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ハリー・ケインHarry Edward Kane MBE、 1993年7月28日 - )とは、イングランドサッカー選手である。
ドイツブンデスリーガバイエルン・ミュンヘン所属。サッカーイングランド代表

188cm86kg。利き足は右足。ポジションはFW(CF)。

概要

イギリスロンドン出身。トッテナム・ホットスパーイングランド代表の歴代最多得点記録を保持しており、世界最高のストライカーの一人とみなされている。
高いシュート技術に加え、安定したポストプレー、中盤に下がってゲームメイクにも関与するなど、ストライカーめられる要素を高い次元で備える万のFWである。

ロンドンを本拠地とするトッテナムユースチームに、2004年から所属する生え抜きの選手である。プレミアリーグデビュー2012年。初得点2014年サンダーランド戦で、以来トップチームに定着する。
その後はトッテナムの絶対的なエースとして長く活躍。
2015ー16、2016ー17シーズンには2シーズン連続でプレミアリーグ得点王を獲得。2020-2021ジーズンには3度得点王と共にアシスト王をダブルで獲得。個人タイトルは多く獲得しているものの、クラブでのタイトルを獲得したことはない。

悲願のタイトル獲得のために2023年するスパーズを退団し、ドイツ絶対王者であるバイエルン・ミュンヘンへ移籍。
移籍1年ながらも36ゴールを決め、得点王にくが、なんとチームはまさかの冠に終わる。

イングランド代表には2015年に初選出され、2018年からは将に選ばれている。
2018 FIFAワールドカップ ロシア大会では大会得点王にき、大英帝国勲章を受賞。
スリーライオンズの不動のエースストライカーとして君臨し、EURO2021とEURO2024では2大会連続準優勝タイトルまであと一歩のところまで到達している。

個人レベルでこれだけの実績を残しながらもクラブ、代表でのタイトルを獲得歴はない。
あまりの無冠の帝王ぶりから、「ケイン呪い」と呼ばれている。

ニックネーム爆発的な得点からその名前にかけて「ハリケーン」。

経歴

アイルランド出身ということもあり、アイルランド生活様式の庭で育ち、アイルランド代表としてプレーする可性もあった。方の祖もフットボーラーであり、彼の才は祖DNAを受け継いでのものだと言われている。

地元のクラブ、リッジウェイローバーFCに入団しサッカーを始める。トッテナムの本拠地「ホワイトハート・レーン」からわずか5マイルの位置に住んでいたこともあって幼少の頃からスパーズのファンだったが、7歳のときにスカウトを受けてスパーズの宿敵であるアーセナルFCユースチームに入団する。しかし、わずか1年で放出され、その後はトライアウトを経てワトフォードFCへ移籍。このワトフォード時代にトッテナムと対戦。このときのプレースパーズの関係者のにとまり、憧れのクラブプレーするを開けることになった。

トッテナム

11歳となった2004年から憧れのクラブであるトッテナム・ホットスパーユースチームへ入団する。入団当初は体はさほど大きくなく、ポジションも攻撃的MFだった。特に立った印のない選手だったが、努を重ねて実をつけるようになり、入団から数年が経過した頃には体も大きくなり、体格面でもプレー面でも急成長を遂げるようになる。

下部組織で5年間プレーした後、2009-2010シーズンには出場機会こそなかったもののトッテナムトップチームに帯同し、カップ戦でベンチ入りを経験している。2011年1月7日にはEFLリーグ1(3部)のレイトンオリエントFCに期限付きで移籍。プロとして初めて公式戦のピッチに立ち、18試合で5得点という記録を残している。

2011-2012シーズントッテナムへ戻り、2011年8月25日UEFAヨーロッパリーグプレーオフ第2節でトップチームでのデビューを果たす。さらにグループリーグ第6節のシャムロックローヴァーズ戦で初ゴールも奪っている。しかし、ELのグループステージで敗退したことに加え、クラブからの評価は低く、プレミアリーグピッチに立つことはできずにいた。
2012年1月1日チームメイトライアンメイソンと共にEFLチャンピオンシップ(2部)のミルウォールFCレンタル移籍する。18歳だったケインは、降格の危機に直面していたミルウォールの救世主的な存在となり、シーズン後半戦のみの加入ながら9ゴールを決め、チャンピオンシップ残留に貢献。シーズン後、サポーターが選ぶ最優秀若手選手賞に選出される。

