バハムート(Bahamut)とは、イスラーム伝説の怪物。ユダヤ教およびキリスト教のベヒーモスをルーツに持つが、その姿や役割は大きく異なる。ベヒーモスの項目も参照の事。
現代のゲーム等の創作物では、主にドラゴンの一種として定着している。
概要
イスラ―ムの伝承ではバハムート(بهموت, Bahamūt)はカバまたはゾウの顔をした巨大な魚であり、これはユダヤ教およびキリスト教では対の存在であったベヒーモスとリヴァイアサンが融合したものであるという説がある。
イスラームの世界観は上から順に「天>大地>天使>ルビーの岩山>巨大な牡牛>バハムート>海>空気>火>大蛇」という多層構造を成しており、いわばインドの世界観での世界を支える巨大なカメに相当する存在であった。
『千一夜物語』の中ではバハムートを見てその余りの大きさに気絶したが、3日後に眼を覚ますとバハムートはまだ目の前を通過中だったという話が残されている。
ドラゴン型のバハムート
現代の創作物におけるバハムートは巨大な竜の姿が一般的となっている。ドラゴン型のバハムートを描いたのは『ダンジョンズ&ドラゴンズ』が初めだといわれているが、日本でここまで定着したのはやはり「ファイナルファンタジーシリーズ」の影響が大きいと思われる。
本来の相方であるリヴァイアサンに先駆けて『ファイナルファンタジー(第1作)』から登場し、『ファイナルファンタジーⅢ』以降のシリーズにも皆勤している。主な役割は最強の召喚獣としての強力な攻撃であるが、Ⅵ以降ではその他の召喚獣に最強の座を奪われていたりする。
『ファイナルファンタジーⅦ』でのバハムートの進化
『FF6』以前は1~2種類しか登場しなかったが、『FF7』シリーズで5種類に増加(『FF7』本編で無印を含めた3種類(無印、改、零式)、『FF7AC』にて1種類(震)、『CCFF7』でさらに1種類(烈)追加)している。
無印:メガフレア バハムート改:ギガフレア バハムート零式:テラフレア バハムート烈:エクサフレア
強さの順は基本的に左から右である。バハムート震は技名がない?
ちなみに、バハムート改、バハムート零式はFF零式にも登場する。
ファイナルファンタジー以外のバハムート
その他の作品としては同じくスクウェアから発売された『バハムート ラグーン』などにもドラゴン型のバハムートが登場している。
関連動画
関連項目
- 神話上の関連用語一覧
- ベヒーモス
- リヴァイアサン
- ダンジョンズ&ドラゴンズ(下記関連リンクの「Bahamut (Dungeons & Dragons) - Wikipedia」も参照)
- ファイナルファンタジー(FF)
- バハムート ラグーン
- 神撃のバハムート
- LA-MULANA(空の水源に登場)
- 悠久の車輪
- バハムート(絶対防衛レヴィアタン)
- 霊烏路空
関連リンク
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