ハイラル王国とは、ゼルダの伝説シリーズの舞台となる王国である。
作品によっては物語に登場しないことがあり、時には別の名前で呼ばれることもある。
歴史
力の女神ディンが大地を、知恵の女神ネールが秩序を、勇気の女神フロルがあらゆる生物を創造した。
創造神がこの世を去るとき、女神ハイリアに神世界とトライフォースを見守る役目を託す。
神世界は後に『ハイリアの地』と呼ばれるようになる。
時は流れ、『ハイリアの地』はいつしか『ハイラル』と呼ばれるようになり、
女神ハイリアをルーツとする人々はハイリア人と呼ばれ、神秘的な力を持つようになった。
その後に「スカイウォードソード」のゼルダの血を引くものが、ハイラル王国を建設。
時の神殿があるハイラルの中心地に城を構え、聖地とトライフォースを密かに守ることとなる。
地理
ゼルダの伝説の世界の時間軸は『ゼルダの伝説 時のオカリナ(以下『時オカ』)』を分岐点として3つに分かれ、世界によって地名とその地が持つ意味が変わってくる。
例)時の神殿(時オカ)
┣迷いの森(ゼルダの伝説 神々のトライフォース(以下『神トラ』))
┗ 森の聖域(ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス(以下『トワプリ』))
フィローネ地方/中央ハイラル
- ハイラル平原
- ハイラルの中央にある、ハイラル唯一もしくは最大の平原。
- ハイラル城
- ハイラルを統治する王族が住む城。
プレイヤーが城の中に入ることは少なく、入れる作品ではガノンドロフの魔の手によってダンジョンと化していることが多い。
城のすぐそばには城下町があり、ここは自由に探索できる。『トワプリ』では非常に大きい街となった。 - 時の神殿
- ハイラルの歴史において重要な役割を持つ神殿。
光の賢者ラウルがトライフォースのある聖地への唯一の入口として造った。
時を超える力とともに聖地をマスターソードで封印し、マスターソードの台座は時の扉で閉ざし、3つの精霊石をその扉を開く鍵として、それぞれを信頼のおける森の民、火の民、水の民に守らせた。 - 迷いの森
- 一度入ると二度と抜け出せないと言われている森で、作品によって異なるギミックで迷わせてくる。
『時オカ』ではコキリ族が暮らしている。彼らは大人にならない種族で、一人前になると1人ひとりに一匹の妖精を手に入れるという習慣がある。リンクの故郷でもあり、ここから『時オカ』の物語が始まる。 - 『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(以下『BotW』)』ではコログ族が暮らしているほか、マスターソードが安置されている。
- 森の聖域
- 森の奥にある聖域。
- 始まりの台地
- 『BotW』に登場する台地で、リンクが最初に目覚める地でもある。
- ハイラル王国建国の地として伝わっている。
オルディン地方
- デスマウンテン
- 通称死の山。初代から登場している古参。活火山で登山には危険を伴う。
ゴロン族が暮らしている。木製のものはことごとく燃えてしまうため、登る際には鉄製の盾の装備推奨。爆弾花の産地で鉱山でもある。 - オルディン大橋
- カカリコ村
- デスマウンテンのふもとにある村。
王家に仕えるシーカー族が築き、村の奥にある墓地で眠る魂を守っている。
ラネール地方
ゲルド地方
- ゲルドの谷
- ハイラル平原とゲルド砂漠を繋ぐ細い通路。
- ゲルド砂漠
- 非常に大きな砂漠。ゲルド族が住む地域である。
『トワプリ』ではガノンはこの砂漠にある処刑場で封印された。
『ゼルダの伝説 スカイウォードソード(以下『スカウォ』)』において数千年前では海だったことが判明し、数千年間の間で砂漠化が急激に進行していたようである。
ヘブラ地方
ハテール地方
アッカレ地方
種族
上記に述べているようにハイラル王国には様々な種族が暮らしている。
出てくる種族は作品によって異なるが、以下の種族は複数の作品に出ており、ハイラルを代表する種族となっている。
- ハイリア人
- 女神ハイリアをルーツとする人々。
いわゆる人間だが、耳はエルフ耳である。神の声を聴くために長い耳をしているらしい。 - ゴロン族
- デスマウンテンに住む種族。身体が岩でできており、主食も岩である。
見た目に反して手先が器用で様々な工芸品を作ることができる。
見た目通りに力も強く、熱さにも寒さにも非常に強い、水の中にいても窒息死することがないなど、
かなりハイスペックな種族(ただし、『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』ではリンクがゴロンになった状態で水に入ることは出来ない)。 - ゾーラ族
- ゾーラ川の上流にあるゾーラの里に住む種族。いわゆる半魚人で水がないと生きられず、暑さにも寒さにも弱い。
潜水が得意で、長く潜ることが出来る鱗や半永久的に水に潜り続けることが出来るゾーラの服を作ることが出来る。
『神トラ』以前の作品ではリンクと敵対する魔物だった。 - シーカー族
- 代々ハイラル王家に仕える一族。
『ゼルダの伝説(初代)』『時オカ』『スカウォ』『BotW』にて登場している。 - ゲルド族
- 砂漠の民。
『時オカ』『ゼルダの伝説 4つの剣+(以下『4剣+』)』『BotW』にて登場している。
この一族には代々男が生まれると一族の王にするという決まりがある。
ちなみに『時オカ』『4剣+』のガノンドロフはどちらともこのゲルド族の出身である。 - リト族
- 鳥人種族。『ゼルダの伝説 風のタクト(以下『風タク』)』と『BotW』で見た目と設定が大きく異なる。
- コログ族
- 森に住む小さな樹のような見た目の種族。『風タク』と『BotW』に登場する。後述するコキリ族の子孫でもある。
以下はゼルダの伝説シリーズで一作品しか出なかった一族である。
ゼルダの伝説 時のオカリナ
ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし
ゼルダの伝説 スカイウォードソード
- キュイ族
- 森の中に済む種族。可愛らしい容姿で臆病。
- パラゲ族
- フロリア湖に済む種族。水の中に住んでいる。
- モグマ族
- 火山に済む種族。トレジャーハントを業合とする。一見すると強欲だが、実は義理堅い。
- RS-301
- 砂漠に住んでいたロボット。全員壊れているが、時空石を使うと一時的に復活する。
一体誰が作ったかは不明だが、動物のように繁殖可能と思わせる箇所が存在する。
ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
- ゾナウ族
- 神話時代にハイラルの天空で栄えた種族。地上に落り立ちハイラル王国の基礎を作った。
- 高度な技術とまじないの力を持ち、神のように崇められていた。
- 『BotW』でもその存在について暗に触れられている。
関連項目
親記事
子記事
兄弟記事
- インパ
- イーガ団
- ガノンドロフ
- ゲルド族
- コログ族
- ゴロン族
- シーカーストーン
- ゼルダ
- ゼルダ史
- ゼルダの伝説関連項目一覧
- ゼルダの伝説 知恵のかりもの
- ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
- ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
- ゾーラ族
- チンクル
- テリー(ゼルダの伝説)
- デクの樹サマ
- ハイリア
- ハイリア人
- プルア
- マスターソード
- リト族
- リンク(ゼルダの伝説)
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