ハムナプトラ/失われた砂漠の都単語

ハムナプトラウシナワレタサバクノミヤコ

2.2千文字の記事

掲示板へ

記事編集

ハムナプトラ/失われた砂漠の都（原題:The Mummy）とは、1999年に公開されたアメリカ映画である。

1932年公開の『ミイラ再生』のリメイク作であり、1999年当時最新のSFXを多数盛り込んでの大ヒット作となった。

概要

1999年に公開されたホラー映画『ミイラ再生』のリメイク作であるが、どちらかといえばアドベンチャー映画としての側面が強く、主人公たちはミイラに襲われるだけでなく、自らの肉体や銃、知識などを使ってミイラ相手に大立ち回りも演じている。

SFX担当は『スターウォーズ』シリーズで有名なILMが担当。

公開日の2週間後には注目度が非常に高かった『スターウォーズエピソード1/ファントムメナス』が控えていたが、それでも世界興行収入4億ドルを稼ぎ、1999年公開作品で6位となっている。

また、映画を基にしたゲームもコナミから発売されていた。

登場人物

リック・オコーネル: 演：ブレンダン・フレイザー。本作主人公。外国人部隊に所属していたアメリカ人。銃や剣、格闘技が得意で大量の敵と戦ったりできる超人。エヴリンにやとわれ、彼女をハムナプトラに案内した結果、呪われたミイラと戦う羽目になる。『2』ではエヴリンと結婚している。
エヴリン・カナハン: 演：レイチェル・ワイズ（『1』『2』）、マリア・ペロ（『3』）。カイロの博物館で働くイギリス人考古学者で本作のヒロイン。オコーネルとジョナサンとともにハムナプトラに向かい、「死者の書」を手に入れるが、それを読み上げてしまったことでイムホテップを蘇らせてしまう。
ジョナサン・カナハン: 演：ジョン・ハナ―。エヴリンの兄。本作のコメディ担当だが、頭はよく回る。
アメリカ人グループ4人組: 本作の被害者担当。オコーネルたちと同時にハムナプトラを訪れてイムホテップの棺を開けてしまったがために、イムホテップ完全復活の贄とされてしまう。彼らから生気を吸い取って殺すごとに、イムホテップはミイラの姿から徐々に人の姿を取り戻していく。
イムホテップ: 演：アーノルド・ヴォスルー。3000年前の古代エジプトの大神官。ファラオの愛人アクナスナムンと恋に落ち、それがバレたのでファラオを殺害した結果、生きたままミイラにされるという刑罰「ホムダイ」で処刑される。; そして1923年、復活しエジプトに来ていたアメリカ人リック・オコーネルたちを襲撃する。こんなに怖いのに猫が苦手。CG技術によって非常に怖い肉のこそげ落ちたミイラの姿が表現されたり、巨大な砂嵐と化してオコーネルたちを飲み込もうとするなど、悪役ではあるがこの映画の見せ場の多くを作っている。; その一方、続編の『2』ではスコーピオン・キングに媚びへつらい「貴方の下僕です！」と言い出したことなどがコミカルに捉えられ、一部ではネタキャラ扱いされてしまう羽目に。なお、ゲームではオコーネルに「ハゲ」と罵られるシーンがあるが、古代エジプトの神官は全身の毛を剃らねばならなかった。イム様も剃っておられるのであって、ハゲではないですぞ。
アナクスナムン: 演：パトリシア・ベラスケス。ファラオであるセティ１世の愛人。エロい。イムホテップと恋に落ちてしまうが、それを王に咎められ、イムホテップとともに王を暗殺してしまう。衛兵に追いつめられると、死後にイムホテップが蘇られてくれると信じ、自殺する。; 現代によみがえったイムホテップは彼女を蘇らせることも目的の一つとなっている。
ベニー・ガーバー: 演：ケヴィン・J・ガーナー。元はオコーネルの部下。アメリカ人たちにやとわれてハムナプトラへ案内するが、イムホテップ復活後は彼に付き従うようになる。

キーワード

ハムナプトラ: 日本語タイトルにも採用された作中における「死者の都」。本作ではイムホテップが封印されていた土地であり、後半では蘇ったイムホテップを滅ぼすための魔術を求め、この地を目指すことになる。
ホムダイ: イムホテップが処された残酷な処刑方法。肉食のスカラベとともに棺の中に生きたまま入れられた罪人は永遠の苦しみを味合わされる。その一方、ひとたび棺が明けられた際には周囲に死をまき散らす怪物が誕生するという呪いも伴う。
メジャイ: ハムナプトラを3000年にわたって代々見守ってきた戦士集団。ハムナプトラに向かうオコーネルたちを妨害するが、イムホテップ復活後は共闘する。