バッファローマンとは、ゆでたまご作の漫画・アニメ『キン肉マン』の登場キャラクターである。
概要
プロフィール
- 所属・・・正義超人(不遇時代)→悪魔超人(悪魔超人編)→
正義超人(悪魔騎士編以降)→悪魔超人(完璧超人始祖編以降) - 出身・・・スペイン
- 年齢・・・30歳
- 身長体重・・・250cm 220kg
- スリーサイズ ・・・B172 W118 H134
- 超人強度・・・1000万パワー
- 好きなもの・・・猛牛
- 得意なもの・・・格闘技全般
説明
圧倒的な巨体と超人強度1000万パワーによるパワー・体力を誇り、無尽蔵のスタミナと腕力・体力を武器に暴れまくるファイトスタイルを最も得意とするパワーファイター。脱出困難とされている技も怪力で強引に外してしまう。一方でどんなに熱くなっても冷静沈着さは忘れず、初めてキン肉バスター返しを考案しやって見せた技巧派な面を持ち、試合中に周到に罠を張る試合巧者でもある。義理人情に厚く、試合ではフェアに戦うことを信条としており、それは悪魔超人時代も変わらない。
黒の縮れ毛と鋭く湾曲した巨大な角・ロングホーンが特徴。ロングホーンは試合では強力な武器となる。相手を刺し貫くほど頑強なロングホーンではあるが、強敵との試合で幾度となく折れている。そのため、ロングホーンが片方しかなかったり、角がなかったり、着脱式になってる状態でいる時も多い。
キン肉マンにおける超人強度という設定はバッファローマンが今までにない強さの敵だということを強調するために生まれた設定である。対戦相手であるウォーズマンの数値が100万で全正義超人中最高値で、その10倍の数値であるバッファローマンの超人強度1000万パワーはまさに桁違いであり、バッファローマンの強さを当時の読者に鮮明に植え付けた。バッファローマンが仲間入りし、次々と超人強度1000万パワー以上の超人が出てくるが、それでもバッファローマンは1000万パワーの看板と共にパワー担当の座を守り続け、同じように力自慢の敵超人とぶつかっている。
作中での活躍
経歴
あまりの強さと残虐超人以上の残虐っぷりから超人オリンピック委員会に動員された超人警察と10万人の超人たちに襲撃され、宇宙の果ての「超人ホイホイ」に収監されていた「7人の悪魔超人」の一人として初登場。
もともとはかつてキン肉族に匹敵するほど隆盛したバッファロー族出身で、権力争いの末に滅亡した一族の唯一の生き残りとして、流浪生活の末に地球にやってきた。
当初バッファローマンは超人強度100万パワーの正義超人だった。しかし、技やテクニックを持っていないバッファローマンは結果を残せず、いつまでも日の目を見ないでいた。力を欲したバッファローマンはサタンに魂を売り悪魔超人となる。1人の超人を倒すごとに1万パワーを与えると約束され、最終的に1000万パワーの超人と化した。なお、1000人倒したら1100万じゃないのかとツッコまれるのはお約束(アニメではちゃんと900人倒して1000万と修正されている)。悪魔超人としてドンドン頭角を現し、尖兵的扱いの7人の悪魔超人入りを果たす。教官役のスニゲーター曰く、そこでの修行時代は優等生だったらしい。バッファローマンの実力は7人の中でもずば抜けていたらしく、悪魔将軍からも直接指導されるほど注目され、上位組織である悪魔六騎士への参加も目前とされていた。ただし、本人は尖兵として前線で戦い続けることにこだわっていた。その存在は他の同僚達に自信を与えており、自然とバッファローマンは7人の悪魔超人のリーダー格となっていた。
7人の悪魔超人編