2012-2013シーズントッテナムに戻り、シーズン開幕戦のニューカッスル戦で試合終盤に出場し、プレミアリーグでのデビューを飾る。しかし、すぐにプレミアリーグノリッジ・シティFCレンタルに出される。だが、リーグ戦では3試合のみの出場にとどまり、1月レンタルを打ち切られてしまう。2月に今度はチャンピオンシップレスター・シティFCレンタル移籍するが、ここでも結果を残すことはできなかった。

2013-2014シーズンレンタルで出されずトッテナムに残ることになるが、レンタル先が見つからなかったというネガティブな理由だった。トップチームでの出場機会はほとんど与えられず、リザブチームでプレーする期間が長いシーズンとなっていた。しかし、転機がやってくる。2014年4月サンダーランド戦でプレミアリーグ初スタメンを飾ると、この試合で初得点記録。さらにそこから3試合連続ゴールを決め、ようやく下積み時代を終えトップチームに定着するようになる。

2014-2015シーズンは、長くチームの顔だったジャーメン・デフォーが付けていた背番号「18」を譲り受ける。このシーズンから監督に就任したマウリシオポチェッティーノから才を買われ、不振のロベルトソルダードからポジションを奪う形でスタメンに定着。すると、コンスタント得点を重ねるようになり、ポチェッティーノの導もあってポストプレイヤーとしての才も開チーム前線の核として欠かせない存在とのし上がっていく。2015年1月2月には史上4人となる2か連続での間年間最優秀選手賞に選ばれる。勢いの止まらないケインは、最優秀的に得点ランキング2位となる21ゴール記録し、前年まで下積みを繰り返していた男がプレミアリーグトッププレイヤー仲間入りになるほど大ブレイクしたシーズンとなった。

2015-2016シーズンからは背番号を「10」に変更し、名実ともにトッテナムエースとしての期待を背負うことになる。シーズン序盤は2015年9月26日マンチェスター・シティ戦で初ゴールが生まれるなど、スロースタートとなるが、11月のボーンマス戦でハットトリックを達成するなど、蓋をけてみると前年を上回るハイペースゴールを量産。3月にはリーグ戦4試合で5ゴールという荒稼ぎを見せ、4月22日リヴァプール戦ではクラブの1シーズン最多得点記録を塗り替える。この年、ビッグクラブが軒並み調子を落とし、リーグ優勝を狙える大きなチャンスを得るが、最後にレスター・シティに振り切られ、優勝を逃す。それでも最終的には前年を上回る25ゴールを挙げ、初のプレミアリーグ得点王にく。

2016-2017シーズンは、開幕から5試合を怪で欠場するが、復帰後はしり上がりに調子を上げていき、クラブとの契約2022年まで延長。2017年に入ってからはさらに調子を上げ、2月には公式戦9試合で3回のハットトリックを達成している。3月5日エヴァートン戦では強なミドルシュートを決め、このときのゴールセレブレーション話題となった。この試合で2ゴールを決めたことで得点ランクトップに立つ。その後怪で1カ間戦列を離れ、その間にチームは失速し、チェルシーとの優勝争いで後れを取るようになる。復帰初戦となったバーンリー戦でゴールを決め、3シーズン連続での20ゴール以上を達成。5月14日には本拠地ホワイトハート・レーンの最後の試合となったマンチェスター・ユナイテッド戦でアウトサイドキックでのゴラッソによる決勝ゴールを決めている。5月18日プレミアリーグ第34節レスター戦では自身キャリア初となる1試合4ゴールを奪い、さらに5月21日の最終節ハル・シティ戦でもシーズン5度となるハットトリックを決める。この終盤での驚異的なゴールラッシュによってシーズン通算ゴールはキャリアハイの29ゴールとなり、2年連続でのプレミアリーグ得点王にく。さらにファンが選ぶプレミアリーグMVP、PFA年間ベストイレブンにも選出された。

