※この記事は、書きかけの記事です。追記、訂正を募集しています。 |
バイオ戦士DANとは、1987年にジャレコが発売したアクションゲームである。クソゲー?いいえ、バカゲーです。
♂ 概要 ♂
1987年9月22日に発売したゲームで、開発はアトラス。BGM担当は女神転生の増子司氏。
インクリーザーと呼ばれる化物に支配された世界。人類は最後の希望を託してバイオ技術を施した青年DANに全てを委ね、インクリーザーが侵攻を開始した1999年へと彼をタイムワープさせる。
……と、割合本格的なSF設定を採用したゲームで、設定だけでなく実際のゲーム内容も深い。
だが、SFという背景の割にはあまりにも適当な演出やふざけてるとしか思えない会話イベントやミニゲームなどが……。
せっかくゲームとしてに完成度は高いのに、あまりにも馬鹿馬鹿しい内容が多いためにクソゲー扱いされがち。
これに関して、某サイトには「スペランカーと同列の評価」と記されている。
あえて蔑称を付するならば「クソゲー」ではなく「バカゲー」である。
ゲーム内容
基本システムは一般的なアクションゲームであり、武器チェンジや匍匐移動など自由度は高い。
それだけなら普通のアクションゲームなのだが、このゲームには1つのエリアのボスごとにマザーヴァイタリティ(以下MV)と呼ばれるボスのHPが、右上にゲージとして常に表示されている。
これは主人公がボスの元に辿り着くまで徐々に上昇していくので、早くクリアしないとどんどん攻略が難しくなる。また、ゲージが最大まで溜まると時間切れと同義になり1ミスとなる。
このシステムによって
など、攻略するうえで戦略性をプレイヤーに要求することに成功しており、これがゲーム難易度の絶妙な調整に大きく貢献している。
また、ネタにされつつも、推理力を少し要求するポイントがあり、比較的わかりやすいヒントを話す住民キャラを各地に配置するなど、プレイヤーへの補助も充実。
これらの要素から、ゲームとしての完成度は実はかなり高いという呼び声も高い。
…のだが、ゲームの進行上には大きく関係してこないアレな要素がいろいろ多すぎることから、クソゲー(バカゲー)という評価を貰ってしまいがちな不遇なソフト。
バカゲーたる所以
本ゲームは世界観の背景に反した要素が多いことが特徴であり、有名である。
まず、絶望的な状況を描いたSFゲーなのに、基本的に会話する相手の緊張感がない。
しかも十人十色と言わんばかりに住民の外見や設定は滅茶苦茶で、やっぱりどこか方向性を間違えたまますっ飛んでしまったような印象が強い。
- 民家に入ったら化物みたいな獣人が現れ、何故か押し相撲を挑まれる。承諾すると独特なBGMと、「♂押忍♂」 という背景の中で戦うのだが、謎の生物に侵攻を受けている割には脳天気にもほどがある。しかも、ちゃんと勝利しないと報酬がもらえず、引き分けは負けと同じ扱いをされるので意外と勝利条件は厳しい。見ればわかるが、背景の文字は、気合としての押忍、性別としての♂、ボタンを押すの押すというトリプルなダジャレである。
- というか、獣人以外に登場する普通の民間人も言動や格好がおかしい。武器アイテムを売るオッサンはみんな関西弁だし、武器を強化してくれるオッサンは似非チャイニーズだし、あげくに人類滅亡の危機の中において平気でダジャレをかます仙人すら登場する。どういう世界なんだここは。
- 宿に止まると綺麗なブロンド髪のお姉ちゃん(キャバ嬢みたいな)が女将さんをやっている。泊まると主人公が浴衣姿で涼むという一枚絵が表示される。
- エリアをクリアするごとに主人公が謎の変身を遂げる。だがゲーム上は関係ないし、さらにストーリー上もまったく関係ない、答えのない謎要素。芋虫なんかにも変身する。
これらの要素は、ひとえにスタッフの茶目っ気とも言えるものであり、ゲームの進行上はプレイヤーの笑いのツボを執拗に押してくる以外は基本的には全く問題ない。
武器
スマートボム、サイコブロス、サンダーソード以外の武器は似非中国人の男が経営するショップで強化することが可能。
- ヒートナイフ
消費EN無し。
正面の敵を攻撃する近距離用の初期装備。強化すると射程距離が伸びる。 - スパイダーショット
