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ババンババンバンバンパイアとは、奥嶋ひろまさによる漫画である。通称は「バババ」。
概要
『別冊少年チャンピオン』上で2021年11月号より連載されている、銭湯に住み込みで働く美麗な熟練吸血鬼と、彼に狙われ、守られている超ピュア童貞によるおのぼせ注意なドタバタブラッディラブコメ。
テレビアニメが2025年1月11日から放送される他、2025年2月14日には吉沢亮主演の実写映画が公開される。
あらすじ
銭湯「こいの湯」に住み込みで働くバンパイアの森蘭丸は、こいの湯の4代目で命の恩人でもある立野李仁が18歳になったときにその純血をいただくため、変な虫がつかぬよう、機が熟すまでその成長を見守ってきたが、高校の入学式の日、李仁に好きな人が出来てしまう。
もし童貞喪失なんてことになったら今までの苦労が水の泡。[1]
蘭丸は李仁と彼が恋に落ちた同級生の美少女・葵との仲を引き裂くため奔走するが、事態は予期せぬ方向に転がってゆく。
主な登場人物
- 森蘭丸
- 主人公。18歳童貞の血を好む、10年前にかくまってもらって以降、こいの湯で三助の住み込みバイトをしている450歳[2]の吸血鬼。李仁の童貞を18歳まで守り、その純血をいただこうと計画している。南蛮渡来の船でやってきた吸血鬼に襲われ吸血鬼にされた。昔は変名を使って織田信長や坂本龍馬をはじめ、様々な偉人と交わりを持った。天草四郎として活動していた時期もある。人間と共存する道を選んでいるため、基本的に犯罪者の血しか吸わない。女の血は好みでないらしい。血以外ではトマトジュースや赤ワインを愛飲する。肉を生肉のまま食べる。愛した男たちの遺品を身に着ける習性がある。夜型で稀に日中に活動するときは日焼け止めクリームをたっぷり練り込み日傘を差す。色白で細身なためあまり強そうには見えないが凄まじい身体能力を有している。口を滑らして思ってもいない事態を招くことがよくある。
- 立野李仁
- 高校一年生。こいの湯の4代目。天真爛漫な穢れなき美しい魂を持つ童貞。身長168cm体重55kg。血液型はО型。すべてを信じてしまうガラスのような綺麗な目とぷっくりした鼻、柔らかそうな唇が特徴。蘭丸のことは「吸血鬼キャラ」と捉えている。蘭丸に一目ぼれされ、彼に見守られて育つが、葵に恋をしてしまう。
- 篠塚葵
- 李仁と同じ高校に通う、純粋で優しくてかわいい同級生。入学式の朝、曲がり角で遅刻しそうになっている食パンを持った李仁にぶつかられ、彼に一目ぼれされる。敵情視察に家を訪れた蘭丸が口にした「青春は短い。恋せよ乙女。」の言葉がきっかけで蘭丸を好きになってしまう。ファンタジー小説好きで、少し夢見がちなところがある。蘭丸のことを「バンパイア様」と呼ぶ。
- 篠塚健
- 葵の兄で李仁の高校の番長。学年は三年。あだ名は「フランケン」。[3]身長191cm体重86kg。血液型はA型。非喫煙者。誤解から蘭丸にケンカを売って返り討ちにあい、彼を兄貴と慕うようになる。蘭丸から悪い虫がつかないよう李仁を守るよう言い渡され、以降は李仁を弟とみなし行動を共にする。李仁とはタイプが異なるが同じく童貞。[4]
- 坂本梅太郎
- 李仁が通う高校の教師で李仁と葵の担任。31歳。担当科目は歴史。実は坂本龍馬の子孫で、蘭丸に祖先を殺された恨みからバンパイアハンターとして育つが、10年前に蘭丸が吸血する姿を見て魅了されてしまう。蘭丸に血を吸ってもらうために未だ童貞。蘭丸のことを「モリラン」と呼ぶ。
- 立野春彦
- 李仁の父。こいの湯の3代目。45歳。蘭丸のことを「蘭ちゃん」と呼ぶ。自身が経営する銭湯の裏手にあるアパートに住んでいる。酒好き。元ヤンだったことを匂わせる描写がある。腰痛持ち。たまに蘭丸にため口でキレられる。
- 山場カオル
- 李仁が通う高校の2年生。ギャル軍団G4のリーダー。あだ名は「ヤマンバ」。赤ちゃんなどの可愛いものに目がない。濃いメイクは父親からの暴力で負った傷を隠すためのもの。今まで体目的の男に散々言い寄られてきたこともあり極度の男嫌いだが、純粋な李仁に好意を抱く。蘭丸の魅了が通じない数少ない人物。
用語
- こいの湯……創業60年の銭湯。入浴料金は12歳以上が480円、小学生は180円だったが後に値上げした。未就学児は無料。サウナやマッサージ風呂などはないが日々の蘭丸の清掃や代々大切に使われてきた歴史を持つためとても清潔。居住スペースがあり、蘭丸は三助部屋を借りている。モデルは練馬区の石神井台に鎮座する「たつの湯」。
関連動画
関連リンク
関連項目
脚注
- *童貞と非童貞ではA5ランクの牛と消しゴムほどの差がある。
- *推定年齢。肉体年齢は25歳くらい。
- *体が大きいのとピアスの代わりにプラスネジを耳に付けているため。
- *蘭丸曰く「李仁がシャトーブリアンだとしたらフランケンはTボーンステーキ」。
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