ハイパーバトルビデオ(超バトルビデオ、HBV)とは、平成ライダー毎年恒例の児童向け雑誌『てれびくん』の応募者全員サービスで貰える、スペシャルビデオ、またはDVDのことである(VHSビデオは『剣』まで、同じく『剣』からDVD収録。DVD収録化以降の表記は「超(ハイパー)バトルDVD」)。
概要
全てに当てはまる訳ではないが、構成を簡単に書けば、
- そのシリーズに出てくるライダー、ライダーが備えている能力、所有している武器やバイク、ライダーの変身者の説明(前半)
- TVで出てきた敵、またはハイパーバトルビデオオリジナルの敵と、ライダー達の戦い(後半)
と、以上の二つである(前半部分の内容は別に付録としてDVD収録される場合もある)。
こう書けば、「なんだ、普通のキャラクター紹介ビデオか」と思う人もいると思われるが、侮ってはいけない。視聴時間はTV本編半分の10分少々だが、その内容が異様に濃い。以下はその大まかな例。
- 最弱のゴ族
- 最強のライダーの押し付け合いだッピ!→「…銭湯じゃないのか?」
- ミラクルワールド/「俺たちは!」「人類の自由と!」「平和を守る…」「「「仮面ライダーだ!」」」→「なんか変なんだよなあ…ま、いっか」/ドラゴン繋がりの共闘
- ミュージカル/猫舌たっくん/草加雅人なら大丈夫/音撃もどき/タクミネーター
- 馬鹿には見えないマフラー/( 0H0)<オレノリモートノオカゲデカチマシタネ オレノジェニミガイマブンシンシタジャナイカ>(0M0 )
- 喋る盤獣/目醒める少年/変わらぬ裁鬼/デデドン!(困惑)
- 毎朝鏡の前で顔を洗う男の新フォーム→後にPS2のゲームでまさかの登場
- ビリーズブートキャンプ
- イクササイズ
- 最強の付録「ディケイドバズーカ」
- Cの鉄人/ミュージアム、なに作ってんすか
- 「カンガルー凄い!」
- 徹・夜・戦・闘/先・輩・来・日/友・人・遭・難
- 店長のアンダーワールドにロクなことはない(MOVIE大戦アルティメイタム参照)
- チャレンジしたてフレッシュ!フレッシュオレンジアームズ!/いつもの謎の少女/ゆたcafe出張版
- てびれくん(露骨なシャドームーン推し)/大改造ドライブビフォーアフター/宇宙の神様「何がタイプハイスピードだ!お前なんかただの銀メッキだ!」
- 究極の怪盗は最期になにを求めたのか/歴代でもシリアスなHBV
- 目覚めよ!俺のとんち力!(野球)/マコトラスイッチ/御成の性癖発覚/座禅アタック
- ドライブに引き続きシリアスなHBV/帰ってきた西園寺/15人の英雄と1人の天才/Vシネマ『仮面ライダースペクター』の前日譚
- 復活のcombination!/本編へと繋がるlast...?
- ナゾトキLabyrinth/超キョウリョクプレイ!KNOCK OUT FIGHTER 2!/『ANOTHER ENDING』序章
- 報道番組「アナタの悩みにライダーキック」/友情のドッグタグ
- 「切符の買い方分からない!」→「走ってきた!」/地球外パワー再び発動!(手品)/「これ直すのに一か月かかるよ幻さん…」
- ゲイツのヒミツ2019/2019:あそびたがりのゴーストたち/ビビらないツクヨミ2019/2019:サイキョー!?ビビるパワー
- 不思議なことが起こって構築された謎のゼツメライズキー/通信衛星ゼア「(何を構築すればいいのか)分かりません」/斬新過ぎるカンガルーのライダモデル
初見ではこれを見ても、「なに書いてるんだよ」「さっぱりわからん」と思われるかもしれないが、最早ネタの量が多すぎて、これしか言いようがない。一回でもいいので、視聴をお薦めする。媒体がDVDに移行してからは視聴者の選択により様々な展開を見せる。キミならどうする!?
ネタの量もそうであるが、上の例で記したオリジナルフォームや、本編では使われなかったり完全オリジナルの必殺技があったりと、レア物の宝庫でもある。また、オリジナルの武器や怪人などはてれびくんの読者から募集し、優秀な作品が映像化される事もある。そのため子供たちのフリーダムな発想もカオスっぷりに拍車をかけているかもしれない。
最近は劇場版の前に公開されるネットムービーや本編での連動回などが結構色々やらかしてしまっているので影が薄くなってきたが、それでもなお、公式が病気であることには変わりない。さらにドライブ以降では本作以外にも劇場配布用DVDが複数製作されたり、劇場版、主にMOVIE大戦での人物が再登場する新作が本編終了後に製作されるため、本編や劇場版との連動性も濃いものとなっている。そのため毎年、恒例の病気具合を見たい一心で応募者全員サービスのある号だけを買う大きなお友達もいるほどなのだ。
なお、応募用ハガキには世帯主名とお子様名の記入欄が存在するが、自身の名前を世帯主として記入すればお子様名の欄は空欄でも問題なく郵送されるのでご安心を。
なお、事前に後日談『仮面ライダーエグゼイドトリロジー アナザー・エンディング』と連携がとられることが告知された『エグゼイド』のハイパーバトルビデオ『[裏技]仮面ライダーパラドクス』は例外として、同時期発売の『仮面ライダーエグゼイド超全集』からでも応募できる。
誌上販売限定という特性故、一度買い逃してしまうと正規の手段で視聴する事は難しくなってしまうが、『555』と『W』のハイパーバトルビデオに関しては近年発売されたブルーレイBOXにて収録された。
近年は物語の終盤に差し掛かるタイミングになってハイパーバトルビデオが発売される傾向があるが、通年の物と同じくギャグ調で描かれることも多い。これは平成1期にて恒例行事だった夏のギャグ回の代わりとして制作していると思われる。
なお、ハイパーバトルビデオ限定で登場していたフォームの関連アイテムは基本的にてれびくんの付録として付属する事が多いのだが、近年はプレミアムバンダイを通じて一般販売が行われる事があり、てれびくんを通じずに限定アイテムを購入する事が出来たりする。
仮面ライダー以外のハイパーバトルビデオ
ハイパーバトルビデオは一般的に仮面ライダーのイメージがあるが、実はスーパー戦隊シリーズや超星神グランセイザーといった仮面ライダー以外の特撮作品を題材とした作品も少数ながら制作されている。
しかし、超バトルDVD=仮面ライダーというイメージが強すぎるのか、残念ながらいずれも仮面ライダーほどの知名度を得るのと定着に至っていない。
余談だが、スーパー戦隊シリーズの恒例行事として毎年制作されているスーパー戦隊VSシリーズは、1991年にてれびくんやたのしい幼稚園といった幼年誌合同で行われた応募者全員サービスで配布された恐竜戦隊ジュウレンジャーのビデオ作品をルーツとしている。
関連動画
2013年からは東映特撮ニコニコおふぃしゃるにて予告動画が配信されている。
関連項目
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