バイコーンとは、漫画『キン肉マン』に登場するキャラクターである。
概要
超人の神の一人“憤怒の神”。
数億年前に超人たちが暴虐を働いていた時代に超人たちを抹殺する案に同意し、現代に至って派閥のリーダー“調和の神”らと共に地上に下天した「超神」の一人。
口癖は「フェフェフェ」。
バイコーンの名の通り、頭部に二本の角を持つ容姿の超神。角は後方に湾曲しているが、前方に角度を変えて攻撃に用いる事もできる。
「戒律」らしさをあまり見せなかったランペイジマンと異なり、会話の端々に「憤怒」を強調する。性格も気性が激しい。
その一方、相手を格下とみなすと油断して反撃を受ける迂闊な一面もあり、言動からも神とは思えない精神的な未熟さが目に付く。ランペイジマンからは「しょうもねえよなぁアイツ!」と言われるなど、他の超神からも軽んじられている様子。プリズマン戦後は読者からネタキャラと認識されている。
読者投稿のキャラクターの一人で、学研の図鑑には(まだ超神として現れる前だったので)正義超人として記載されている。
作中の活躍
エジプト・ピラミッド前に出現したリングでプリズマンと対戦。
スフィンクスの顔が傷つけられている理由を古代の超人たちが神を冒涜するため毀損した事を語り、戦闘を開始する。
プリズマンのレインボー・シャワーを浴びてもオーラのような膜で覆われているため通用せず、「バイコーンホルンスライサー」「憤怒の二角獣落とし」の連発で一気にプリズマンを粉砕した。しかしプリズマンは中枢部が残っていて戦闘を継続。キャンバス手裏剣の一発目と二発目は華麗に躱すが三発目はまともに喰らってしまう。「ブラッドスクイーズホルン」でプリズマンを締め上げるが、ジェロニモとの会話に気を取られている間に締め方が緩んで逃げられてしまい、「ベルリンの赤い雨」で背中を負傷。圧倒的な力を見せつけるために踏み砕くだけでいいと公言しておきながらあっさり脱出され、レインボー・シャワーを浴びて背中の負傷部分からダメージを負ってしまう……と、あまりいいところがない試合展開になっていく。しかしレインボー・シャワーを浴びても即死はせず、次から次へと強烈な必殺技を浴びせていく。勝利を確信したところに背後から胸を貫通する一撃を受けるも、動じた様子も無く攻撃を続けようとするが、プリズマンに切り返され「プリズムシュピーゲルクラッシュ」で脳天を叩き付けられる。それは逆にプリズマンの腹部を破壊する結果となったが、背後から密着される形となり、カピラリア七光線を浴びて倒された。その体は砂のように分解されて消滅していった。最後に核のような小さな物体が残されたが、それが復活の鍵となるのだろうか……?
必殺技
- バイコーンホルンスライサー
- コーナーポストから跳躍、回転しながら落下し、二本の角で相手を切り裂く。
- 憤怒の二角獣落とし
- 前方に出した角で相手の背を突き刺して固定し、スープレックスのように叩き付ける。
「硬い物質も傷を付けてから衝撃を加えればヒビ割れが大きくなって壊れる」という理屈でもなく、この技の衝撃だけでプリズマンを粉々に破壊した。
相手の五体をきちんとロックしていない、攻撃自体は「飛んで叩き付ける」というだけ、本人は腕組みした状態で繰り出す、“知性の神”のインテリジェンスモンスターパワークラッシュ並に適当な技名、と「最大の必殺技」と言うよりは「超人など相手にしていない」という姿勢が見て取れる技である。 - ブラッドスクイーズホルン
- 二本の角が長く伸びて触手のように敵に絡みつき、締め上げる。
超人強度9999万パワーで締める力は5200万パワーのプリズマンでも脱出困難で、外野に気を取られてうっかりしていなければこの技で勝っていた可能性は高い。ひどいズラ! - ハイジャックホルンブリーカー
- ハイジャックバックブリーカーの態勢で、さらに角で相手の体を押し上げる背骨折り技。
- 聖なる碑(いしぶみ)落とし
- キン肉アタルの必殺技ナパーム・ストレッチと同じ態勢で、さらに相手の背に角を突き刺す落下技。
技の内容としてはバイコーンの使った必殺技の中で最も強烈そうだが、プリズマンを倒すには至らなかった。 - バイコーントリガーギムレット
- 空中から回転しながら落下し、相手に角を叩き付ける。
突き刺すのでは無く角の側面をぶつけるだけで、バイコーンホルンスライサーの方が強そう。
関連静画
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- ランペイジマン
- ザ・ナチュラル
- コーカサスマン
- イデアマン
- ザ・ノトーリアス
- ジ・エクスキューショナー
- リヴァイアサン(キン肉マン)
- オニキスマン
- ザ・バーザーカー
- マグニフィセント
- ザ・ワン
▶もっと見る
- 3
- 0pt