ハトシェプストとは、
- 古代エジプトのファラオの一人である。
- 小惑星の名前。名前は1に由来する。
- 山岸凉子の漫画。1の半生を描いたもの。
- 犬童千絵の漫画「碧いホルスの瞳」の登場人物。1の半生を描いたもので主人公である。
- 里中満智子の漫画「海のオーロラ」の登場人物。史実からかけ離れた脚色が強いが1をモデルとした人物である。
ここでは1についてのみ記述する。
概要
エジプト第18王朝のファラオで、紀元前1400年代の人物である。ちなみに女性。有名なツタンカーメンやアメンホテプ4世よりも少し前の時代の人物である。
共同統治者及び夫は異母弟のトトメス2世であり、当初は彼と共にファラオとしてエジプトを統治していたが、トトメス2世の死後は彼が側室との間に産んだトトメス3世と共同統治者になった。そして、トトメス3世が幼少の頃は実権を握っていた。
息子トトメス3世が「エジプトのナポレオン」と言われるほど戦争が強くメギドの戦いでカナン連合軍を破ったのとは対照的に、その統治は内政に力を入れたもので、国威は下がってしまったが安定した時代でエジプトを繁栄させた名君でもある。しかし、息子とは対立していたのかその死後一部の記録を抹消されてしまった。
ミイラは1903年にハワード・カーター(ツタンカーメンの発見にも関わった人)らが発見していたが、長い間ハトシェプストだとは分からずに放置されていた。2007年になってハトシェプストだと判明した。どうやら約50歳で亡くなっており、歯周病、癌、肥満、糖尿病、骨粗しょう症など結構たくさんのヤバイ病気を抱えていたこと、直接の死因は歯周病の際に抜歯をした結果敗血症になったこと、などが判明した。
civilization4でのハトシェプスト
文明の指導者となって歴史を紡ぐゲーム「civilization」シリーズでは、「civilization4」にてエジプト文明の指導者の一人として登場する。
「創造」「宗教」の志向を持ち、都市に毎ターン文化+2を得て、文明の政治体制を変える際の革命に操作不可能となる無政府状態が発生しない。なおかつ、エジプト文明は強力なユニークユニット「重チャリオット」を早い段階で出すことができるため、文化+2の創造志向と合わせて初期拡張に便利である。また、わりと頻繁に革命を起こせるという宗教志向のおかげで体制変更に躊躇がなくなるという、初心者にとって優しい指導者である。
一方、CPU操作では史実に倣ってか平和主義で兵力が手薄になりがちなので、プレイヤーとしてはねらい目である。
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関連項目
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