ハーデーとは、アニメカービィ第32話「歯なしにならないハナシ」に登場する魔獣である。
CVは飛田展男。
概要
肩書きはデンタル魔獣。「悪い歯を見るや麻酔なしで治療する」性質で、治療自体は少々強引ながらも僅か10秒足らずで虫歯を治す腕利き。しかも治療代は無料。故に非常に珍しい善良な魔獣と言われている。口を模したボディに、照明の代わりになる目、ドリルと詰め物をする器具、患者を押さえる両手を持つ。武器に見える巨大なドリルは治療用のため、実質戦闘能力は低い。専門性の高い魔獣と言える。「チリョッ!(治療)」を連呼しまくっているが、一応普通に喋れる。
虫歯の痛みに耐えられなくなったデデデが、ホーリーナイトメア社に腕の良い歯医者を注文した事でデデデ城へと送られてきた魔獣。デデテの悪い歯(虫歯)を見抜き、中庭まで追い回す。そこに居合わせたブンの虫歯も発見し、彼を拘束して強引に治療を開始する。やり方こそ強引だが施術は一瞬で終わり、ブンは虫歯の痛みから解放された。後にも先にもブンが魔獣に感謝の言葉を述べたのはこの回だけである。
続いてデデデを治療しようとするが麻酔なしの治療を拒み、カービィを騙して(?)戦わせる。カービィの吸い込みを受け、危うく口の中に入れられそうになるが、両手でカービィを押さえ込んで耐え抜く。すかさずカービィを拘束し、(敵にも関わらず)治療を開始する。デデデは「ハーデーに全部歯を抜かれてしまえ」と笑うが……カービィには歯が無かった。「ハァァ~~~~~!?」と驚愕の声を上げ、困惑するハーデー。どれだけ探しても歯は見つからず、「歯ガナイ!歯ガナイ!治療デキナイッ!」と頭を抱えて隙だらけになってしまう。その隙を突かれてドリルを吸い込まれ、トルネードをコピーされる。トルネードカービィによって発生した竜巻で空高くに舞い上げられ、「歯ァ磨ケヨォ~~」の言葉を残して退治された。
治療してもらった立場なのにハーデーが退治された時にブンは喜んでいた。薄情者め。
善良な魔獣なのに倒された悲劇的な結末は、多くの視聴者に疑問を抱かせる事になった。このため「竜巻で飛ばされただけなので、どこかで生きている」という生存を望む声が散見される。
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