2017-2018シーズンも開幕から3試合ノーゴールと例年通りスロースタートとなったが、プレミアリーグ第4節のエヴァートン戦で2ゴールを決め、トッテナムでの通算100ゴールを達成。9月26日UEFAチャンピオンズリーグ グループステージ第2節APOEL戦では、CLでは初となるハットトリック記録プレミアリーグでも例年通りのゴールラッシュを見せるようになり、12月には1カで8ゴールを決めており、2018年1月14日エヴァートン戦での2ゴールによって、テディ・シェリンガム記録を抜き、プレミア創設以降でのトッテナムでの最多得点記録保持者となる。CLでは7試合7ゴールという記録を残していたが、ラウンド16でユヴェントスに逆転負けを許している。最終節のレスター戦での2ゴールにより自身初となるリーグ戦30ゴールの大台に到達するが、モハメド・サラーが32ゴール記録したため、3年連続での得点王は逃した。

2018-2019シーズンでは、第2節のフラム戦でシーズンゴールを決め、これがキャリア初の8月でのゴールとなり、一部で言われていた「8月呪い」に終止符を打つ。シーズン前半戦終了時までは14ゴールを決め、得点ランキングトップに立っていたが、2019年1月13日マンチェスター・ユナイテッド戦で負傷し、2カ間の戦線離脱を余儀なくされる。3月に復帰したものの、4月9日CL準々決勝1st legマンチェスター・シティ戦の後半10分に足首を負傷し、またも戦線を離脱。結局残りのプレミアリーグの試合を全て欠場することになり、リーグ戦5年連続20ゴール記録が途絶える。自身が離脱している間にチームCL決勝まで勝ち進み、リヴァプールとの決勝で復帰したものの、コンディションが万全ではないため不発に終わり、優勝を逃している。

2019-2020シーズン開幕戦のアストン・ヴィラ戦で2ゴールを決め、順調なスタートを切るが、チームは不振に陥っていき、11月には長年信頼関係を築いたポチェッティー監督が解任される。新監督として就任したジョゼ・モウリーニョからも絶対的なエースとして信頼される。ところが、2020年1月1日プレミアリーグ第21節サウサンプトン戦でハムストリング断裂の大怪を負い、復帰まで半年近くかかると診断される。シーズン残り試合はおろか6月EURO2020出場まで危ぶまれるが、新型コロナウィルスリーグは中断となり、EUROは1年延期となる。リーグが再開された6月19日マンチェスター・ユナイテッド戦で復帰。第36節のニューカッスル戦では2ゴールを決め、クラブでの通算200ゴールを達成する。EL出場権をかけた第37節のレスターとの大一番では2ゴールを挙げて勝利に貢献。苦しみながら6位でシーズンを終えたチームをEL出場へと導く。

2020-2021シーズンプレミアリーグ第2節サウサンプトン戦では1試合4アシスト記録シーズン序盤はソン・フンミンとのコンビがこれまで以上にハマり、2人で多くのゴールを生み出し、チーム優勝戦線へと押し上げていく。まさに前半戦はリーグ役となっていたが、過密日程のもあって年末から年明けにかけてチームは大きく失速。2021年には選手との間に轢が生まれていたモウリーニョ監督が解任となる。それでも、ソンとのコンビクラブの不調とは関係なしに破壊を見せ、プレミアリーグ最強デュオと称されるようになっていた。最終的に35試合に出場し、21ゴール14アシストという恐るべき数字を残し、4シーズンぶり3度プレミアリーグ得点王と自身初のアシスト王の両タイトルをW受賞。そして、シーズン終了後、これまでクラブでのタイトル獲得がいことから、トッテナムに対して移籍を志願したと報じられ、その去就に注が集まるようになる。

マンチェスター・シティへの移籍話が浮上するも、シティ側の提示した金額にトッテナムダニエルレヴィ会長が納得しなかったため交渉が暗礁に乗り上げ、ケインチーム練習参加を拒否する強硬手段に出たものの、2021年8月25日に自ら残留を宣言し、2021-2022シーズントッテナムプレーすることになる。しかし、プレミアリーグ7試合を終えた時点で0ゴールと深刻な不調に陥り、移籍が破談になったが取り沙汰される。10月17日プレミアリーグ第8節ニューカッスル戦で待望のシーズンゴールが生まれる。2022年に入ってからは徐々に調子を取り戻し、ソンとのコンビゴールを脅かす場面も増えてくる。3月7日第28節エヴァートン戦で2ゴールを決め、8シーズン連続での二桁ゴールに到達。5月22日アーセナルとのダービーマッチでは2ゴールの活躍で勝利をもたらし、チームCL出場権獲得に貢献。