アクシデントにより「超人ホイホイ」のロックが解除されたことで脱獄した7人の悪魔超人は超人オリンピックV2チャンピオンのキン肉マンに挑戦しようとする。戦いに応じようとはしないキン肉マンの態度を見ると、ハリケーン・ミキサーによってミートの身体をバラバラにして7つに分けて人質にする。そして、ミート救出のタイムリミットを10日と設定し、強引にキン肉マンと悪魔超人との戦いを実現させる。
ブラックホールとの対戦の後、キン肉マンが倒れたことでアイドル超人vs悪魔超人の5対5の対抗戦となり、バッファローマンは田園コロシアムでウォーズマンと対戦。自慢の1000万パワーでパロ・スペシャルを外すなどウォーズマンを終始圧倒し、恐怖心を植え付けてしまう。起死回生の”1200万スクリュードライバー”も左のロングホーンを片方折られるのみで抑え、最後は必殺のハリケーンミキサーにより勝利。死してなお立ち上がったウォーズマンを「ウォーズマン…敵として会いたくなかったぜ!」と称賛した。
キン肉マンとアトランティスの対戦の最中、ほぼ勝ちの見えたキン肉マンに対してキン肉バスターを使うように要求。これを見てキン肉バスターを破る方法を編み出す。
最終戦となる田園コロシアムでの試合では、スプリングマンとの「ディアボロス」を結成し、キン肉マン&モンゴルマンとのタッグマッチに挑むが、スプリングマンがモンゴルマンに倒されたことでいよいよ悪魔超人最後の1人となり、キン肉マンとの一騎打ちとなる。
キン肉マンとの試合では、1000万パワーを駆使した「6を9にする」返し技リベンジバスターによりキン肉バスターを破り、優位に立つ。それでも、お互い持てる力全てを出しての30分以上にわたる熱戦となり、戦いの中でキン肉マンと友情が芽生えたバッファローマンだったが、それをよしとしないサタンにより心身共に支配されてしまう。キン肉マンのマスクを刈ろうとするなど悪魔の戦いを前面に出すが、火事場のクソ力を吸収しようとしてオーバーヒートを起こしてしまい、その隙に”新(ネオ)キン肉バスター”→”キン肉バスター”の”Wキン肉バスター”コンボによって遂に敗北。戦いを通じてキン肉マンのフェアな態度に心を打たれ、自らのロングホーンを折ってミートを救い出す。今度は自身も正義超人として再会することを約束し、いずこかへ去っていったが、その際にサタンから制裁として折れたアンテナに体を串刺しにされてしまう。自らに残されていた超人パワーを使い7人の悪魔超人との戦いで死んだ正義超人たちを蘇生し、自らは死亡した。
黄金のマスク編
サタンの制裁により処刑された後、悪魔六騎士によって首をはねられ遺体は他の悪魔超人と共に洞塚へと捨てられていた。テリーマンvsアシュラマンの戦いの中で、自らの両腕をテリーマンに一時的に貸すことでテリーマンの窮地を救う。
その後、悪魔将軍が復活させる形で再登場。アシュラマンのセコンドを務める形で将軍への借りを返した後、その場で正義超人入りを宣言。キン肉ドライバー開発のための時間稼ぎのために将軍へ戦いを挑んだ。だが、悪魔将軍には力の差を見せつけられ、スカルクラッシュによって顔面を砕かれた後、地獄の断頭台によって無惨にもKOされてしまう。それでも、キン肉ドライバーは無事完成しており、悪魔将軍の足止めをするという役割は全うする。
ちなみに、正義超人入り宣言の場面でカツラを外してハゲ頭を晒すというすんごいシーンがあり、以降バッファローマン=ヅラ・ハゲという図式が出来上がった。なお、あのスキンヘッドは悪魔超人を辞める覚悟を見せるために剃ったのであって(作者談)、本当にハゲなのではない。
