バッグス・バニーとはアメリカのワーナー・ブラザーズ制作による短編アニメーション「ルーニー・テューンズ」に登場するウサギである。
「にーん、どったの、センセー?」
概要
「ルーニーテューンズ」のキャラクターの中でも主人公格の扱いで、ワーナーのマスコット的な位置づけである。また、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムにその名を刻んでいある。
バッグス・バニーの他にもバックス・バニーと誤記される事がある。
口癖は「どったの?センセー」であるが、バッグスバニーのぶっちぎりショーの時代は「どしたもんだろ?」である。ぶっちぎりショーの時代は富山敬が吹き替えを担当していたが、現在は山口勝平が担当。山口が現行の各種ソフト、配信などで多数担当していることから、富山が吹き替えを担当していた過去を知らない人も多い。
設定としては人間社会で育ったウサギである。幼い日よりその才能を発揮し、ショービズの世界に入り、案内役として着実に実績を積み重ねた。そんなある日、主役が舞い込み、意気揚々と舞台をこなすも客の入りはゼロ、彼はショービズを休業する。その後、不況のあおりでルンペンのような状況を過ごしていたが、エルマー・ファッドにスカウトされ、二人で組んでいたある日、仕事に対する不満からエルマーをぶちのめしてしまい、銃を突きつけられた際に「どったの、センセー?」と言った事が大人気となり、ワーナー社にスカウトされ、現在に至っている。このオリジンについては映像化されているのでチェックしてみよう。
「ルーニー・テューンズ・ショー」では人望が厚い上に、自身の発明品で儲けた財産で悠々自適な生活というセレブ&ローラ・バニーという彼女持ちというリア充になっている。
性格・特徴
大胆不敵で常にクールである。持ち前の頭の回転の早さで自分に対して危害を加えようとする者にはあの手この手でとっちめる。強運の持ち主で縄で縛られて突き落とされそうな状況であっても逆転してしまう程である。女装に定評があり、ロボットさえも引っかかる程である。また、感極まるとキスをする癖がある。
方向音痴であり、何処かに行こうとしてヘンテコな所に出てしまう。また、ガールフレンドがいるようだ。
関連する人物
声優は前者はぶっちぎりショー時代、後者はカートゥーンネットワークや現行ソフト、配信版を指す。口癖や特徴は特記しない限りはCN基準である。
- ダフィー・ダック(CV:江原正士→高木渉)
バッグスバニーとコンビを組む事が多いが、ピンやほかのキャラクターと競演する事もある。立ち位置的には準主役的であるが、基本的に割を食う事が多い。うぬぼれ屋で自信過剰であるため、あの手この手でバッグスをうち負かそうとするも、失敗をする事多数。口癖は「お前って、サイテー!」(ぶっちぎりショー時代は「こういうのってありかよ」)である。唾を飛ばす破裂音と語尾が丁寧なしゃべりが特徴である。「ルーニー・テューンズ・ショー」ではバックスの家に住み着いている自己中ニートとなっている。 - エルマー・ファッド(CV:兼本新吾→チョー)
バッグスを追うハンターであるが、ことごとくバッグスにコケにされている。トゥイーティーとはまた違った舌っ足らずなしゃべりが特徴であり、ウサギをウハギと言う。タ行はラ行でしゃべり、サ行はハ行になる。原語版でも表記を中心に「Rabbit」が「Wabbit」となっている。 - ヨセミテ・サム(CV:緒方賢一・永井一郎→郷里大輔→石井康嗣)
バッグスを追うガンマンで、背が低い。バカボンの目玉のお巡りさんのようにすぐに銃をぶっ放す癖があり、ドクトルGのような延ばし気味のしゃべり(「オーレは○×」)が特徴である。口癖は「サソリも真っ青だ!」。一度、バッグスを追うもの仲間のエルマーと組んで、バッグスをひと泡吹かせようとした事がある。 - ポーキー・ピッグ(CV:兼本新吾・増岡弘→龍田直樹)
豚なのに性格はチキン。吃音症を患っている。また人が良すぎる性格なので利用されることがしばしば。「ルーニー・テューンズ・ショー」では彼女ができたらしい。
バッグスバニーのぶっちぎりステージ
地上波放送として1990年代前半にテレビ東京系で放送されていた。比較的原語に沿った翻訳や演技がなされているバッグスバニーショーと比べると、ナレーションやアドリブが多用されているのが特徴である。朝7時半から8時に放映され、タイニートゥーンと交互に放映されていた時期もある。その当時の子供だった人から見ると朝学校に行くまでのローテーションの中に組み込まれており、印象に残ってる事も多いと思われる。
声優も違うので、バッグスバニーショーを見るとそのリアクションで年代が特定出来てしまう。
関連動画
ヨセミテ・サムとの共演。どちらも同じ話であるが、声優が異なる。
ダフィーとの共演。これまた声優が異なる。左はカートゥーン版、右はぶっちぎりショー版
ヨセミテ・サムは永井一郎の他にも、緒方賢一が担当した事もある。
関連項目
- ワーナー・ブラザーズ
- トゥイーティー
- ウハギ
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