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バイオハザード レジスタンスとは、2020年4月3日発売のゲームソフト『バイオハザード RE:3』に収録されている4対1の非対称対戦オンライン専用タイトルである。
PS4(PS5)・XboxOne・Steamで遊ぶことができる。
ジャンル：非対称対戦サバイバルホラー
プレイ人数:5人
CEROレーティング：D（17歳以上）
本ゲームはゾンビの頭が破裂するといった分離欠損表現はない。
規制がない北米版のRE:3を購入しても同じ。
プロローグ
舞台はラクーンシティ。
アレックス・ウェスカーはあるウィルスの研究をするために恐ろしい実験を立案した。
協力者を選定し、必要な被検体を得るために若者たちを拉致させて彼らにウィルスを投与し、監視カメラが大量に設置された施設に彼らを放ち実験を始める。
拉致された若者たちは4人で協力してこの施設からの脱出を試みる。
概要
拉致されて施設からの脱出を目指す4人の『サバイバー』と、それを監視カメラ越しにゾンビを召還するなどして1人で阻止する『マスターマインド』が対決する、4対1オンライン非対称対戦ゲーム。
この実験を行う理由やサバイバーが拉致された経緯など細かく設定がされてあるが、本編で活躍中であるはずのジルなどが登場したり、ロケットランチャーの直撃に耐えるサバイバーや、サバイバーを転送させるトラップといった魔法レベルの技術や能力が散見され、本編とは異なるいわゆるパラレルワールドとなっている。
ゲームシステム
本ゲームは制限時間がキーポイントであり、制限時間の奪い合いと言える。
プレイヤーの行動によって制限時間は増減し、サバイバーがゾンビなどの攻撃を受けたり死亡したりなどすると減少し、逆にゾンビを倒したりミッションを遂行したりなどすると上昇する。
制限時間が過ぎて10秒間、制限時間の値がプラスにならなければマスターマインドの勝利。
制限時間内に最終出口にサバイバーが全員到達することができればサバイバーたちの勝利。
プレイヤーはサバイバー側、あるいはマスターマインド側でエントリーすることができるが、ランダムでエントリーすることも可能。
マスターマインドの概要
マッチング後、5人のキャラクターから好きなのを選ぶ。
ゲームの仕様上マッチング中はホストとなる。
監視カメラ
マスターマインドが施設内を見るために必要なカメラ。
視点操作が可能で施設内のほとんどを見渡せるほどの量が設置されている。
どのカメラからでも自由に覗くことができ、覗いている監視カメラは赤いランプが点灯するのでサバイバーも把握できる。
サバイバーは破壊することが可能で一定時間そのカメラを使用不可にすることができる。
スキルカード
マスターマインドのメインとなる操作。
クリーチャーやトラップの配置や監視カメラに銃器を設置するなどができる。
事前に選んだ10枚のカードからランダムに4枚が画面に表示され、これが使用可能な手札となる。
使用するとそのカードは手札から消えて手札にない残りのカードからランダムでカードが手札に加えられる。
カードごとにコストがあり使用するにはコスト分のバイオエネルギーが必要となる。
バイオエネルギーは時間と共に自然に回復し、このエネルギーとの兼ね合いも重要となる。
スキルカードは100種類以上あり。手札にあるだけで効果が発動するモジュールカードや、手札カードを総入れ替えする効果カードなど多種多様である。
クリーチャー
サバイバーを見つけ次第襲い掛かるおなじみのゾンビ。
自爆するゾンビや絶叫するゾンビなど本ゲームオリジナルのゾンビも存在する。
噛み付き攻撃が成功すると制限時間が15秒も減るためサバイバーはこれを警戒する。
トラップ
サバイバーが踏むと起動する地雷型の罠。
サバイバーは攻撃することで破壊が可能。
ダメージを与えるものや拘束するものなど効果は様々。
デザインは共通で、アンブレラ社のシンボルカラーと言える赤と白がカラーリングされてあり罠にしては少し目立つが侮れない。
銃器
監視カメラに銃器を設置する。
サバイバーを狙い撃つものから、クリーチャーに撃って効果を与えるものがある。
E.I.S.