しばらく医務室で休んでいたが、悪魔将軍がゴールドマンとしての正体を明らかにしたことでカツラを装着姿を現す。しばらくはキン肉マンのセコンドに就いていたが、実体を持たず打撃の効かない悪魔将軍に技をかける唯一の方法として、自らが悪魔将軍の肉体となり犠牲になることを決意。断腸の思いでバッファローマンの友情に応えたキン肉ドライバーが決まり、キン肉マンの勝利を確認するとともに力尽きる。直後、黄金と銀のマスクが一体となった完璧のマスクの力により持ち直す。
夢の超人タッグ編
モンゴルマン(ラーメンマン)とタッグを組み2000万パワーズを結成。突如開催された宇宙超人タッグ・トーナメントに参戦する。この時はモンゴルマンと対になる「猛」の文字が刻まれた専用コスチュームを着用。
1回戦でモースト・デンジャラス・コンビ(ブロッケンJr.&ウルフマン(リキシマン))と戦う筈だったが、試合直前に完璧超人コンビ(ケンダマン&スクリュー・キッド)がいきなり乱入。ブロッケンとウルフマンに重傷を負わせてしまう。ケジメとしてブロッケンとウルフマンをフォールして下し、そのまま乱入コンビに戦いを挑む。
自らケンダマンとのチェーン・デスマッチに持ち込むも、自身を上回る1500万パワーのケンダマンに苦戦を強いられ、苦しみのあまり凶器攻撃を考える程追い込まれる。だが、自らの手にをガラスの破片を刺して自戒すると、モンゴルマンの協力を得たパワーアップ・ハリケーン・ミキサーでケンダマンの頭部を破壊する。これで勢いを盛り返し、相手の凶器攻撃から彼らが完璧さを保てていないと見ると、”ロングホーン・トレイン”で乱入コンビを破った。
準決勝では第2試合でヘル・ミッショネルズ(ネプチューンマン&ビッグ・ザ・武道)と金網・有刺鉄線デスマッチで対戦。序盤はネプチューンマンとのパワー勝負に敗れ有刺鉄線の犠牲者一号となったが、新しいロングホーンを使用したハリケーン・ヒートによってネプチューンマンにダメージを与える。一時はアイアンスウェットが生じるほど対立していたスグルたち正義超人との友情が回復したこともあってマグネットパワーを備え高い実力を誇る2人相手に善戦するが、最後はスタミナ切れで集中攻撃を受けるモンゴルマンを庇う形でサンダーサーベルを突き刺され致命傷を負う。そして、「パートナーに選んで、本当によかった」というモンゴルマンの言葉が心の支えとなり、満足そうに倒れていった。だが、身を挺した犠牲も虚しく、その後モンゴルマンのマスクは剥がされ、試合に敗れる。
敗退後、重体のまま病院へと運び込まれるが、モンゴルマン救出のために左腕を切断されたキン肉マンの手術における骨の代わりとして、バッファローマンのロングホーンが使われることに。ロングホーンの埋め込まれたキン肉マンの左腕には1000万パワーが宿り、マグネットパワー停止の鍵になるなど、ザ・マシンガンズの優勝をサポートした。
キン肉星王位争奪編
「冷静で的確な判断」を見たことでキン肉マンソルジャー(キン肉アタル)の下で戦うことを決め、アシュラマン、ザ・ニンジャ、ブロッケンJr.と共に超人血盟軍を結成。キン肉マンスーパーフェニックスら知性チームと激戦を繰り広げる。
当初は中堅に選抜されていたが、関ケ原格闘城の立方体リングにてソルジャー、ブロッケンと共に知性チームのフェニックス、マンモスマン、プリズマンと決戦に挑む。試合中、キン肉マンからロングホーンを返却されたことで完全復活。ブロッケンがプリズマンを撃破した後に谷底へ落下し(相打ち扱い)、試合は2対2の戦いに。ソルジャーが攻勢に出始めた流れで登場すると、マンモスマンとの野獣対決が実現。だが、マンモスマンのビッグ・タスクの恐ろしいパワーに恐怖してしまう。たまらずソルジャーと交代しようとするが、ソルジャーはそれを拒否。悪魔超人時代のギラギラした闘争心を思い出すよう喝を入れられたことで恐怖を克服。マンモスマンの攻撃を正面から突破し、新必殺技・超人十字架落としを繰り出し、真・友情パワーを実践する。その後、ソルジャーの正体が書かれた預言書のページを守るため、マンモスマンを超人十字架落としに抱えたまま立方体リングから飛び降りる決死のダイブを敢行。バッファローBOMBでマンモスマンをKOし、フェニックスの策略により落下しそうになった立方体リングを支えることでキン肉マンたちやソルジャーを守る。最後はハリケーンミキサーによって立方体リングを再び浮遊させると力尽き、谷底へと転落する。このとき、ソルジャーがキン肉スグルの兄であることに気付いていた。
