バトルランナーとは、
- スティーヴン・キングの小説(原題:The Running Man)
- 1.を原作としたアーノルド・シュワルツェネッガー主演の同名映画(原題も同じ)
本稿では2.について解説する
その前に概要に送ってやる!
\この世にあるテレビ番組の中でなんと言っても一番面白いものは?/
\ランニングマーン/
バトルランナー(原題:The Running Man)は1987年公開の映画。主演はアーノルド・シュワルツェネッガー。
原作は『シャイニング』、『IT』で有名なスティーヴン・キング。だが本作は「リチャード・バックマン」の別名義を用いて、キング作であることは伏せて出版された。そのため、映画化時には、「無名の新人作家だと思っていたら、想定より高い版権使用料を要求された」、なんてエピソードが残っている。また制作中に多くの紆余曲折を得た結果、原作とは大きく異なる設定とストーリーになっている。
吹替のバージョンが4種類も存在しており、これはコマンドーよりも多い。
戻ってこい!あらすじがまだだ!
2017年、世界経済は崩壊し、食料と資源は底を尽きた。警察国家が支配する世界となり、厳重な統制が敷かれた。政府は人々の批判の目から逸らすため、テレビで連日残虐番組を放映し、中でも『ランニング・マン』が最も人気を集めていた……
警察官ベン・リチャーズは市民への発砲命令を拒否したことにより投獄され、民間人虐殺の濡れ衣を着せられてしまう。脱獄に成功するも、再び逮捕されたベンは、『ランニング・マン』の人気司会者、デーモン・キリアンより番組出演の依頼を受ける。これを拒否するベンだったが、かつての囚人仲間を人質に取られ、『ランニングマン』に出演することになる。
それはもちろんランニング・マン!
『ランニング・マン』とは、本作中で毎週月曜夜8時に放映されている人気リアリティ番組。司法省の協力を得ており、ランナーは基本囚人から選ばれている。地下に広がる4つに区切られた競技場を舞台に、ランナーは「ハンター」(原語版・一部吹替は「ストーカー」)の猛攻を掻い潜り、3時間の制限時間内にゴールを目指す。いわゆるデス・ゲームであり、ランナーが死亡すればゲームオーバーとなるが、ゴールした場合は無罪放免となり、賞金を獲得できる。ランナーの様子はリアルタイム中継されており、ハンターはスタジオの観客が指名する。
この映画に出ている人気登場人物は〜?
ランナー
- ベン・リチャーズ
- 本作の主人公。悪人でも無抵抗の者は殺さないことをモットーとしている。ヘリコプターの操縦を担当する警察官だったが、暴動を起こした市民への発砲命令を拒否したことにより、民間人虐殺の濡れ衣を着せられて投獄される。脱獄後、成り行きで出会ったアンバーを利用して高飛びを目論むも、再び捕まってしまい、ランニング・マンへ強制参加することとなる。過酷な状況でもジョークを飛ばすユーモアの持ち主でもある。
- アンバー・メンデス
- ベンの弟が以前住んでいた部屋に入居したことにより、ベンと出会ってしまった不幸な女性。本職はランニング・マンを放送するテレビ局の社員。当初はベンのことを殺人鬼だと信じていたが、ベン逮捕時のニュース報道で違和感を抱き、真相を探ろうと資料室を漁っていた所を取り押さえられてしまう。そしてそのままベンの恋人とでっち上げられ、追加ランナーとしてランニング・マンに強制参加させられてしまう。
- ウィリアム・ラフリン
- ベンの囚人仲間でレジスタンスのメンバー。ベンは革命に興味がなかったため、脱獄後に一度別れることとなるが、ベンと同じく再び逮捕される。彼とワイスの代わりにベンが出演するという約束を反故にされ、ランナーとしてベンたちと共に強制参加させられてしまう。
- ハロルド・ワイス
