ハンガー事件とは、アニメ名探偵コナンで放送された事件である。
概要
アニメ135話(アニメオリジナルストーリー) タイトルは「消えた凶器捜索事件」
ストーリーはある日の夕方、コナンと灰原を含めた少年探偵団は歩美ちゃんがよく訪れるという美容室に行くことになるが、その美容院で殺人事件が発生し、それをコナンと少年探偵団とその他警察の活躍で解決するというもの。
それだけではコナンの世界ではよくある話だが・・・
その殺害理由がなんと「あの子……私にハンガーを投げつけたんです…」という、どこぞのDQNレベルの動機で、しかもその「ハンガーを投げつけられた」というのも故意にされたことではない(関連動画参照)。
その動機を犯人の39歳のおばさんがさも辛いことだったかのように警部やコナンに訴えかけるのである。(ちなみにアニメでは白状するシーンで同情を誘うようなBGMがかけられており、それに突っ込みを入れた視聴者も少なくない)
そして犯人はそんな身勝手な理由を聞いた目暮警部から「そんなくだらん理由で人ひとりの命を奪ったんですかあんたは!!」と非難の言葉を飛ばされるのである。
と、ここまで聞くと犯人はハンガーを投げつけられただけで殺人を犯したのかと思うかもしれない。
しかし誤解しないでいただきたいのは、犯人はただハンガーを投げつけられただけで殺害に至った訳ではなく、もともと被害者に憎しみを抱いており、殺意がいつ芽生えてもおかしくない状況だったのだ。
つまり、実際には投げつけられた事は殺害の直接の動機ではなく、それはあくまで憎悪を爆発させるきっかけになっただけなのである。
ただし、殺害に至った引き金は確かにハンガーだった上に目暮警部には「自分にハンガーを投げたから」としか動機を言わなかった為、全容が伝わらず警部には上記のように怒鳴られることになってしまった。
なお、上記の憎しみの原因というのが「私への恩を忘れて店を辞めようとしたから」というもの。
恩というのが具体的に何のことか描写されていないが、なんにせよ店を辞めようとしただけで殺したのならそれはそれで十分酷い動機であるという指摘もある。
辞めようとしただけで恨まれるということは、被害者がいなければ店の経営に大きな影響が出るのだろうか?だとすればそれまで店の経営を支えてきた被害者を殺すのはそれこそ恩を忘れた行為と言えるのではないだろうか。
余談
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関連項目
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