しかし、マンモスマンがKOされていたのは演技であり、預言書を奪われアタルはこの世から消滅することになる・・・。
王位争奪戦終了直後、キン肉マンのフェイス・フラッシュにより他の超人血盟軍のメンバーと共に復活を果たす。
完璧超人始祖編
他の正義超人より一足先に治療カプセルから解き放たれて直ぐに悪魔将軍の傘下に戻り、再び悪魔超人として完璧超人軍団との戦いに挑んでいる。かつての仲間であるアイドル超人達に冷たく当たり突き放す言動を見せるが、それはこれからの悪魔の戦いに仲間を巻き込みたくないために取った行動であった。一度悪魔を辞めた身ではあるが、戻る際には特にお咎めはなく(緊急事態というのもあるだろうが)、かつての同胞である7人の悪魔超人のメンバーからも高い信頼を受け続けている。
完璧・無量大数軍との戦いでは、7人の悪魔超人の切り札として第一ステージでは観戦に回され、魔雲天ら仲間達の果敢な戦いをスプリングマンと共に見守る。
満を持して参戦した第二ステージでは・サッカラ階段ピラミッドリング5階において<完遂>ターボメンと対戦。試合中にリングが崩落したことにより、スプリングマン、<完幻>グリムリパーと合流。急きょ、4階リングでのタッグマッチへと移行し、スプリングマンとの「ディアボロス」を再結成し、ターボメン&グリムリパーのジョン・ドウズと対戦。スプリングマンが命を賭したロングホーントレインによってターボメンを撃破した後、グリムリパーとの一騎討ちになる。
グリムリパーの圧倒的な戦闘能力と握力で動きを封じられつつ、巧みな挑発で超人パワーの解放を引き出されてパワーの査定を行われるが、その数値はなんと8000万パワーを突破し、パワー測定装置を破壊してしまう。この数値はキン肉マンの火事場のクソ力7000万パワーやマンモスマンの超人強度7800万パワーをも超えており、これまでのパワーランクを一変させることになった。
その強大なパワーを活かしてハリケーン・ミキサーから超人十字架落としの連続技でグリムリパーを粉砕、試合後にロングホーンで殺害する。
しかしグリムリパーは不思議な消え方をして、バッファローマンも「相手を殺した後の後味の悪さ」を感じられない結末となった。グリムリパーは実は生きており、後に完璧超人始祖サイコマンとしての正体を現す。相手を討ち漏らした形になったが、悪魔将軍からは「六騎士でも無いお前が始祖を相手に良く戦った」と評価された。その後、超人墓場から完璧超人始祖たちが姿を現し、悪魔六騎士との戦いを経て生き残りの戦力が国立競技場に集まることに。自らが討ちもらしたサイコマンとの戦いは、超人血盟軍の同士であるブロッケンJr.に譲り、教官であるスニゲーターの仇であるガンマンとの戦いを決意する。