消費EN2。エリア1で入手可能。
直線状にエネルギー弾を発射する。燃費が良く使い勝手の良さはトップクラスであり、序盤から終盤までお世話になる。 - スマートボム
消費EN6。エリア2で購入可能。
放物線上にグレネードを投げる。高所にいる敵に対して有効。 - パルサービー
消費EN4。エリア2で購入可能。
Uターンする円盤を投げて攻撃する。円盤は敵や地形を貫通するので、行きと戻りで同じ敵に複数回攻撃が可能。強化後は2連射が可能になる。 - ローリングショット
消費EN6。エリア3で購入可能。
自分の周囲を回転するエネルギー弾で攻撃する。強化すると弾が大きくなるが、攻撃判定が大味になる分隙も大きくなるので強化するかどうかはよく考えた方がいい。 - サイコブロス
消費EN4。エリア4で仙人から貰える。前方に向けて多段ヒットする爆風を放つ。 - サンダーソード
消費EN12。エリア4で購入可能。
敵を貫通する電撃を放出する剣。高威力だが燃費の悪さも群を抜く。上を向いた状態で使用すると稲妻を落として画面すべての敵にダメージを与えるが、自身も2ダメージを受ける。
アイテム
- EN
武器の使用やショップの利用に用いる最重要アイテムで、一定時間おきに画面端から現れる浮遊タイプのものを除く敵を倒すと入手できる。エリア4までの敵が落とす緑色は10、エリア5の敵が落とす赤色は20。 - 1UP
背景に隠れている。残機数が1増える。 - ライフ回復の薬
背景に隠れている。体力が4回復する。
【サブアイテム】
以下の3種類は武器ウインドウの右枠に表示される強化アイテム。ブロンド美女の店で購入可能。1つしか所有できず、新しい物を購入した場合上書きされる。購入は一度きりでゲームオーバー後のコンティニューをするまで再購入は不可能。更にミスするとアイテムは失われるので、購入後はアイテムを維持するためにノーミスでの立ち回りを要求されることになる。
- スキャナーゴグル
エリア2の暗闇地帯が視界明瞭になる。以降のエリアでは役に立たないので暗闇を抜け次第別のアイテムに買い換えた方がいい。 - サイコバリア
被ダメージが半減する。 - ジェットシューズ
移動速度が1.5倍になる。
ステージ解説
赤字の敵キャラはENを落とさない。インクリーザーは倒さずに放置していると一定時間でノプリス→ゾエア→マーズ→メガロの順に成長していく。
エリア1
最初のステージ。まずはここで操作に慣れておきたい。
中盤のイッシーとキャイノーンが出現する地帯の最奥部には隠し通風孔がある。その先にあるコンピュターで入手できるスパイダーショットの有無はヒートナイフ強化と共に今後の攻略に大きく左右するので忘れずに入手しよう。
施設
- 武器強化(ヒートナイフ)
- コンピュター:ダンの左腕の秘密を得られる施設。この施設を訪ねることで武器「スパイダーショット」を入手できる。「何故か未来人であるダンに関するデータが記録されている」とか「コンピュータではなくコンピュターと書かれている」が、細かいことは気にしたら負け。何処ぞの宇宙海賊とも多分関係はない。
- 旅の宿:一度のみ利用可能。体力が全回復する。
- 押相撲:Aボタン連打で制限時間以内に相手を画面の端まで推し出せばENが160貰える。
敵キャラ
-
インクリーザー「ラバトール」
- ラメラ:画面端から直線状に飛んでくる緑色の敵。この手の敵はENを落とさないので覚えておこう。
- イッシー:飛べない鳥のような姿をした青色の敵。いつも腹を空かせており動きが鈍いので倒すのは容易。
- キャイノーン:空中を往復する赤い敵。上空から弾を落としてくる。
エリア2
スマートボムを販売しているショップはスタート地点にある隠し通風孔の先にあるので見落とさないように。
最初のエレベーターを降りていくと視界不明瞭な地帯がある。この地帯は途中大ダメージを受ける「悪魔の雨」が降り注いでおり、スキャナーゴグルを入手しておくことを推奨する。
悪魔の雨を抜けた直後の通風孔に入った先にはライフアップの施設があり、体力の最大値を4つ増やしてもらえるのでぜひ立ち寄りたい。パルサービーの店の付近にある光は青い時以外に通過すると即死してしまうので要注意。
