS内を検索
- 更新サービスの有効期間を通して、保護機能の更新と新機能を利用可能
- On-going Protection オプションにより、更新サービスが自動的に更新
- スパムメールに対する保護・アクセス制御機能など
その他
- 2012年1月に、不正アクセスで「ノートン先生(2006年版)」と「PCエニイウェア」のソースコードが盗まれていた事が発表された。シマンテックはPCエニイウェアには注意を呼びかけているが、それ以外は最新の製品を適用していれば問題ないとしている。[1]
- 2022年、ノートン360に暗号資産採掘機能が追加され、物議を醸している。[2]
関連動画
ノートン・ファイター
シマンテックが日本で浸透させるために生み出した防衛戦士(歌:影山ヒロノブ)。悪いことをしているモンスター(ウイルス・スパイウェア)のところにはノートン・ファイターがやって来るとか来ないとか。
しかし現状は野放しである
関連静画
関連商品
関連項目
脚注
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