完璧超人始祖の一人ガンマンとは、「許されざる世界樹」サイフォンリング1階にて対戦。スニゲーターのことを「忘れた」と言い放つガンマンに怒りを露わにしながら果敢に攻めるが、ガンマンのとてつもない戦闘能力に終始圧倒されてしまう。ガンマンは「真の能力を全開にして戦っていない」と見抜き、罵倒混じりながら活を入れてくる。悪魔将軍からも「神をも超える力を身につけろ」と叱咤激励され、正義と悪魔の立場の板挟みになっていた心境から、ただ全力で戦うことのみに心を向けて実力を解放。火事場のクソ力を発動させて悪魔としてではなく自分らしいファイトを展開する。それでもなおガンマンのパワーに押され気味でロングホーンを片方折られ、視点がブレるほどの大ダメージを受ける。だが、「その真眼でなぜ超人閻魔を見ようとしない」という質問でガンマンの動揺を誘い、新必殺技ハリケーン・ギガブラスターに対してガンマンの対応がザ・マンの真実から目を背けてしまったことで一瞬遅れたために大逆転勝利。これまで弱者を全く意に介さない姿勢であったガンマンも、バッファローマンの勝利を讃えて死んでいった。
その後は、悪魔将軍とストロング・ザ・武道の戦いをリングサイドから見守ることになった。
悪魔将軍からは悪魔超人軍の後継者として高い評価を受け、打倒キン肉マンの使命をあらためて告げられている。戦いを終えて悪魔将軍とともに魔界へ帰る際、キン肉マンのほうをちらっと見て微笑み、属性は分かれても変わらない信頼関係を思わせている。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編
大魔王サタンが作り出した結界によって魔界に閉じ込められ、活躍の場は無かった。
超神編
サタンクロスとザ・ナチュラルの試合後、ザ・ニンジャと共に十字架の丘に駆けつけ、久々に全員が集まった超人血盟軍のメンバーと共に超神打倒を誓い合う。
バベルの塔の試練を受ける8人の超人を選出する会議で立候補し、代表入り。悪魔将軍に命じられた「神を超える力を身につけろ」という偉業を志す。その後、試練の目的である神の座に目がくらんだアシュラマンたちと行動を共にせず、正義超人との慣れ合いは否定しながらもリアル・ディールズとしての使命を優先させるべきという立場を取り、キン肉マン、ウォーズマンと行動を共にする。5Fリングでのウォーズマンとオニキスマンの対戦をキン肉マンと共に見守り、ウォーズマンが最後の一撃を決意したときは過去に対戦した当事者ということもあって誰よりも早くウォーズマンの狙いに気付く。さらに、キン肉マンに対しては、あえて超人血盟軍としての立場から「友の決意に敬意を払え」というアドバイスを送る。
6Fリングに到着すると、及び腰のキン肉マンをうまくマグニフィセントと戦うように誘導。その後、セコンドに就いたミートにキン肉マンのことを任せて1人で先へ進む。
塔の7Fに到達すると、一連の騒動の首謀者でもある“調和の神”が下天した最強にして最後に残った超神ザ・ワンが出現。かつて天界で“慈悲の神”とスパーリングに用いたという神のリングに迎えられる。
戦いが始まると、さすがにザ・ワンは強く、体重を乗せた蹴りやタックル、ハリケーンミキサーまでも通じず簡単に止められてしまう。さらに変形のチョークスリーパー「エクソシストチョーク」で締め落とされ、失神してしまう。幸い数秒で意識を取り戻したためKO負けにはならなかったが、圧倒的な苦戦は続く。空中殺法による奇襲でザ・ワンの体勢を崩すが、好機と見て繰り出したハリケーンミキサーはかわされ、さらに超人十字架落としも返されてしまう。
攻撃が全く通じない理由として、ザ・ワンはバッファローマンが自身の系譜を継ぐ超人である事を告げる。ザ・マンの指導を受けたゴールドマンが才能を開花させたように、正しい系譜の教えを受けるべきと言うのだ。バッファローマンは勝ち目が無い事は認めつつも、仲間を裏切ることはできないと考えて勧誘を拒否。ハリケーン・ギガブラスターで立ち向かうもののほとんど通じず、ザ・ワンの必殺技「ハルモニアデストラクション」を受けてKOされてしまった。ザ・ワンは勧誘をあきらめず、説得を続ける。バッファローマンは悩みつつもキン肉マンの言葉を思い出して決断し、ザ・ワンの弟子になった。
