バイト乙とは、ビデオゲーム(主に対戦型格闘ゲーム)における、あるキャラクターの演出の一環で倒される他のキャラを労う言葉である。ドイツ語で「労働」を意味するアルバイト(Arbeit)が由来。
元々はニコニコ動画内でのMUGENで発祥した用語でもある。
概要
「バイト」とはMUGEN、それもニコニコ動画内(所謂「ニコニコMUGEN」)で発祥した用語であり、その源流を辿れば『スーパーストリートファイターIIX』や『CAPCOM VS. SNK』におけるボス版豪鬼の登場演出「豪鬼の瞬獄殺や禊で葬り去られる通常ボスのベガ」が元となっている。
原作ではボスとして登場した際の専用のイントロであり、プレイヤー使用時は見ることはできないのだが、MUGENにおいては製作者次第で汎用イントロの一つとして搭載されることもあり、その場合は試合が開始するたびにベガが現れては豪鬼に滅殺されることになる。
ニコニコMUGENでは豪鬼を始め、同様のイントロ演出を持つ様々なキャラクターたちがストーリー動画で何の脈絡も無く現れた話と無関係のキャラを早々に始末したりトーナメント動画で勝ち抜くたびに毎度毎度イントロで同じキャラを倒す事態をしばしば目の当たりにするため、演出で倒されるキャラが視聴者からは「(プロレス的な)入場パフォーマンス用に雇われたバイトではないのか」と言われるようになり、やがてそうした彼らを「バイト」と呼ぶようになったことが定着したと思われる。
主な用法としては「バイト乙」「○○さんお疲れ様です」など。
中には戦闘中または勝利時に現れるバイトも存在する。
前述した通り元々はニコニコMUGEN独自の文化の1つであることと、あくまでボス専用の演出であり通常は見られないことから、同界隈ではトラブルを避ける目的で原作動画などでこの言葉を用いないよう注意が呼びかけられたこともあったが、今となっては下に掲載した関連動画のように、公式のゲームにおいてもキャラクターの汎用演出で別のキャラが現れては倒される事例も出ている他、例の演出を持つ難ボスにチャレンジする動画で何度も負けては再び挑むのを繰り返せばその分だけ演出でやられるキャラも毎回出てくることになり、それらに関しては普通に「バイト乙」と労われている。
関連動画
関連項目
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