ハリケーン(遊戯王)とは、遊戯王OCGに登場した魔法カードである。
概要
自分・相手問わず、フィールド上の全ての魔法・罠カードを手札に戻す。
相手カードの除去としては少々欠陥があるが、攻撃反応型の罠やカウンター罠を吹き飛ばす程度には利用できる。
しかしこのカードの真骨頂は「自分カードの再利用」である。
最も有名な「早すぎた埋葬」ならば、墓地のモンスターを蘇生した後このカードで手札に戻すともう一回蘇生できる。しかも「早すぎた埋葬」は破壊されていないので蘇生したモンスターも破壊されない。
3ターン後のエンドフェイズに破壊される「光の護封剣」ならば、ターンカウントをリセットできる。
変わったところでは相手に「ビッグバン・シュート」を装備させてから、このカードを発動し、ビッグバンのデメリットで相手モンスターを間接的に除外するというものがある。
また、「1ターンに1度」しか使用できない効果を持つ永続魔法を手札に戻すと、もう1回発動できるようになる。
「破壊されると永続魔法となってフィールドに残る」宝玉獣の場合、ハンドアドバンテージを大幅に回復できる。
かつては大嵐の下位互換という位置であった。なぜなら手札に戻しても、次のターンでまた伏せられてしまう可能性が高いからである。
破壊しないことによりコンボとなるカードが登場した後は、相互互換という立ち位置となった。
さらに時は流れ「スターダスト・ドラゴン」が登場し、破壊効果である大嵐ではあっさり無効にされ、さらに「スターライト・ロード」の登場により、うかつに大嵐を発動するとスターダスト・ドラゴンがいなくても無効にされるという事態が発生してしまい、大嵐の代わりにこのカードが採用されることもあった。
2010年9月、大嵐が禁止になってしまったためその代用品としてこのカードを採用するプレイヤーも増え、前述の理由もあり採用率は激増。そして2011年9月、まさかの登場11年4か月という、当時の最遅記録で禁止カード行きとなってしまった(同時に大嵐は制限カードに一旦復帰し、2015年に再び禁止カード化した)。
後々にこの最遅記録は血の代償に塗り替えられている。
なお、第7期辺りから「○○の効果は1ターンに1度」「○○は1ターンに1枚しか発動できない」という条件を持ったカードが増えてくる。
魔法・罠カードにも少なからず有り、同名カードの発動を規制するこれはハリケーンでも再使用できない。
アニメや漫画では主に城之内が使用した。彼は早埋とのコンボもアニメ版オリジナルデュエルで披露している。
関連静画
関連項目
- 遊戯王OCG
- サイクロン(遊戯王)
- 大嵐(相互互換)
- 城之内克也
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