バニラ・エアとは、かつて存在した全日空(ANA)系の格安航空会社(LCC)である。
概要
もともとマレーシアを本拠とするLCC、エアアジアとANAの提携によってエアアジア・ジャパンとして設立された会社である。
成田空港を本拠としており、新千歳空港・福岡空港・那覇空港、更に仁川空港や釜山空港、桃園空港へと国内線・国際線を就航させ、後に中部空港発着便も設定した。しかし成田の発着時間制限も絡み搭乗率が低迷したことから、エアアジアはANAとの提携を解消、エアアジア・ジャパンの保有株はANAが引き受けることにし、体制を改めることとした。
2012年8月の就航後、2013年10月を持って一度エアアジア・ジャパンとしての運航を終了する。
エアアジアとの提携を改称したANAは新たな社名をバニラ・エアとすることを発表、2013年12月に運航を再開した。新生バニラ・エアは成田空港から那覇空港・桃園空港への国内線・国際線共に1路線ずつの体制からの再スタートとなった。
(ANAとの提携を解消したエアアジアは、楽天と提携し再度(新)エアアジア・ジャパンの名で日本へ就航した。)
Peachやジェットスター・ジャパンなど他のLCCと比較すると、リゾート・観光路線の比率が高かった。
2018年3月に同じANA傘下のPeachとの統合が発表された。路線は順次移管され2019年10月26日をもって全路線の運航を終了した。
就航していた空港
関連動画
関連項目
- 0
- 0pt