ハネクリボーとは、TVアニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」に登場するモンスターカード、またその精霊である。
マリオシリーズに登場する羽の付いたクリボーについては、パタクリボーの項を参照。
概要
第一話にて、電車事故で入学試験に遅れてエキサイティングに走る遊城十代が、公園で出会った武藤遊戯から譲ってもらったカード。入学試験であるクロノス教諭戦の後、十代に「AIBO」として気に入られ、以降、彼のデッキのメインモンスターの一体となる。
第一期序盤、クロノスに雇われた男・タイタン(CV:若本規夫)とのデュエルの最中に闇のデュエルが発動、そこで初めて精霊として十代の前に現れた。それ以後、十代ら一部の人間にだけ見える半透明の状態で自由に動き回っている。
終盤はめっきり姿を見せなくなったが、十代が13年前の童実野町へタイムスリップする鍵になったのが「ハネクリボー」のカードであった。
漫画版では十代がデュエルを始めるきっかけになった人物・響紅葉が所持。後に十代の手に渡り、万丈目の切り札「光と闇の竜」とともに暗躍者「トラゴエディア」を封印するなどの活躍を見せた。
能力と活躍
遊戯のカード「クリボー」に似た能力をもつ。具体的には、「このカードが破壊されたターン、自分の受けるダメージは全て0になる」。後述する遊戯王OCGでの効果とは若干異なり、自身が戦闘によって破壊された際の貫通ダメージも防ぐことができた。しかし、この能力故に緊急用の壁として用いられることが多々あり、その為「壁クリボー」と表現する人も。
用途は防御だけとは限らない。VS万丈目戦(二回目)にて、速攻魔法「進化する翼」の効果でレベルアップ、「ハネクリボーLV10」となった。この時は「自らを生け贄に捧げ、相手フィールド上のモンスターを全て破壊して、破壊したモンスターのもともとの攻撃力の合計分のダメージを与える」誘発即時効果となる。この効果で万丈目やアリスといったキャラに勝利を収めている(万丈目は直接ではないが)。
遊戯王OCGでの能力
種類 | 効果モンスター |
基本情報 | レベル1/光属性/天使族 |
攻/守 | 300/200 |
効果 | フィールド上に存在するこのカードが破壊され墓地に送られた時に発動する。このターンこのカードのコントローラーが受けるダメージは全て0になる。 |
- 2005年2月24日に発売されたパック、THE LOST MILLENNIUMで登場。
- 守備表示で存在するこのカードが古代の機械巨人など、俗に言う「貫通」効果を持っているモンスターに攻撃された場合、このカードの効果によって貫通ダメージを0にすることはできない。
- これは、OCGでは戦闘ダメージを処理した後にこのカードの効果が発動するためである。
- 実際にデュエルで使用する場合は注意したい。
また、主人公が序盤から使用しているカードなだけあって、「クリボーを呼ぶ笛」「賢者の石-サバティエル」といったサポートカードや「ハネクリボー LV9」などの派生カードが複数存在している。
関連動画
関連静画
関連商品
関連項目
- 4
- 0pt