ハヤヤッコとは、2016年生まれの日本の競走馬である。白毛の牡馬。
主な勝ち鞍
2019年:レパードステークス(GIII)
2022年:函館記念(GIII)
2024年:アルゼンチン共和国杯(GII)
速奴
父キングカメハメハ、母マシュマロ、母父クロフネ。2016年2月10日生まれ。馬主は金子真人ホールディングス。早い話が、シラユキヒメ系の白毛馬である。
新馬戦は芝1800mで3着。その後芝1800mの未勝利戦を勝ち上がり、アイビーステークスに挑むも10頭立て8着に沈む。この結果を受けダート路線へ向かう。
もちの木賞4着の後、500万下を2連続2着とした後、3戦目で勝ち上がる。青竜ステークスは8着としたが、その後レパードステークス(GIII)で勝利。これが白毛馬初の国際重賞勝ちとなった。
だが、その後は勝ちに恵まれず次に勝ったのが2020年のブラジルカップ(L)。その後2021年のスレイプニルステークス(OP)を勝つも、2022年の東海ステークス(GII)14着を最後に、芝路線への復帰を行う。
芝路線復帰初戦は日経賞(GII)。ここにはタイトルホルダーがいたが、その後ろで5着と掲示板を確保。この結果を受け天皇賞(春)(GI)へ向かう。なおこれが彼にとって初のGI挑戦であった。結果は15着と惨敗であった。
そして夏、函館記念(GIII)へ向かう。トップハンデはサンレイポケット(57.5kg)であり、それに次ぐ2番目の斤量57kgを背負うことになった(同斤量にギベオン(2021年金鯱賞勝ち馬)。牝馬アローワンスを考慮するとフェアリーポルカ(2020年に牝馬限定GIIIを2勝している馬)の55kgも同等)。
馬場は重馬場で、先行策をとった彼は4コーナーを過ぎると先頭に。そして後続の猛追をしのぎ切り、2着のマイネルウィルトス(56kg)に4分の3馬身差つけて勝利した。なおほかの先行策をとった馬はことごとく沈んだ。ダート重賞勝利の後、芝重賞を勝ったのは、アグネスデジタル(ユニコーンステークス→マイルチャンピオンシップ)以来とのことである。
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その後、彼は札幌記念(GII)へと向かう。ここにはいとこであり、阪神ジュベナイルフィリーズ・桜花賞・ヴィクトリアマイルを制している前年覇者のソダシ、ドバイターフ勝ち馬パンサラッサ、香港ヴァーズ勝ち馬グローリーヴェイズ、東京優駿勝ち馬マカヒキ、優駿牝馬勝ち馬ユーバーレーベンの5頭のGI馬がいる非常に豪華なレースとなった。何気に白毛対決である。
彼は3コーナーまでユーバーレーベンとともに最後方での競馬となった。そこから上がり600m最速の末脚を繰り出したが、前残りの競馬ではどうしようもなく10着に沈んだ。
次走は12月の中日新聞杯(GIII)。前走の札幌記念で右に持たれていた事や、得意の芝2000mとハヤヤッコの土俵である事から左回りの中京競馬場での重賞を選択。来る7歳を重賞勝ちで迎えたい所であった。ハンデ戦での負担重量は57.5kgというトップハンデになった(次点がワンダフルタウン(2021年青葉賞勝ち馬)・ギベオンの57kgおよびキラーアビリティ(2021年ホープフルステークス勝ち馬)・マテンロウレオ(2022年きさらぎ賞勝ち馬)の3歳56kg(3歳12月の2000mの減量は1kg))。最初の1000mが61秒9という遅い流れの中、先行集団を見るような形でレースを進める。そのまま直線に入るが後ろからくるキラーアビリティおよびプログノーシスに抜き去られ、マテンロウレオ・アイコンテーラーには届かずの5着に終わった。
年が明け7歳になった2023年。日経新春杯(GII)は中団から上がっていけず6着。次走の金鯱賞(GII)は後方から上がり2位の末脚で追い込むも上がり最速のプログノーシスに置いて行かれ、逃げたフェーングロッテンや先行していたアラタを捕まえることもできず4着。新潟大賞典(GIII)も同い年のカラテと4歳馬のセイウンハーデスがはるか前方でやりあってる中追い込んでも5着まで。連覇のかかった函館記念(GIII)と続くオールカマー(GII)はどちらもローシャムパークの前に5着、10着と振るわず。中日新聞杯(GIII)は追い込むも先行策をとったヤマニンサルバムには4分の3馬身届かない2着となった。
8歳になった2024年は金鯱賞(GII)からだがプログノーシスの4着。大阪杯(GI)は見せ場なく12着。夏の函館記念(GIII)も特に見せ場なく12着に沈み、タイランドカップ(OP、例年の丹頂ステークス)は3着となった。そうして迎えたアルゼンチン共和国杯(GII)はトップハンデの58.5kgを背負うこととなり、最後方からの競馬となるが豪脚が炸裂し、久しぶりの勝利を初めてのGII勝利という形で迎えることができた。
そんなハヤヤッコの次走は何と年末の大一番・有馬記念(GI)。長年続く有馬の歴史上初となる白毛馬の出走となった[1]。果敢に先行策をとったが、最後は沈んでいき最下位の15着となった。
9歳初戦は日経賞(GII)だが、特に見せ場なく10着。その後、目黒記念(GII)に出走するも、右前浅屈腱不全断裂で最後の直線コースで競走中止となった。年齢や怪我の重さを鑑みて、陣営はハヤヤッコの現役引退を発表。国枝師によると乗馬や誘導馬など人を乗せる仕事は厳しく、今後の道についてはオーナーが考えられるとのこと。最終的にノーザンホースパークにて功労馬になるとのことで、種牡馬にはならないようである。
血統表
キングカメハメハ 2001 鹿毛 |
Kingmambo 1990 鹿毛 |
Mr. Prospector | Raise a Native |
Gold Digger | |||
Miesque | Nureyev | ||
Pasadoble | |||
*マンファス 1991 黒鹿毛 |
*ラストタイクーン | *トライマイベスト | |
Mill Princess | |||
Pilot Bird | Blakeney | ||
The Dancer | |||
マシュマロ 2009 白毛 FNo.2-w |
*クロフネ 1998 芦毛 |
*フレンチデピュティ | Deputy Minister |
Mitterand | |||
*ブルーアヴェニュー | Classic Go Go | ||
Eliza Blue | |||
シラユキヒメ 1996 白毛 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | |||
*ウェイブウインド | Topsider | ||
Storm and Sunshine |
クロス:Northern Dancer 5×5×5(9.38%)
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関連項目
- 競馬
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- シラユキヒメ
- ソダシ - いとこ
脚注
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