2022-23シーズン2022年8月14日プレミアリーグ第2節チェルシー戦で試合終了間際に決めたシーズンゴールチームを敗戦から救う値千金の同点ゴールとなる。シーズン序盤は相棒ソン・フンミンが不調だったものの、プレミアリーグでは第6節から第11節まで5試合連続ゴール記録10月23日の第13節ニューカッスル戦でゴールを決め、くも二桁ゴールに到達する。2023年2月6日プレミアリーグ第22節マンチェスター・シティ戦ではプレミアリーグ通算200ゴールの大台に乗る。シーズン終盤戦には5試合連続ゴールの荒稼ぎを見せ、5月6日の第35節クリスタル・パレス戦ではリーグ通算209ゴールとなり、ウェイン・ルーニーを抜いてプレミアリーグ歴代2位に躍り出る。最終節のリーズユナテッド戦でも2ゴールを決め、自身のキャリアハイに並ぶシーズン30ゴールに到達。しかし、この年36ゴールを稼いだアーリング・ハーランドがいたため得点王のタイトルは取れず、さらに孤軍奮闘したもののチームの成績は8位と振るわなかった。
シーズン終了後、残り1年となったトッテナムとの契約延長を拒否したことから、再びの移籍話が浮上することとなる。

バイエルン

2023年8月12日ドイツブンデスリーガバイエルン・ミュンヘンへの移籍が発表される。2027年までの4年契約背番号は「9」。バイエルンは3度オファーを出しながらもトッテナム側に拒否されていたが、移籍金159億円をえるオファーをバイエルンが提示したことで合意に達したとされている。
移籍成立した当日のDFLスーパーカップRBライプツィヒ戦で速途中出場しデビューを飾ると、8月18日ブンデスリーガ開幕戦ヴェルダー・ブレーメン戦で初ゴールを決めるなど1ゴール1アシストの活躍を見せる。9月23日の第6節VfLボーフム戦では移籍後初となるハットトリックを達成し、公式戦7試合8得点というペースゴールを量産。10月28日の第9節ダルムシュタット戦、11月4日の第10節ボルシア・ドルトムントとのデア・クラシカーでは2試合連続ハットトリックという圧巻のゴールラッシュを披露。なお、ダルムシュタット戦の2点センターサークル付近から相手GKの頭上を越えたロングシュートだった。12月17日、第15節VfBシュトゥットガルト戦で2ゴールを決めるとくも20ゴールに到達。出場わずか14試合での20ゴール到達はリーグ史上最速での記録となった。2024年3月9日FSVマインツ戦ではシーズン4度となるハットトリック記録4月27日フランクフルト戦で2ゴールを決め、通算400ゴールを達成。移籍1年から公式戦44ゴール爆発し、ブンデスリーガ得点王を手にするが、バイエルンはよもやの冠に終わり、ここでもタイトル獲得はならなかった。

2024-25シーズンブンデスリーガ第3節ホルシュタイン・キール戦でハットトリックを達成。

イングランド代表

2012年には、U-19イングランド代表の一員としてUEFA U-19欧州選手権2019に出場。グループリーグ3戦フランス戦でゴールを決めている。U-21イングランド代表では長くとしてプレーUEFA U-21欧州選手権予選では8試合6得点記録し、本大会出場権獲得に貢献。しかし、2015年6月に開催された本大会ではノーゴールに終わり、チームグループリーグ敗退となっている。

2015年3月トッテナムでの活躍が評価され、初めてイングランド代表に選出。3月27日EURO2016予選リトアニア戦ではウエインルーニーとの交代で出場しフル代表デビューを飾ると、デビューからわずか79で初ゴール記録。このゴールイングランド代表のデビューからの歴代最速ゴールとなり、鮮デビューを飾ることになる。その後、代表に定着し、CFとしてレギュラーを獲得するようになる。

