バスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian "Basti" Schweinsteiger, 1984年8月1日 - )とは、ドイツの元サッカー選手である。ポジションはMF。
2歳違いの兄トービアス(Tobias Schweinsteiger, 1982年3月12日 - )は下位リーグを転々とした元サッカー選手(MF, FW)で、2015年からは選手生命最後の3年間を二軍で過ごした縁もあってかバイエルン・ミュンヘンU-17チームの共同トレーナーを務めている。
概要
1998年に14歳で地元バイエルン・ミュンヘンのユースへ入団し、2002年にトップチームデビュー。当時はサイドアタッカーであり、2003-2004シーズンにはリーグ戦で26試合4得点を記録。活躍が評価されEURO2004にも招集された。
バイエルン・ミュンヘンで公式戦500試合に出場しており、ブンデスリーガを8度、DFBポカールを7度、UEFAチャンピオンズリーグを1度制覇している。また1998年から2015年まで延べ17年間バイエルン・ミュンヘン一筋を貫いていたこともあり、バイエルンサポーターから非常に人気のある選手であった。
2015年にイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドへ移籍。17年間を過ごしたバイエルンに別れを告げた。加入1年目の2015-16シーズンは怪我が多く、リーグ戦18試合の出場に終わる。翌2016-17シーズンはポール・ポグバの加入により構想外となり、リーグ戦出場はなかった。
2017年3月、MLSのシカゴ・ファイアーへ移籍。3シーズンプレーし、2019年10月に現役を引退した。
愛称
愛称には「シュバイニー」(Schweini)や「バスティ」(Basti)などが存在するが、前者は文字通りには「ブタさん、子豚」といった意味であるため、本人は後者の愛称を使って欲しいと言っている。
代表
2004年にドイツ代表デビュー。若返りが進められるドイツ代表の中で早くから将来を渇望され19歳でEURO2004を経験。以降2006 FIFAワールドカップ、EURO2008、2010 FIFAワールドカップ、EURO2012にも中心選手として招集されたが、タイトルを獲得できなかった。
しかし2014 FIFAワールドカップでは大会を通じて活躍。決勝のアルゼンチン戦でも左CHとして先発し、自身初の代表でのメジャータイトルを獲得した。大会終了後に代表引退を表明したフィリップ・ラームからキャプテンの座を譲り受けた。
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関連項目
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