- ラフリンと同じくベンの囚人仲間。レジスタンスのメンバーでハッカー。脱獄時はセキュリティ設備解除に貢献している。ベンとラフリン共々、ランニング・マンに強制参加させられてしまう。
ランニング・マン
- デーモン・キリアン
- ランニング・マンのプロデューサー兼総合司会者。番組の実質的支配者であり、彼の一存で番組が制作・進行されている。表向きは温厚な人当たりの良い人物に見えるが、実際は自己中心的な冷血漢。視聴率のためなら、ランナーは当然、ハンターたちの命も平然と使い捨てる。
- スヴェン
- デーモンの秘書。常に彼に付き従っている。筋肉増強のホルモン剤を服用している。
- キャプテン・フリーダム
- かつて10勝をあげた伝説的な元ハンター。現在も根強い人気があり、『キャプテン・フリーダムのワークアウト』なるエクササイズの冠番組を持っている。『ランニング・マン』は「命と名誉をかけた格闘技」だという崇高な理念を持っている。フジテレビ版吹替の秋元羊介氏の演技がもはやこの人と化している。
ハンター
- サブゼロ
- 最初に送り込まれたアジア系のハンター。アイスホッケー選手の格好をしており、氷の上を自在に滑りながら、刃の付いたホッケースティックと爆弾を仕込んだホッケーストーンで攻撃してくる。既に30人以上もランナーを始末してきた強者。
- バズソー
- 2番目に送り込まれた大柄のハンター。本名はエディ・ビトウスキーで昨年度のチャンピオン。バイクに騎乗し、特殊合金で加工した刃を使用する、鋼鉄をも切り裂くチェーンソーで襲いかかる。
- ダイナモ
- バズソーと同時に3番目送り込まれた肥満体のハンター。全身に電飾を施した衣装を着ており、高圧電流を放つ武器で攻撃してくる。ランナーたちに「クリスマスツリー」、「豆電球野郎」など散々な罵倒を受けている。登場時にオペラを披露しているが、演者は本物のオペラ歌手。そして今作が遺作となった。
- ファイヤーボール
- 4番目に送り込まれた黒人のハンター。耐火服を着用し、背中に装備したジェットパックで飛び回り、火炎放射器を武器に襲いかかる。競技場の一角に完走したはずのランナーの焼死体が積み上がっており、彼が始末していたことが示唆されている。
吹替
吹替はシュワ映画の中でも異例の多さの4種類。コマンドー吹替MADなどで有名なのはDVDで視聴可能だったソフト版。しかし、全バージョンを収録した思い出の復刻版が発売されており、現在は全て視聴可能。中でもフジテレビ版吹替はテレ朝版コマンドー吹替の同窓会のようになっている。
役名 | 俳優 | フジテレビ版 | テレビ朝日版 | ソフト版 | 配信版 |
ベン・リチャーズ | アーノルド・シュワルツェネッガー | 大塚明夫 | 玄田哲章 | ||
アンバー・メンデス | マリア・コンチータ・アロンゾ | 土井美加 | 幸田直子 | 沢海陽子 | 朴路美 |
デーモン・キリアン | リチャード・ドーソン | 石田太郎 | 山内雅人 | 糸博 | 辻親八 |
ウィリアム・ラフリン | ヤフェット・コットー | 池田勝 | 麦人 | 広瀬正志 | 乃木健次 |
ハロルド・ワイス | マーヴィン・J・マッキンタイア | 富山敬 | 江原正士 | 宮本充 | 丸山智行 |
キャプテン・フリーダム | ジェシー・ベンチュラ | 秋元羊介 | 谷口節 | 高瀬右光 | 天田益男 |
また会おうぜ。関連動画でな。
まさに関連項目だ
- 映画の一覧
- コマンドー
- アーノルド・シュワルツェネッガー
- スティーブン・キング
- デスゲーム
- バトルロワイヤル
- リアル鬼ごっこ - 原作はこれに近い設定
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