バックアップとは、backupのカタカナ発音である。
意味としてはかなり広義であるが、あると心強く無くては困るもの。
概要(サポート)
会社・戦場といった現場の最前線で働く人がそれに集中できるように
他者や周囲が雑務を片付ける、問題を発見したり片付けるなどサポート支援するもの。
バックアップが充実していれば現場負担は大きく軽減され、活動は円滑になり目的達成も容易になる。
活動をしている人間のすぐ近くで直接補佐・援護するもの。
活動する人のすぐ近くで補佐・支援するもの。
これがないとワンマン作業で仕事を全て一人で行わなくてはならず、一息つく暇もない。
後方の拠点や支店から支援するもの。
前で活動する人間がそれに集中するためなくてはならないもの。
雑務・状況把握・調整なども含まれ、後方支援とも呼ばれる。
オフィスの事務員などがやっている仕事のひとつがこれ。社員全員分の雑務、各種書類手続きなどをミスなく入力・修正・管理するのは結構大変である。備品や不足品、昼食の弁当などの発注、社内広報などの印刷・配布…その他いろいろも行う。
これがなければ最前線で死ぬ気で働いてるのに、帰ってきたら誰がやっても同じ部品の注文、書類・伝票の整理作成…その他雑務をやらされる羽目になる。しかもそれを働いている最中も気にしなくてはいけなくなるなど、活動に集中できない。
軍事作戦においては各部署から上がってくる情報を集めて統合したり、適切な指示・支援、食事・補給・修理・医療・福利厚生など、長期的な活動にはなくてはならない特に重要なもの。(→兵站)
後方拠点・野戦陣地などで待機し、必要に応じて支援砲撃を行ったり航空支援を飛ばしてくれるのもこれ。
後ろ盾となる組織・団体・企業など。
単独・自社のみで活動にあたるより、他の組織や大きな組織が資金・技術・設備といった面で協力してくれたりバックについていれば心強く、より強いサポート支援が得られる。
テレビ番組などお金を出したり、協力してくれるスポンサーなども広義にはこの一種。
ただし悪い意味では利権や天下りもこの一種。
概要(データの複製保管)
コンピュータ等、データ消失に備えデータを複製保管しておくこと。
パソコンにおけるバックアップとは、データやシステムのコピーをあらかじめ作成し、たとえ問題が起きても元に戻せるように備えておくこと。対義語として、リカバリやリストアがある。バックアップ環境(コピー先)としては、外付けHDDやUSBメモリ、SDカードなどが挙げられる。
実況者や生主の中には、パソコンのバックアップを取っていなかったために、過去のデータ(動画など)を紛失してしまった者が少なからずいる。このことからも面倒ではあるが、バックアップがいかに重要か考えさせられる。
定期的なバックアップはセーブポイントのように働き、少なくともバックアップ時点の段階までは戻ることができるため、時間をかけてデータ全部をバックアップしなくとも編集データを隣に別途にひとつ作っておくのも有効である。
ゲームソフト
ゲームソフトにおけるバックアップとは、専用のハードウェアやソフトウェアを駆使してゲームソフトの内容をパソコンに取り込むことやその内容を新たに別のメディア(外付けハードディスク・CD-R・マジコン等)に書き込むことである。一般的にパソコンとの親和性から円形ディスク形状のものが取り込みやすい。コピーを作って自分で楽しむだけであれば著作権法上問題ないとされる 。しかしながら、絶対的に問題ないかというと判例や他の法律との兼ね合いもあり微妙 (グレーゾーン) と言える。また、ゲームソフトの分解や改造が必要な場合もあり、バックアップ作業中に壊してしまう可能性もある。これらの理由により、ゲームソフトのバックアップは、自己責任で行う必要がある。特にコピープロテクトのかかったゲームソフトに至っては、自分で楽しむだけであってもバックアップは、違法 である。また、自分で楽しむという範疇を明らかに超えている譲渡 (あげること) や売買は、完全に違法であるためコピープロテクトの有無に関係なく決してやってはいけない。
上述の方法で取り込んだPC用でないゲームソフトのバックアップは、マジコン等に取り込んで実機で遊ぶか、エミュレータを使用してPC上で遊ぶ。ニコニコ生放送でエミュレータを使ったゲーム実況をする場合は、そのゲームソフトの実物を持っていないとBAN対象である。 ただし、WiiのVCなどダウンロード販売のソフトはそもそも「実物が存在しない」ので、実物を持っていなくても問題ない場合もある。
概要(予備代替)
機械・システムが故障した際、予備・代替となるシステム・機械など。
- 万一の故障時に業務や活動が全くできなくなる事態を防ぐため、2つ以上の設置や稼働が望ましい。
- 物理的に保管する重要な物品は、遠く離れた複数個所に分散保管しておくといった手段も取られる。
- 予備電源などは一時的な時間稼ぎといった意味合いもあり時間内に避難・修理・電源復旧などを終わらせる必要も出てくるなど永続性はない。
- 信号機が故障した際の警察官の交通整理など、人間が機能を代替する場合もある。
- 電源車・通信車、給水車・レーダー車両といったインフラ・設備を補う支援車両もある。
- ハイテク機器だけに頼らず、切り替えによってアナログ・手動で操作できるものもある。
関連項目
支援・サポート |
データの複製保管 |
脚注
- *欠勤によって人数が減った際の交代要員の確保も容易になる。
- 4
- 0pt