その後、瀕死の状態のままザ・ワンに連れられてバベルの塔の最上階にいるキン肉マンたちの前に現れ、袂を分かれてザ・ワンのもとに付くことを宣言する。
キン肉マンⅡ世でのバッファローマン
『キン肉マンⅡ世』ではレジェンド超人の一人として老いた姿で登場。「ヘラクレス・ファクトリー」の鬼教官として次世代の超人育成に力を入れている。肉体は未だ筋骨隆々としているが、若い頃のスタミナは失っている。悪魔の種子との戦いでは、悪行超人しか通れないゲートバリアーを突破するためにジェネラルストーンを取り込むことで一時的に悪魔超人へ戻って万太郎のために道を作る。だが、その直後にコンステレーションの襲撃を受け負傷する。終盤見舞いに来たスプリングマンに肩を貸して貰いながら、アシュラマンの悲劇を告げるため駆けつけた。
究極の超人タッグ編では夢の超人タッグ編直後の時代に戻ってのストーリーのため、過去の若い姿で登場。再びモンゴルマンと2000万パワーズを結成しトーナメントに挑んだ。他の伝説超人と同様に新世代超人のことを信用していなかった。また、当初はロングホーンがキン肉マンの左腕に移植されていた状態だったが、2回戦前夜キン肉マンの厚意により返却される。そのために左腕に骨がない状態で戦っていたスグルの姿を見て涙を流している。
2回戦第2試合でキン肉万太郎とキン肉マングレートⅢのマッスルブラザーズ・ヌーヴォーとバーニングコート・ケージデスマッチで対戦。返却されたロングホーンはキン肉スグルの肉体で熟成されたストロンゲスト・ロングホーンへと強化され、皮肉にもスグルの息子である万太郎を苦しめることに。グレートⅢが正義の時間超人カオス・アヴェニールとしての正体を明かし、本来のポテンシャルを見せるようになると、一時的に悪魔に戻った「非道の流儀」で応戦。ロングホーンでカオスの超人パワーを吸収しようとするが、得体の知れない強大なパワーを吸収することができず。モンゴルマンマスクを脱いで素顔で戦うようになったラーメンマンと共に必殺のロングホーン・トレインで勝負に出るが、コンビが確立されてきた万太郎とカオスに破られる。最後はマッスル・ブラザーズ・ヌーヴォーの新ツープラトン「マッスル・エボルシオン」によって敗北する。試合後、万太郎たちのことを認め、死んだラーメンマンの形見の肩当てをカオスに託す。
戦績
『キン肉マン』での戦績
- ○ウォーズマン(ハリケーン・ミキサー)
アイドル超人vs悪魔超人 / 田園コロシアム - ✕キン肉マン&モンゴルマン(Wキン肉バスター)
※パートナー:スプリングマン
アイドル超人vs悪魔超人 / 田園コロシアム - ✕悪魔将軍(地獄の断頭台)
正義超人vs悪魔騎士 / 日本アルプス特設ドーム - ○【モースト・デンジャラスコンビ】ブロッケンJr.&ウルフマン(フォール)
パートナー:モンゴルマン(2000万パワーズ)
宇宙超人タッグトーナメント1回戦 / 富士山麓トーナメント・マウンテン第二リング - ○【乱入コンビ】ケンダマン&スクリュー・キッド(ロングホーン・トレイン)
パートナー:モンゴルマン(2000万パワーズ)
宇宙超人タッグトーナメント1回戦 / 富士山麓トーナメント・マウンテン第二リング - ✕【ヘル・ミッショネルズ】ネプチューンマン&ビッグ・ザ・武道(クロス・ボンバー)
パートナー:モンゴルマン(2000万パワーズ)
宇宙超人タッグトーナメント準決勝 / 富士山麓トーナメント・マウンテン第六リング / 金網・有刺鉄線デスマッチ - ✕キン肉マンスーパー・フェニックス&マンモスマン&プリズマン(マッスル・リベンジャー)
パートナー:キン肉マンソルジャー&ブロッケンJr.
