バショウ(芭蕉)とは、バショウ科バショウ属に属する植物である。
概要
原産地は中国南部辺りとされる。日本には平安時代に伝わり、古今和歌集に初めてその名が出てくる。
バナナと近縁の植物でバナナに似た実を付ける。このため英語ではジャパニーズ・バナナである。原産地は中国だが。これはフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトが日本で発見したためである。ただし、果実は小さくタンニンを含み渋いため食用には適さない。開花は稀であるため、仏教に伝わる神秘の花「優曇華」に例えられることもある。葉や根茎は漢方薬の材料になる。
寒さに弱いとされるバナナの仲間の中でも耐寒性が高く、日本においてもも関東地方以西なら屋外でも越冬できる。つまり日本でバナナっぽい木を見みかけたら大体バショウである。
ちなみに松尾芭蕉の『芭蕉』は借家の庭に生えていたバショウに因んで名付けられた。
種類
- バショウ
- マレーヤマバショウ - バナナの原種の1つ(Aゲノム種)。殆どのバナナはマレーヤマバショウを改良、もしくはリュウキュウヤマバショウとの交雑種である。
- リュウキュウバショウ - バナナの原種の1つ(Bゲノム種)。別名「イトバショウ」。琉球諸島では繊維から作られる「芭蕉布(バサー)」が古くから利用されている。
- マニラアサ - フィリピン原産。丈夫な繊維が取れることから現地では栽培化されている。
名前にバショウを含む別種
- タビビトノキ - 別名「オウギバショウ」。一応バショウと同じショウガ目に属するが、ゴクラクチョウ科の別種。珍しい青色の種子を持つ。
- ミズバショウ - こちらはオモダカ目の完全な別種。葉がイトバショウに似ていることから名付けられた。
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