バスク・オムとは、アニメ「機動戦士Zガンダム」などのガンダムシリーズ媒体に登場する架空の人物である。CV:郷里大輔。
概要(主にZガンダム時代)
非常に大柄な体格で、禿げ上がった頭にゴーグル姿という特徴的な容姿の軍人。地球連邦軍の一組織「ティターンズ」の組織においてはジャミトフ・ハイマンに次ぐ準トップといえる人物である。階級は大佐だが、ティターンズに1階級上の待遇が与えられるという特権があることから、本人は准将同然としてふるまっているようである。
徹底したアースノイド主義の人物として知られており、中立コロニー、月面都市、各スペースコロニーへは恫喝的行動や虐殺をいとわない強硬な姿勢で対応した。初期のティターンズの起こした、サイド1の30バンチコロニーへの毒ガス攻撃はバスク大佐の主導による事件とされており、この「30バンチ事件」が、ティターンズに抵抗するエゥーゴの結成へつながった。
ティターンズに属しない「一般将校」あるいはティターンズであっても異を唱えた者への鉄拳を躊躇なくふるうなど、傲慢なイメージがぬぐえない人物であり、人望面に難があった結果であったか、グリプス戦役終盤にはパプテマス・シロッコの寝返りによって刺客のモビルスーツを差し向けられ、乗艦ドゴス・ギアとともに宇宙に散ることとなった。
人物面では低い評価が目立つが政治的手腕や着眼には確かなものがあり、「地球育ちだけでティターンズの組織を形成していてはエゥーゴの赤いモビルスーツ(リック・ディアス)などの新たな戦力を制することはできない」という趣旨の進言はグリプス戦役初期に割とあっさり受け入れている。木星帰りのシロッコを重用することをまっさきに決めたのもバスク大佐であり、サイド3・ジオン共和国と取引をすることによって宇宙要塞・ゼダンの門の整備に着手、本拠であるグリプスの要塞化も短期間で成し遂げている。
バスク大佐たちの悪評がそのままティターンズの悪評につながった一方で、そもそもバスク大佐なくしてティターンズの拡大もなしえなかった、といえるかもしれない。
関連動画
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関連項目
- 機動戦士Ζガンダム
- 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- ガンダムシリーズの登場人物一覧
- ティターンズ
- レコア・ロンド(TV版でバスクを直接仕留めたパイロット)
- ヤザン・ゲーブル(劇場版でバスクを仕留めたパイロット)
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