ドアのロック、照明を消すといった環境操作や、トラップの起動やゾンビの直接操作などができる。
アルティメットスキルカード
一定時間後、手札4枚のカードとは別に表示されるカード。
B.O.W.を召還して1分間直接操作をする。
スペンサーのみ、B.O.W.ではなく分解フィールドを配置する。
サバイバーの概要
マッチング後、7人のキャラクターから好きなのを選ぶ。
サバイバーはプレイヤーが4人いるが、同じキャラクターを選ぶことはできないので早い者勝ちとなる。
基本操作
おなじみの肩ごしの3人称視点。
操作方法は『RE:2』、『RE:3』と基本的に同じ。
キャラごとに効果が異なる「フィーバースキル」と「パーソナルスキル」があり、ゲージが溜っていれば発動することができる。
ミッション
サバイバーは脱出するためにエリアごとに異なるミッションを遂行していく。
第1エリアは散りばめられた3つのカギを見つけ出し、出口付近にある装置にはめ込む。
第2エリアは警備員ゾンビを倒してカードキーを入手し、3つの警備装置を解除する。
第3エリアはバイオコアを順番に3つ破壊する。
そして最終出口にあるレバーを引いた30秒後に開門するので、サバイバー全員がここに到達すれば脱出成功。
なお単独で脱出することもでき逃げ遅れた仲間を置き去りにすることもできる。
体力
ダメージを受けると減少していき0になると瀕死状態となり這いずり移動しかできなくなる。
仲間に蘇生してもらうことで復活ができるが通常の蘇生方法では6秒も要するため妨害されやすい。
瀕死状態が長引くと死亡しリスポーンされて制限時間が大幅に減少する。
感染
クリーチャーの攻撃を受けたり、感染性ガスに触れたりすると感染ゲージが蓄積されていき一定値を超えると感染し、一定時間ごとに咳き込んでダメージを受ける上、移動しかできない5秒ほどの隙に加えて制限時間も5秒減る。
治すにはブルーハーブを使うなどする必要がある。
武器ボックス
武器やハーブなどをアンブレラクレジットを消費して買うことができるボックス。
各エリアに2つあり1つはスタート地点に置かれている。
武器は各プレイヤーごとに毎回ランダムで、エリアが進むにつれて種類や数が増す。
中身は共有されていないので取り合いが発生しない。
アンブレラクレジットは最初から所持しており、また道中にも落ちているので拾って入手することもできる。
拾ったアンブレラクレジットは全員で共有されるためこれも取り合いが発生しない。
武器
シリーズおなじみの銃器や投擲武器。珍しいものとして金属バットなどの近接武器もある。
銃器は本来特定の弾薬を使用するが本ゲームは全て同じ弾薬を使用し、代わりに消費する弾薬数が多くなっている銃器がある。
近接武器は耐久値があり攻撃が命中すると減少していき耐久値がなくなると所持しているリペアキットを1つ消費して耐久値を回復する。
前衛はゾンビとの距離がどうしても近くなりがちなので銃器にはない強みを持つ。
登場キャラクター
マスターマインド
罪のない若者たちを拉致して実験を行う本ゲームのダークサイド。
ゲーム上直接登場はせず、胸から上を映した写真1枚のみで３Dモデルはない。
代わりにセリフは多く、監視カメラ越しによくしゃべってくれる。
アネット・バーキン【Annette Birkin】
『2』登場人物。
優秀な研究実績からアレックスの目に留まりスカウトされる。
この実験を正当化して32.3333%で脱出するサバイバーたちを妨害する。
ベッカ曰く、寂しそうな声をしているそうでこの実験に後ろめたさがあるか。
不利になると、ウィルスが世界に放たれるのを恐れてヒステリック気味に攻め立てる。
より多くのクリーチャーを展開し、より強化する戦術を主とする。
アルティメットスキルは、B.O.W.化した夫こと『G-バーキン』を誕生日を忘れられた腹いせに起用する。
ダニエル・ファブロン【Daniel Fabron】
シリーズ初登場。丸いサングラスが特徴の白人男性。
スペンサーに雇われた片付け屋。もう何百人もの人を殺しているとのこと。
この実験もゲーム感覚に被験者たちを痛めつけて楽しむ冷血な男。
スペンサーの命令によりこの実験に協力することとなり、実験施設の建築や必要な被験体である若者たちを拉致しておりかなり協力的。