キン肉星王位争奪サバイバルマッチ準決勝 / 関ケ原・立方体リング / キャプテン・ギブアップ・マッチ - ○【ジョン・ドウズ】グリムリパー&ターボメン(超人十字架落とし)
パートナー:スプリングマン(ディアボロス)
正・悪連合軍vs完璧・無量大数軍 セカンドステージ / 鳥取砂丘・サッカラ階段ピラミッド第四ステップ - ○ガンマン(ハリキーン・ギガブラスター)
正・悪連合軍vs完璧超人 許されざる世界樹ステージ / 国立競技場・サイフォリング1F - ✕ザ・ワン(ハルモニアデストラクション)
リアル・ディールズ vs 超神 / イラク・バベルの塔7F
『キン肉マンII世』での戦績
- ✕テリー・ザ・キッド(テキサス・クローバーホールド)
ヘラクレス・ファクトリー卒業テストマッチ / ヘラクレスの掌 - ✕ジェイド(KO)
ヘラクレス・ファクトリー二期生卒業テストマッチ / ヘラクレスの掌 - -【ザ・マシンガンズ】キン肉マン&テリーマン
パートナー:ラーメンマン(2000万パワーズ)
エキジビジョン・マッチ / 国立競技場 - ✕【マッスル・ブラザーズ・ヌーボー】キン肉万太郎&カオス・アヴェニール(マッスル・エボルシオン)
パートナー:モンゴルマン(2000万パワーズ)
究極の超人タッグ2回戦 / 田園コロシアム / バーニング・コート・ケージ・デスマッチ
主な必殺技
シングル技
- ハリケーン・ミキサー
- ロングホーンを前に突き出して突進し強烈な体当たりを仕掛けるバッファローマンの代名詞ともいえる必殺技。当たった相手は錐揉み回転しながら吹き飛びマットに受け身も取れずに墜落する。発動前に片足で地面を蹴る動作を行うこともある。
落下中にさらに追加のハリケーンミキサーを当て回転速度を増すことも可能で、ウォーズマンは4発でKOしている。(ハリケーン・ミキサー死のコース) - スペシャル・ハリケーン・ミキサー
- 悪魔将軍との戦いで披露。スピン速度を100倍にしたことによる強化版のハリケーン・ミキサー。だが頭部以外にダメージを受けない悪魔将軍には全くダメージを与えられなかった。頭から落ちてた気がするんですが将軍様?
- パワーアップ・ハリケーン・ミキサー
- 2000万パワーズのツープラトン。モンゴルマンのキックによって勢いを増し、パワーを加えられた状態で放つハリケーン・ミキサー。厳密には、タッグ技だが便宜上こちらに記載。
- 超人十字架落とし
- 嵐で吹き飛んだ十字架がこちらめがけて飛んでくる光景をヒントに生み出された技。相手の両腕を掴んで動きを封じ、自分の身体ごと後ろに投げ飛ばす。
王位争奪編のマンモスマン戦での窮地から脱出するためのその場でのひらめきによって会得した技のはずだが、なぜか時系列的には前のはずの究極の超人タッグ編でも繰り出していた。 - ハリケーン・ギガブラスター
- 完璧超人始祖編でガンマンを倒した新必殺技。片方のロングホーンをコーナーに引っ掛けてリングを回りながら加速し勢いを付け、これを繰り返す事で本物のハリケーンのごとく高速で相手の周囲を回転しながら移動し続けて自身を加速させ、最終的に得た圧倒的な加速力を利用して弾丸のよう相手に突進する。ガンマン戦では、火事場のクソ力により、自身の超人強度を8000万パワーにまで増幅させて使用している。
- ロングホーンブーメラン
- 相手にコーナー付近まで吹き飛ばされた際、鉄柱にロングホーンをひっかけてそれを軸にしてUターンし、相手目がけてドロップキックを放つ。この芸当が、後にハリケーン・ギガブラスターの加速に用いられた。
- リベンジ・バスター
- 「6をひっくり返すと9になる」原理によりキン肉バスターを上下逆転させ、逆にキン肉バスターを仕掛ける技。元祖キン肉バスター破り。