2016年に開催されたEURO2016に出場。しかし、チーム自体が低調だったこともあって結果を残すことはできず、4試合に出場しノーゴールに終わる。また、この大会では長身CFであるケインに所属クラブですらやっていないコーナーキックキッカーを任せたロイ・ホジソン監督の不可解な采配に批判が集まった。

レス・サウスゲート監督が就任したイングランド代表でもエースストライカーとして期待され、2017年6月10日ロシアワールドカップ欧州予選スコットランド戦では初めてキャプテンマークを巻いての出場となる。この試合で1点リードされ、イングランドが敗色濃厚となった後半アディショナルタイムボレーシュートを決め、チーム危機を救っている。10月5日ワールドカップ予選スロベニア戦でも0-0で迎えた試合終了直前に劇的な決勝ゴールを決め、6大会連続15回ワールドカップ出場をもたらしている。

2018 FIFAワールドカップ ロシア大会のメンバーに選出された2018年5月22日、24歳の若さでサウスゲート監督から正式にイングランド代表のキャプテンに任命される。大会初戦となったチュニジア戦では2ゴールを決め、々しいワールドカップデビューを果たす。グループステージ第2節のパナマ戦では、ハットトリックの活躍によって6ゴールを奪っての大勝に貢献。2試合連続でのMOMにも選ばれる。ラウンド16のコロンビア戦では、後半11分にPKによる先制ゴールを決めている。PK戦では1人の大役を任されながら成功させ、大会3度MOMに選出。その後ゴールかったが、大会通算6ゴール記録し、イングランド人としては1986年大会のゲーリー・リネカー以来となる得点王にく。さらに、エースとして将としてイングランド1990年大会以来28年ぶりとなるベスト4進出の立役者となり、大英帝国勲章を与えられている。

2019年から始まったEURO2020予選では、8試合連続ゴールを含む合計12ゴールを奪う活躍を見せている。特に、2019年9月ブルガリア戦、11月モンテネグロ戦ではハットトリックを達成。

2021年6月に開催されたEURO2020にもキャプテンとして出場。グループステージの3試合ではいずれもスタメンとして出場しながらノーゴールに終わり、グループステージを首位で通過しながら内容が乏しかったこともあって批判を受ける。しかし、ラウンド16のドイツ戦では試合を決定づける追加点を決め、2度の出場にして大会初ゴール記録。続く準々決勝のウクライナ戦では、2ゴールを決め、EURO96以来26年ぶりとなるベスト4進出をもたらしている。準決勝のデンマーク戦では延長戦で決勝ゴールを決め、イングランドを初の決勝進出に導く。決勝ではPK戦の末にイタリアに敗れ、準優勝に終わる。

2022 FIFAワールドカップ欧州予選では、2021年11月12日アルバニア戦、11月15日サンマリノ戦と最後の2試合で2試合連続ハットトリックの大活躍により、イングランドを7大会連続の本大会出場に導く。予選を通しても8試合で12ゴールエースとしての重責を果たしている。2022年11月に開催された本大会では2大会続けてキャプテンとして出場。グループリーグではゴールかったが、3アシスト記録。ラウンド16のセネガル戦で大会初ゴールを挙げ、準々決勝のフランス戦ではPKを決め、代表での通算得点ウェイン・ルーニーと並び最多記録となる。しかし、その後に再び訪れたPKの場面は同点に追いつく絶好の機会だったが、を外してしまい、チームベスト8敗退となる。

2023年3月23日ワールドカップ後最初の代表戦となったEURO2024予選イタリア戦でPKを決め、代表でのゴール数が54となり、ルーニーを抜いて単独でイングランド代表の最多得点記録保持者となる。また、敵地でのイタリア戦で1961年以来の勝利をもたらしたゴールともなった。予選突破の大一番となった10月17日ホームでのイタリア戦では2ゴールを決める活躍でイングランドEURO2024本大会出場に導いている。

2024年6月ドイツで開催されたEURO2024では、グループリーグ第2戦のデンマーク戦でPKを決め、大会初ゴールマーク。ラウンド16のスロバキア戦では延長戦で決勝ゴールを決め、準決勝のオランダ戦では自らが得たPKを決めている。決勝までの7試合全てに出場し、3ゴール記録得点王の一人となったが、全体的に試合から消えていることが多く、準決勝と決勝では途中交代を告げられるなどエースとして物足りない出来のままだった。さらにまたしてもタイトルを獲得することができず、Xでは「ケイン呪い」がトレンド入りするほどだった。