ゾンビに即興で適当な名前をつけて遊んだり、サバイバーが負けそうになると彼らを叱咤したり、自分が不利な状況になっても焦る様子はないなどつかみどころがない人物。
『バイオハザード ヴィレッジ』に登場する『カール・ハイゼンベルク』と容姿が似ているため同一人物ではないかとファンのあいだで噂されたが果たして…？
ゾンビを直接操る「スレイブ化」を駆使した戦術を得意とする。
アルティメットスキルは『タイラント』を操る。
アレックス・ウェスカー【Alex Wesker】
『RV2』登場人物。
51歳であるRV2よりも13年前が舞台である本ゲームでは38歳と若く、髪も長髪から短髪となっており容姿が大きく異なっている。
教養のないピエロたちをトラップや感染性ガスを駆使して恐怖をあおり研究を進める。
この実験の責任者だけあって本ゲームはリベレーションズ2と似たような設定が取り入れられている。
トラップや感染性ガスを活かした戦術を得意とする。
アルティメットスキルはシリーズ初登場のB.O.W.『ヤテベオ』。
オズウェル・E・スペンサー【Ozwell E. Spencer】
シリーズを通して名前はよく登場するおなじみの人物。
『5』登場時点では老衰して弱々しく、本ゲーム時点でも医療器具が取り付けられており、笑ったあとに咳き込むなど既に病弱な様子。
アレックスが見つけたウィルス反応に関心を持ちダニエルにも協力を仰ぎ、退屈しのぎに自らこの実験に協力に出た。
若者たちを実験体と呼び、ウィルス反応を楽しむ。
自らを神と称する典型的な選民思想の持ち主でプライドが高く、サバイバーたちに脱出されるとかんしゃくを起こす。
足止めや妨害による時間稼ぎのスキルや、バイオエネルギーを節約したりコストを削減するスキルを持ち戦略の幅が広い。
アルティメットスキルは好きな場所に展開して触れたサバイバーを一瞬で瀕死にさせるレーザートラップこと『分解フィールド』。
ニコライ・ジノビエフ【Nicholai Ginovaef】
『3』登場人物。
多額の報酬金と引き換えにこの実験に協力する。
ジルとは会っているのか既に互いに敵対心を持っている。
監視カメラに銃を設置して攻撃する戦術を得意とする。
アルティメットスキルは『ネメシス』。
サバイバー
アンブレラ社に拉致された様々な境遇の若者たち。
ジル以外は新規キャラクターの民間人ではあるが、何かしら秀でた能力を持つ優秀な人物たち。
ヴァレリー・ハーモン【Valerie Harmon】
三つ編みの髪と眼鏡が特徴の、科学研究が好きな地味で控えめな大学院女性。23歳
ルームメイトが記憶喪失となったため原因を調査していたところを拉致されてしまう。
ちなみに、そのルームメイトは『バイオハザード アウトブレイク』の登場人物のヨーコ・スズキと思われる。
味方を回復や蘇生ができるフィーバースキルや、アイテムや敵をマーキングしてアイテムの取り逃しを防いだり、味方が敵に与えるダメージを上昇するサーチスキルを持つ。
アイテムを多く持つこともでき強力なサポート要員。
さらに手榴弾を入手するスキルや、自身の攻防を上げるアイテムの効果を上げるスキルなどもあり、時にアタッカーとしても活躍ができる。
上記の通り万能性が非常に高く使用率がトップのサバイバー。
体力が低いのと、ドアをこじ開ける力が弱い欠点を持つ。
ジャニアリー・ヴァン・サント【January Van Sant】
通称ジャン。21歳
濃い目の化粧とロックな衣装が特徴のパンク系女子。男性口調で話し、馴れ合うのが苦手。
優秀なハッカーで、記者からの依頼を受けてアンブレラ社と癒着したラクーン警察の違法事実を調査していたが、知りすぎたがために拉致される。
監視カメラに対して有効なスキルや、安く買い物ができるなどの武器ボックスでの恩恵があるスキルを持つ。
タイローン・ヘンリー【Tyrone Henry】
ラクーンシティの消防局に勤務する黒人男性。25歳
アンブレラ社工場の火災現場へ入ったのを最後に消息を絶つ。
サバイバー最年長かつ、消防士でトラブルに慣れているからか比較的落ち着いていて頼りがいがあるリーダー格な印象を与える。
体力がサバイバー最高値で、防御スキルも持つため打たれ強いタンク。
クリーチャーをダウンさせたり、B.O.W.を怯ませたりできる突き蹴りや、素早く蘇生できるスキルなどもあり仲間を救助しやすいスキルも持つ。
