ハテノ村とは、ゲーム『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(以下『BotW』)及びその続編『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(以下『TotK』)に登場する村である。
概要
ハイラル南東部ハテール地方東ハテールの、名前の通りハイラルの東の果てに位置する農村で、北にラネール連峰、南にエボニ山に挟まれた谷間に位置する。
北欧風の住宅やサイロ、風車が並んでおり、『神々のトライフォース』や『時のオカリナ』のカカリコ村に近い雰囲気を持つ村である。
100年前の大厄災で中央ハイラルを中心に点在していた多くの集落が滅んだ現在ではハイラル最大のハイリア人の村だが、村人の認識は「なにもない田舎町」のままのようである。
ゲーム的には、指示通りにゲームを進めた場合にシーカーストーンの修理のために2つ目に訪れることになる村であり、最初の村に相当するカカリコ村に比べプレイヤーにとって役立つ各種施設が揃っている。
主な施設
※:『BotW』のみで存在
*:『TotK』のみで存在
- ブティック ヴェント・エスト
- 旅人に村を案内するのが趣味の中年男性ソテツと内気な女性ソフォンの親子が経営する防具屋。
- 接客はソフォンが部屋の隅の初見では見えない位置で行っている。売り物の縫製はソテツが行っているらしい。
- ハイリア装備、ハイリア兵装備、防寒着が売られている。ハイリア兵装備はここでしか手に入らない。特殊な効果は何もないが序盤に手に入る戦闘向き防具の中では最も強力である。完全上位互換の古代兵装備が手に入った後も見た目的には優秀。
- 店名はイタリア語で「東の風」という意味。
- よろず屋 イースト・ウィンド
- ハテノ村の畑や牧場、森で採れたと思われる食材や各種矢が売られており、ソテツ曰く「売ってないもの以外は何だって売ってる」とのこと。それはどこだってそうやろ
- 店名は英語で「東の風」という意味。
- 元祖 東風(こち)屋
- 独特な見た目と口調の店主セージが経営する、ハテノ村の伝統工法「ハテノ染め」を受け継ぐ染色屋。
- 店内のポスターでも示されている、染めたい色に対応する食材や魔物素材などの染色素材があれば一回20ルピーで防具の染色ができる。脱色であれば20ルピーのみで可能。
- 染色素材を染色したい服を着た客に抱えさせ、水のような液体を張った大きな桶に落下させることで衣服を染色している。脱色の場合も同様。これは若者も離れていくわ
- 店名は日本語で「東の風」という意味。
- 民宿 トンプー亭
- 村一番の美人と評判のツキミが店番をする宿屋。
- 店名は日本語で「東の風」という意味。
- 村長の家
- 村の中心にある住宅で、ここで村人の会合が行われるそうである。
- 玄関脇に女神像が建っている。
- 村長のクサヨシは昼間裏のハイラル米畑で農作業をしている。
- サクラダ工務店モデルハウス
- この村を本拠地とする建築会社「サクラダ工務店」のモデルハウスで、一番西の建物は社宅も兼ねている。
- 立方体のブロック型の部屋を繋ぎ合わせて作られた独特な見た目の建物が並んでいる。
- リンクのお家
- モデルハウスからタルホ池に架かる橋を渡った先にあるリンクの家。
- もともとは長い間使われていない空き家で、サクラダ工務店により解体が進められていたが、リンクが買い取ることになる。
- 「リンクのお家」の名は表札に実際に書かれているもの。『時のオカリナ』のオマージュになっているとはいえ緩すぎではなかろうか。
- ミャマ・ガナの祠『ミャマ・ガナのからくり』※
- モデルハウスの隣にある祠で、順当に進めた上でラムダの財宝探しの道中にあるトト・イサの祠をスルーしていた場合、最初に攻略することになると思われるジャイロ機能を利用した謎解きの祠である。
- 迷路のようなボードを傾け、上の球を落とさないように運んで飛ばすだけの単純な仕掛けだが、正攻法で解こうとすると難易度が高く、勘の鋭いプレイヤーはボードをひっくり返し平らな裏側を使って攻略することもある。筆者の様に勘が鈍いプレイヤーはボードで球をはじいて飛ばす方法を思いつかず、途中でボードに飛び移りビタロックで球を飛ばすことになる。
- ハテノ牧場
- 村の東の丘の上にある牧場。ハテノウシやコウゲンヒツジが飼われている。
- 作業員のドダンツに話しかけることでシカ狩りのミニゲームができる。
- ハテノ古代研究所
- 丘の頂上、村の東端にある研究所。
- インパの姉でもあるシーカー族の研究者プルアとその助手シモンがシーカーストーンについて研究しており、シーカーストーンに書き込みをするための端末である勇導石が設置されている。古代素材と引き換えにシーカーアイテムの強化が、ルピーと引き換えにウツシエの購入ができる。
- かつてサイロ付きの農家だった建物を改造して利用しており、一階の研究室は非常に散らかっている。入口横には炉が設置されており、後述の古代炉から青い炎をここに移して研究に使うエネルギーを確保している。『BotW』では屋根の上にハイリア城の方角に向けて大きな望遠鏡が設置されている。
- サイロだった部分はシモンの部屋となっており、その屋根の上にプルアの部屋である小屋が乗っかるように建っている。内装は幼児化した人格を表すように学校の教室風になっている。
- プルアの部屋の屋根の上や研究室の天井など、至る所にガーディアンの残骸や古代遺物が設置されており、所長の趣味がうかがえる。
- 古代炉※
- 村の北の畑の近くにある炉。
- ハテール地方地下の古代エネルギーだまりから噴出されるエネルギーを燃やし常にガスコンロの様な青い炎が灯っている。
- ハテノ古代研究所で使用される古代エネルギーはこの炉から得られている。ゲーム開始時は研究所の炉が消えた状態になっており、リンクはプルアから炎の運搬を依頼されることになる。村中に青い炎用の屋根付きの燭台が設置されているので、ここに炎を移しながら運ぶといいだろう。
- 悪魔像
- 村の西端、タルホ池のほとりにひっそりと建つ像。
- もとは命と力を司る神だったが、女神ハイリアとの争いに敗れ悪魔像に姿を変えさせられたという。
- 祈りを捧げるとハートの器やがんばりの器の売買をしてくれる。
- 『ゼルダの伝説(初代)』に登場するルピーかハートを渡すことを強要する老人を思わせる発言をするが、関連性は不明。彼のなれの果てなのだろうか。
余談
関連動画
関連項目
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