バウンスゴール(Bounsgoal)とは、「銀河英雄伝説」の登場人物である。
概要
”大親征”序盤の宇宙暦799年12月2日、ルジアーナ造兵廠の地理的戦略的な価値をおもんばかったウォルフガング・ミッターマイヤー元帥がルジアーナ造兵廠を攻撃した際、工場施設とともに戦死した。ルジアーナ造兵廠で建造されていた巡航艦と駆逐艦は、デッシュ准将の指揮によって脱出し、半数が逃げ延びてヤン艦隊へ合流した。
と、そういう類のことが本伝第7巻怒涛篇第3章「『神々の黄昏』ふたたび」の地の文に数行書かれている人物である。
石黒監督版OVAでの登場
石黒監督版OVAでは原作ではだいたい同じくらいの登場だったビューフォート准将の出番を全部持っていったかのように第68話後半でルジアーナ造兵廠の戦いがしっかり登場。バウンスゴールにも原作にはなかった直接の登場シーンや台詞が完備された。ついでにデッシュ准将にも。
同話ではバウンスゴールは薄い茶髪に立派な髭、そして外見に似合わぬ優しげな声をもつ偉丈夫として描かれており、デッシュ准将に艦艇の指揮と脱出、ヤン・ウェンリーとの合流を命じ、自身はデッシュ准将の部隊の脱出の時間をかせぐため、造兵廠の防御兵器で帝国軍艦隊に最大限の抵抗を試み、玉砕している。
「全対空砲火開け!敵艦を一隻たりとも通すな!」というその最後の台詞は、OVA視聴者に対し、原作での彼の描写に比してはるかに強烈な印象を与えたであろう。地味に同盟軍の普通の基地防空兵器が描写されている貴重なシーンだったりもする。
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関連項目
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