ドアをこじ開ける力が強い上に、こじ開ける際前進しないため安全性が高い。
サミュエル・ジョーダン【Samuel Jordan】
通称サム。プロボクサー。21歳
リングでは常勝を誇っていたが試合で重傷を負ってしまい引退。そんな中、それを治す新薬があると聞かされ被験者に志願したが、騙されて誘拐されてしまった。
近接攻撃に優れたスキルを持ち、クリーチャーに対して特に強いアタッカー。
近接武器はもちろん、得意の拳による攻撃も可能となっている。
移動速度が速くて回避しやすく体力もタイローンに次いで高く回復スキルもあるためこれを選択すればタンクもこなせる。
マーティン・サンドイッチ【Martin Sandwich】
医療設備会社に勤務する、気が小さくネガティブ思考でおしゃべりなオタク男子。
サバイバー最年少の19歳。
スペンサー記念病院の設備修理に派遣された際に違法実験室の存在に気づいてしまい拉致される。
手先が器用でメカにも詳しくトラップを素手で解除したり、地雷を作ったりもできる。
閃光手榴弾以上の性能を持つフィーバースキルで敵の動きを封じられる。
アイテムも多く持つこともでき、サポーターとして高い能力を持つ。
地味ながらトラップの上を起動することなく歩くことができる。
前衛で活かしやすい能力だが体力が低いため危険性が高い。
ベッカ・ウーレット【Becca Woollett】
露出度が高めの衣装が特徴の自然保護管の女性。22歳
通報により向かった現場で化け物のような野犬に襲われ気を失ったところを拉致される。
銃器の威力を上げるスキルや、弾薬を維持しやすいスキルを持ち銃器に特化している。
移動速度は速いが体力は低い。
ジル・バレンタイン【Jill Valentine】
本編と違い謎の実験施設で目が覚める。23歳。
S.T.A.R.S.隊員でサバイバル能力があり一番優秀なサバイバーとなりそうだが、むしろ魔法じみた他のサバイバーのスキルと違って強力な武器で戦うフィーバースキルや、他スキルも蘇生や銃などとなっており、
サバイバーの中で一番一般人に近い能力となっている。
突出した能力はないが、スキルによってどんな役割も見出しやすい性能。
移動速度が速く、回避スキルも持つため強引に突っ切ることがしやすい。
その他
ウィリアム・バーキン
『2』登場人物。アネットの夫。
B.O.W.と化してしまった状態でアネットのアルティメットスキルとして登場。
本編とはストーリーが異なるはずだがどういう経緯でGウィルスに感染したのだろうか…。
まだ本人の意識がある第1形態で殺意剥き出しのセリフを言ったり助けを求めたりと情緒不安定。
プレイヤーが直接操作できるのだが、つまりB.O.W.化して苦しんでいる夫を妻が操ってサバイバーたちを蹂躙するという人の子とは思えない鬼畜の所業を目の当たりにする。
シェリー・バーキン
『2』登場キャラ。ウィリアムとアネットの娘。
名前だけの登場。G-バーキンが名を呼ぶことがある。
パトリック
スペンサーの執事という既存キャラではあるが、ほとんど情報がない謎の人物。
この実験中スペンサーのそばにいるようだが声も姿も現さず名前のみ登場。
実験開始時にスペンサーがマイクのスイッチがONであることに気付かず「パトリック スリッパを持ってきてくれ」という声が漏れることがある。
ラクーン君
『RE:2』登場のラクーンシティのアライグマのマスコットキャラクター。
一部マップの第1エリアのカギ開け装置のオブジェクトとしてランダムに登場。
人の半分ほどの大きさで、帽子を被り右手には荷物を持っており配達員を思わせるような姿をしている。
帽子、右腕、尻尾の3パーツが外されており、これらパーツを探し出してはめ込むと第2エリアへの扉が開錠する。
実験施設を準備したのはダニエルだが彼がラクーン君を採用したのだろうか…。
ヨリック
既にゾンビと化した第2エリアのキーアイテムを所持した警備員ゾンビ。
スペンサー曰く、生前は働きが悪かったらしく、ダニエルは「おかしな名前だ」と言っておりひどい扱い。
しかし第2エリアにおいては全クリーチャーで一番体力が高い上に胴体と腕にアーマーを装備している強力なゾンビであったりする。
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