個人成績

シーズン クラブ リーグ 試合 得点
2009-10 トッテナム プレミアリーグ 0 0
2010-11 トッテナム プレミアリーグ 0 0
レイトン(loan) リーグ1 18 5
2011-12 トッテナム プレミアリーグ 0 0
ミルウォール(loan) チャンピオンシップ 22 7
2012-13 トッテナム プレミアリーグ 1 0
ノリッジ(loan) プレミアリーグ 3 0
レスター・シティ(loan) チャンピオンシップ 13 2
2013-14 トッテナム プレミアリーグ 10 3
2014-15 トッテナム プレミアリーグ 34 21
2015-16 トッテナム プレミアリーグ 38 25
2016-17 トッテナム プレミアリーグ 30 29
2017-18 トッテナム プレミアリーグ 37 30
2018-19 トッテナム プレミアリーグ 28 17
2019-20 トッテナム プレミアリーグ 29 18
2020-21 トッテナム プレミアリーグ 35 23
2021-22 トッテナム プレミアリーグ 37 17
2022-23 トッテナム プレミアリーグ 38 30
2023-24 バイエルン・ミュンヘン ブンデスリーガ 32 36
2024-25 バイエルン・ミュンヘン ブンデスリーガ 32

個人タイトル

プレースタイル

一言で言うのであれば、何でもこなせるオールラウンドなFW。188cm86kgという恵まれた体格に加えてボールテクニックが高いため、「センターフォワードめられる全てのを持ち合わせている」と称されている。

どんな形からもゴールに持ち込むことができるのが強みであり、長身を活かしたヘディングはもちろん、苦しい体勢からでもゴールを奪うことができ、自らドリブルで仕掛けてのゴールボレーで合わせてのゴラッソも多い。シュートも弾丸のような強シュートコースを丁寧に狙った技ありのシュートを状況に応じて使い分けることができる。ストライカーとしては、シュートセンスエリア内での駆け引きで勝負するクラシックタイプであるが、中長距離からのミドルシュート武器としているため、引き出しは多い。

ポストプレイヤーとしても世界トップレベルで、足下の巧さに加えてフィジカルが高いため、相手を背負った状態であっても難なくボールキープすることができ、少々アバウトなロングボールであっても難なく収めることができるため、基準点としても重宝される。縦のスピードを活かした速攻が得意なスパーズにおいて彼のキープによって味方に時間とスペースを与える役割が重要となっている。

前線っているだけでなく、サイドに流れてボールを呼び込んでクロスを送ったり、中盤まで降りてきてゲームメイクに参加することも多い。味方を使うプレーも得意としており、近年は一気に決定機を生み出すスルーパスを身につけており、2020-2021シーズンには得点アシストの両方でトップに立つというプレミアリーグでは史上4人となる快挙を成し遂げている。スピードそのものは並のレベルだが、ロングプリントを何度もこなせるだけの脚があり、時にスペースへと走り込んでカウンターの起点となることも多い。

守備時においては前線からのプレッシングにおいて相手のパスコースを切る技術が高く、ハイプレッシングが特徴的だったポチェッティー監督の戦術においてはファーストディフェンダーとしても重要な存在となっていた。労を惜しまず献身的に守備をこなすため、後ろの選手にとっては有りがたい存在である。

数少ない弱点はスピードだが、それを補って余りあるプレー選択肢の広さ、技術の高さ、俊敏さ、インテリジェンスの高さがあるためさほど苦になっていない。

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ハリー・ケイン

1 ななしのよっしん
2021/07/30(金) 18:03:51 ID: 5rN0jMaOIO
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2 ななしのよっしん
2024/05/09(木) 06:47:49 ID: Q2eUgR1NLc
バイエルンに移籍して、公式戦40ゴール以上も決めて、それでも冠って・・・・。もはや呪われてるとしか
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3 ななしのよっしん
2024/05/18(土) 21:54:59 ID: NT/Ttw1pIa
でもいいからケインタイトルを与えてやれよ...最初はネタとして見てたけどここまで来ると流石に笑えなくなる。
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