- ロングホーンソード
- 身体にある傷を集めることによりロングホーンを伸ばして相手の胸に突き刺し、相手のパワーを吸収し、自分のものとする技。ただし、キン肉マンの火事場のクソ力のように強大なパワー相手ではオーバーヒートしてしまい、自滅してしまう危険がある。
技の名称がついたのは「究極の超人タッグ編」から。 - 悪魔霊術キズうつし
- 延長したロングホーンを相手に傾けた状態で相手の周りを回転し、相手を切り刻む「トマホークハリケーン」によって自分の体の傷を相手に移し、移した傷から一斉に血を出させる。
- 悪魔殺法デビルシャーク
- ロングホーンを突き出し状態でキャンバスの下に潜り込み、リングを縦横無尽に走り相手を切り裂く。
- ハリケーン・ヒート
- 着脱式のロングホーンの一方に、片方より遥かに長くした特製のロングホーンを着けてそのまま突き出し、突進する。それを相手が見切って角と角の間に体を割り込ませたところで、角を内側に曲げて締め上げ、宙に放り投げて相手が落ちてくるところを角で突き刺し、肉を抉り抜いていく。
- バッファローBOMB
- マンモスマン相手のフィニッシュに使用した全身全霊のパワーボム。
- ロングホーンスクィーズ
- 大きく跳躍して相手の後頭部にロングホーンを叩き付ける。大柄なバッファローマンの外見からは予想外の空中殺法で、奇襲効果が高い。
タッグ技
- 超人ドッジボール
- ディアボロスのツープラトン。スプリングマンを持ち上げて頭突きし、その反動を利用し相手に連続でボディアタックをしかける。
- スプリング・バズーカ
- ディアボロスのツープラトン。スプリングマンがバッファローマンの右腕に組み付き、身体を引っ張り離すことでゴム鉄砲のように発射される。
- ロングホーン・トレイン
- 2000万パワーズのツープラトン。別名「きらめきの流血列車」。マッスル・ドッキングやクロス・ボンバーと並ぶ至高のツープラトン技と称される。背中合わせの状態でモンゴルマンに背負われ、そのまま加速をかけながら相手に突進。ロングホーンで相手を刺し貫く。なお、バッファローマンは何もしていない。
完璧・無量大数軍編ではスプリングマンとのディアボロスの技としても使用している。 - 20ミリオンアバランチクラッシュ
- 2000万パワーズのツープラトン。モンゴルマンが相手が垂直になるようにうつ伏せの状態で担ぎ上げ、バッファローマンも逆さ状態で相手の体を捕らえそのまま側転しながら2人掛かりで地面に叩き付ける。
- 猛闘クラッシュ
- 2000万パワーズのツープラトン。相手を上空に放り投げ、逆さまになった相手の両腕を掴み、モンゴルマンが相手の上から背面ドロップによる股裂きと、自身のロングホーンを両肩に食い込ませる二段攻撃。
タッグチーム
担当声優
テーマソング
関連動画
関連静画
関連項目
- キン肉マン
- キン肉マンⅡ世
- キン肉マンの登場人物一覧
- バッファロー
- 牛
- 悪魔超人
- サタン
- 悪魔将軍
- 7人の悪魔超人
- ステカセキング
- ブラックホール(キン肉マン)
- ミスター・カーメン
- ザ・魔雲天
- アトランティス(キン肉マン)
- スプリングマン(キン肉マン)
- バッファローマン ※当記事
- 悪魔六騎士
- 正義超人
- アイドル超人
- 超人血盟軍
- ザ・ニンジャ
- アシュラマン
- バッファローマン ※当記事
- ブロッケンJr.
- キン肉マンソルジャー(キン肉アタル)
- リアル・ディールズ
- ザ・ワン
- なんという冷静で的確な判断力なんだ!!
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 6
- 0pt