施設
敵キャラ
-
インクリーザー「パメラ」
- オッピー:一つ目を持つ青色の敵。中々道を通してくれない根暗な奴。
- クールアイズ:暗闇地帯に出現する照れ屋な単眼の怪物。
- コックル:芋虫のような姿をしたクールアイズの相棒。普段は仲良しだがたまに喧嘩をすることもあるらしい。
- キラーバット:暗闇地帯に出現する蝙蝠。一定の場所を行き来しながら飛び回る。
- キュルキュル:ライフアップの施設がある地帯にのみ出現する緑色の敵。寂しがり屋な性格。
エリア3
スタートから道なりに左を進んだ先にある地帯「炎の地獄サデス」でローリングショットが購入できる。
このエリアには一種の迷路のような場所があり、仙人のいる扉を訪ねるたびに場所が変わってしまう。クリアするだけなら立ち寄る必要はないのだが、押相撲やライフアップ屋があるのが悩ましいところ。
施設
敵キャラ
-
インクリーザー「ドラコドン」
- レッドスネーク:波状の軌道で飛んでくる。直線軌道の武器はかわされる可能性があるので注意。
- ホネカッカ:炎の地獄サデスの番人である骸骨。笑い上戸でたまに顎を外してしまう。その場を行き来するだけなので倒すのは容易。
- デンデン:炎の地獄サデスに出現する。ナメクジのような敵。見た目通り鈍いので脅威ではない。
- ブビブビ:炎の地獄サデスのボス。動きが速いので注意。
- 雷雲:炎の地獄サデスに出現。空を飛びながら雷を落としてくる。
エリア4
モモカやUターンする弾を撃つインクリーザー等回避するのが難しい敵が多いが、エリア3のジェットシューズを持ち越せていれば幾分か躱しやすくなる。
序盤の狭い足場を飛び越えながら進む場所はモモカの妨害もありかなりの難関。もしここでダメージを食らって落ちようものなら死亡確定である。
そこを越えた先では化粧を施してもらい暫くはこの姿で進む事になるのだが、この姿はどう見てもハルクである。変身後は特定のブロックを壊せるパンチが唯一の攻撃手段となる。途中にはサイコブロスをくれる仙人がいるので忘れず立ち寄ろう。
施設
敵キャラ
-
インクリーザー「ディノケイラス」
- モモカ:大きな弧を描きながら飛ぶ白い敵。その軌道からやり過ごすのが難しい強敵。
- ゲドス:炎の地獄サデスに出現。
- 雷雲:炎の地獄サデスに出現。エリア3に出てきた奴の色違い。
エリア5
最終ステージ。このステージは何と巨大インクリーザーの体内であり、3つ存在する心臓を全て破壊した後、スタート地点左にある扉(?)から脱出すれば最終ボス・ゴッドインクリーザーとの決戦となる。しかし怪物の体内に何故店があるのだろうか…?
心臓を倒すたびに体力が全快するので旅の宿を利用しなくともリカバリーが利くようになっている。なお、心臓のうちの一つはエレベーターで行ける隠し部屋にある。ヒントモンスターの言葉をよく覚えておくように。
施設
- 武器屋:未入手の武器を全て揃えることができるが、バラ売りではないうえにENが250も必要。あと、何故かこの武器屋だけ関西弁ではない。
- アイテムショップ(スキャナーゴグル、サイコバリア、ジェットシューズ):スキャナーゴグルはここでは無用の長物なので間違って買わないように。
- 旅の宿
敵キャラ
ここの敵は20ENを落とすのでENが貯まり易い。よって下手にENを節約するよりヒートナイフ以外の武器を積極的に使っていき、ダメージを受けずに進むことを優先した方がいいだろう。
-
インクリーザーの心臓
- キノピン:青色の敵。食いしん坊。
- デリモス
- ケプランタ:背が低いので一部の武器はしゃがまないと当たらない。
- ガルーア:高いところから急襲してくる緑色の蜂。降りてきたところをうまく迎撃したい。
- ゴッドインクリーザー:インクリーザーの体内から脱出した後に待ち受けるラスボス。こいつとの戦闘は強制スクロールとなっており、体内に侵入して中にある心臓を破壊すればゲームクリアとなる。心臓は左下が安置になっており、そこからスマートボムを投げ続ければ無傷で倒せる。無論ENがもてばの話だが。
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